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「今日から目覚める文章術」 高橋三千綱 
(KKロングセラーズ刊)  2005/10/14発売 950円(税込み)


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「文章は自分をよくみせる最も有効で元手のかからない手段だ」

小説を書きたい人はもちろん、ホームページ・ブログ・手紙・文章に悩んでいる人、必読!
”あなたは誰に向かって文章を書いていますか?”
三千綱先生があなたに文章を書く極意を惜しみなく伝えます。


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三千綱先生プロフィール

1948年まれ。
1974年、『退屈しのぎ』で第17回群像新人文学賞受賞。
1978年、『九月の空』で第79回芥川賞受賞。
1983年、『真夜中のボクサー』映画製作。
青春小説、経済小説、恋愛小説、ゴルフ小説、時代小説などのほか、漫画の原作などもてがける。
現在は「週刊パーゴルフ」にて『クラブチャンピォン物語』。「ドックワールド」にて『明日のブルドック』、「ゴルフコミックアスリート」にて『我が魂はフェアウェイの彼方にあり』(漫画家:内山まもる氏)連載中。
『ハローマイラブ』『こんな女と暮してみたい』『挑戦の世代』『あの人が来る夜』『フェアウェイに見る夢』『空の剣』など五十冊以上の著書がある。
11/18には新刊本『霊感淑女』を集英社より刊行予定。
現在、ジャンプ小説賞選考員。


■■目次■■

【前書き】

1章 「何を書く」より「誰に書く」
・テーマにこだわらずに書き出す
 福袋:語るように書く
・誰に対して文章を書くのか
福袋:「じゃないですかー」じゃない!
・文章本に潜む罠  
 福袋:読書と読書量

2章 作家は売文業である
・対象の変換は読み手を惑わす
・売文業者の文章とは
 福袋:主語の省略と転換
・同じ文章を対象者をかえて書くという試み
 福袋:電話でのお礼は相手を侮辱する

3章手紙の大切さと重さ
・お礼の気持は手紙で記す
・三千綱スタイルの手紙
・虚礼を無くしたら無礼だけが残る
 福袋:「取急ぎ」は英訳不可能
・手紙や葉書は武器となる
 福袋 感謝の気持ちが、人を大きく美しくさせる

 

 

 

4章 私の文章修行
・何でも書こうは新人の特権
・衝動と焦燥
 福袋:「本当に」はホント(…)に逆効果になりかねない
・文体は小説の顔だ
・創作の原動力
 福袋: 記者心得
・文体確立のための訓練
 福袋:芝居の極意と文章の極意
・書き続けるということ

5章私の小説作法 「葡萄畑」が構築されるまでの過程
・どのようにして作品は生まれるのか
・「葡萄畑」が構築される過程
・やや気楽なつけたしー芥川賞受賞
 福袋:心を込めて書きなさいの愚

6章短編小説の書き方
 福袋: 作詞は結末から

最終章 「書き出し」いきなり「結末」劇場
 福袋: 誰に対して文章を書こうとしているのか


内容をちょっとだけご紹介!
「今日から目覚める文章術」は、本文の項目の終わりに「福袋」を用意しています。
その項で書かれた内容とは必ずしも連動はしませんが、言葉の即効薬としての役割を持たせています。
本HP上にて福袋の中身を少しだけご紹介します。

福袋 「語るように書く」

 文章と普段口にしている言葉とは密接な関係がある。「人に語るように書くことができたならば、自分は天才といわれたはずだ」といって嘆いた作家もいる。
 では喋ることが苦手な人はどうすればいいのか、という人には、まず話したいことを文章にしてから話しをしてみてはどうでしょうと提案したい。
 そうすれば、自分が苦手としているのは、話をするという行為なのか、それとも人に話をしたいけど話題を提起できないのか、はっきりする。
 ただし、その行為はあまり深刻にやるべきではない。こんな感じでどうだろうか、と胸にあることをあっさりと文にしてみる感じでよろしい。深刻になると、暗く陰々滅々とした地帯に埋まり混んでしまうことになり、自分には語るべき思想もないのか、と落ち込んでしまうことにもなりかねない。
 語るように書く。それは文章術のもう一方の真理なのであるが、あまりに簡単なことなのですぐに忘れられてしまう定めにある。

福袋 「じゃないですかー」じゃない!

 文字にしてしまうと噴飯ものなのが「じゃないですか」という言い回しである。これはテレビ、ラジオだけでなく、世間話のときや技術提携の席でもよく口に出されている。何がおかしいかというと、この言葉をつかう本人が案外得意になっているからである。
 たとえば、よくテレビショッピングに出てくる男はこんな表現をする。
「女性って、男が好きじゃないですか」
「仕入れって大変じゃないですか」
「わたしって、女にもてるじゃないですか」
 最後のフレーズはブラックユーモアだが、私は彼のことを「じゃないですかおじさん」といって、他者に対して無神経な男の典型として、講演会などでは「愛用」している。なぜかというと「じゃないですか」といえば相手はその場では反論してこれなくなるからである。
 一見質問の体をなしているが、これは独断と偏見に満ちた意見を武装するのに都合のいい表現なのである。丁寧語などでは毛頭ない。
 ある女性タレント(らしい)の言葉にも吹き出したことがある。料理の旅番組に出たその女は、スタジオでフィルムを見ながら
「わたしって、グルメじゃないですか」
とのたまった。あんたの名前すら知らないのに、てめぇがグルメかどうかなんて知るわけねーだろ。バカ。
 私のこの言い方がきついと感じる人は、この女がこう言ったとしたら納得することだろう。
「わたしって美人じゃないですか」
「じゃないよ」


読者からのメール 〜メールで頂いた読者からの手紙を一部ご紹介〜
(文章を抜粋させて頂きました)

●「この本は文章術であると共に、小説家の仕事の現場を見せてくれるものだと思いました。僕も小説を書いてみたくなりました」(Aさん)
●「こんなにおもしろく内容の濃い文章術を読んだのは初めてです」(Wさん)
●「文章は心じゃないテクニックだ!という言葉に感銘を受けました」(Kさん)
●「取り急ぎ用件のみにて・・・確かにもらう方は急いでませんよね。便利な形式言葉に頼ってはいけない、考えるということに文章修行があるのだと思いました」(Nさん)
●「こんなに作家の書く課程を見せてもいいのかと、驚きました」(Yさん)
●「この本を買ってよかったです。価値ある本だと思います」(Uさん)


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「日刊現代」紙上で『さすらいのニセギャンブラー』を8年間に
渡って連載していた作家高橋三千綱の競馬予想です。
その他過去には「Gallop」誌上にて『高橋三千綱のターフの風』(対談)、
「日刊スポーツ」紙上にて『哀愁のG1レース』・『我が人生に競馬あり』を
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