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「2004年カナダロジャースパス」
[8日目]

1月1日(土):カルガリーへ

 7時すぎに起床。カフェに行く。いつもなら6時30分から暖かい食事ができるのだが、今日はまだ暖かい食事ができないと言う。昨日のニューイヤパーティ の影響だろう。果物とサンドイッチで食事を済ます。
 フロントでチェックアウト。全然愛想のなかった支配人さんが、帰る時には愛想よく
 「また来てください」
 と声を掛けてくれた。

 まずはセンターへ行く。非常用に購入していたガス缶、飛行機で持って帰るわけにもいかないのでセンターの方に譲り渡すことにした。今日のセンターの受付 の方はいつもの年配のおじさんではなく、初日に説明してくれた若い方だ。
 「1シーズンに何名の日本人山スキーヤーが来るのですか?」
と質問した。彼は今シーズンはじめてこのセンターに赴任したらしく過去の記録はわからないという。しかしほとんど日本人は来ていないだろうとのこと。
 センター内のミュージアムをもう一度ぐるりと回る。いままで開いていなかったおみやげ屋が開いていた。登山用の本も売られている。山スキー関連の本を何 冊か購入した。

 ロジャースパスとももうお別れだ。カルガリーへ向け車を走らせる。まだ往きの事故のトラウマが残っていて怖い。スピードをあげずに緊張しながらとろとろ と走る。後ろに車がつくと、すぐに譲ってあげてしまう。
 ゴールデンの町で休憩。パイを食べる。おいしい。


パイ


 車を走らせ、次はレイクルイーズの町で休憩。ここはとても有名な観光地だ。カナディアンロッキーの宝石と呼ばれ、バックにロッキー山脈を配したエメラル ドグリーンの湖 「レイクルイーズ」 は、カナダ観光屈指の大人気観光地だ。真冬の今はそれほどでもないがそれなりに観光客が多い。特に中国人の団体さんが多い。
 気温はマイナス20度近いだろう。痛いほどの寒さ。バー兼喫茶店?でコーヒーを飲む。
 次は、キャンモアの町で休憩。適当なレストランはみな閉まっている。しかたがなくハンバーグチェーン店の「デイリークイーン」に入る。店員がみな東洋人 だ。ハンバーガーセットを注文。ハンバーガーはともかく、Mサイズにもかかわらず 500mlはあるだろう大きなカップのコークと、食べきれないほど多くのポテト。ふぅ。


ハンバーグ

 カルガリーへ向けて車を走らせる。往きに比べて、格段に積雪が多い。高速道路は雪で覆われている。慎重に。道路のラインもよくわからず苦労する。高速道 路の分岐もよく分からない。
 カルガ リーに近づき、高速道路を降りて一般道路へ入る。間違えて違うインターで降りてしまったが、まあどうにか行けるだろう。
 うわぁ!! 怖い!!
 一般道路の除雪があまりされていない。そしてその路面がカチンカチンに凍っているのだ。なにせこの街中でマイナス20度の世界なのだ。
 怖 い!怖い! とにかく慎重に運転する。信号機だ。赤だ。ゆっくりブレーキをかけて、、、
 うわぁあ!! す、すべる!! 
 と、とまった。あやうく、前の車 にぶつけるところだった。どうにか停まってくれた。ふぅ。。。心臓ドキドキ。。寿命が数年縮んだ。
 とにかく、ゆっくり、慎重に運転する。地元の人はよく走れるなぁ。タイヤがやはり違うのだろうか。が、よく見るとやはり多くの車がスリップをしている。 停止させるときにスリップしていたり、タイヤを空回りさせスライドしながら交差点を曲がったりしているのだ。怖い怖い!
 そしてとある幹線道路の脇の斜面では、車がスリップして斜面に乗り上げ逆向きに停止していた。中にいる運転手は放心状態だ。怖い怖い。
 そしてとある幹線道路、渋滞の先には、見事に横転してしまっている自動車があった。
 そう、やはり地元の人でもこのカリンカリンの道路では事故を起こしているのだ。もっとも多くの車はまったく気にせずにスピードをあげているようだが。

 カルガリーの空港付近に着いた。まずはガソリンを満タンにしよう。ガススタンドを捜す。しかしなかなか見つからずにあちこちをうろちょろしてしまう。そ のうちにあたりは暗闇になってしまった。どうにか見つけて給油。もちろんセルフだ。そしてホテルへ向かう。
 Sandmanという大きなモーテルを見つけた。今宵はそこに泊まることにする。一応有名なホテルチェーンらしい。ダブルの部屋はないらしい。しかたが なくエクストラベッドの部屋を頼んだ。
 車から荷物を運び出そうとすると、ホテル前にウェディングカーが停まった。中からウェディングドレスを来た方が出てきた。
 おめでとう!
 肩の露出した ウェディングドレス、マイナス20度の中ではとても寒そうだ。そういえば昔カルガリーに来たときも街なかで花嫁さんを見たっけ。
 部屋に入り荷物整理を行なう。そしてシャワー。ホテルにはジムや温水プール、そしてホットタブもある。しかし見に行ってみたらホットタブはとても狭そう で他の人でいっぱい。なのでホットタブはあきらめた。かわりに部屋のバスタブにお湯をはり入る。
 ふぅ〜、気持ちいい。。。

 ホテル内のレストランへ行く。薄暗い店内。人でいっぱいだ。外はマイナス20度。しかしここは暖かい。今日はカナダ最後のディナーだ。ここカナダアル バータ州といえばアルバータ牛。ステーキをオーダーした。焼き方を聞いてきたので
 「ミディアム」
 と答える。すると
 「中に赤みが残るのだがそれでいいの か?」
 とわざわざ聞き返してきた。
 そして添えるポテトや野菜も聞いてくる。適当にオーダーする。
 運ばれてきたステーキ。おいしい。デザートにケーキをたのむ。おいしい。


アルバータ牛ステーキ


ケーキ

 TVの天気予報で、カルガリーの現在の温度がマイナス22度と言っている。予報では夜中にマイナス26度まで下がるらしい。恐るべし!

 明日は帰国だ。
 おやすみなさい。


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