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咽頭がん

  Q1:咽頭がんとはどんな病気ですか?
  Q2:上咽頭がんとはどのような病気ですか?
  Q3:中咽頭がんとはどのような病気ですか?
  Q4:下咽頭がんとはどのような病気ですか?

Q1:咽頭がんとはどんな病気ですか?

A1:咽頭がんには、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんの3種類があり、それぞれについて、Q2、Q3、Q4で説明します。咽頭がんの病期の詳細は(こちら)をご覧下さい。

Q2:上咽頭がんとはどのような病気ですか?

A2:上咽頭がんとは、上咽頭部にできた悪性腫瘍で、まれな疾患です。男女比は2:1で男性に多く、40〜70歳代に多くみられます。上咽頭がんは、EBウイルスが関与しているという説もありますが病因は不明です。上咽頭部がんで耳管に腫瘍ができると、耳管閉塞、難聴、耳鳴り、鼻づまり、血性鼻汁などの症状が出ます。腫瘍が脳神経を圧迫すると複視(二重に見えたり)、視力障害、三叉神経の圧迫では顔面の疼痛が起こります。上咽頭がんはリンパ節に転移しやすいのが特徴です。CT検査、MRI検査を中心とした画像診断と鼻から内視鏡で直接観察し、腫瘍の大きさ、固さ、深部への拡がりなどを調べ、生検でがん細胞の有無と種類を調べます。上咽頭がんの治療には、放射線療法が効果的ですが、抗がん剤による化学療法も行われます。

Q3:中咽頭がんとはどのような病気ですか?

A3:中咽頭がんは、比較的まれながんですが、日本では、九州、沖縄などに多く発症し、好発年齢は50〜60歳代の男性です。中咽頭がんの発症には、長期の飲酒歴や喫煙歴が大きな要因と考えられております。症状は、のどの違和感、しみる感じ、のどの痛み、飲み込みにくさがみられ、進行すると激痛、出血、開口障害、嚥下障害、呼吸困難などが出現します。中咽頭がんも頸部のリンパ節に転移しやすいので注意が必要です。内視鏡を鼻から挿入して観察し、腫瘍の大きさ、固さ、深部への拡がりなどを調べ、生検でがん細胞の有無と種類を調べます。MRI検査、CT検査、X線透視検査、超音波検査などの画像検査も併用とします。I期、II期の場合は、放射線療法か、あるいは化学療法、併用療法を行います。III期やIV期のような進行がんでは、手術を行います。

Q4:下咽頭がんとはどのような病気ですか?

A4:下咽頭がんは50歳以降に好発し、飲酒・喫煙が習慣の男性に多くみられます。症状は、嚥下時のひっかかる感じ、焼けつくような痛みがみられたり、中耳炎様の症状がでることもあります。しわがれ声が続き、徐々に進行します。下咽頭がんも頸部リンパ節に転移しやすいので注意が必要です。喉頭鏡や内視鏡で観察し、生検を行って病理検査で腫瘍の有無、種類を調べます。レントゲン検査、MRI検査、CT検査で腫瘍の大きさや場所、転移の有無を調べます。I期やII期では、放射線療法また化学療法と両方を同時に行う併用療法があります。III期以降では、手術が中心になりますが、手術では、喉頭の全摘出が行われます。