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卵巣がん

  Q1:卵巣がんとはどのような病気ですか?
  Q2:卵巣がんは統計学的にどのような特徴がありますか?
  Q3:卵巣がんの症状はどのようなものですか?
  Q4:診断はどのように行いますか?
  Q5:治療はどのように行いますか?
  Q6:卵巣がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

Q1:卵巣がんとはどのような病気ですか?

A1:卵巣は子宮の両わきに各ひとつずつある親指大の楕円形の臓器で、そのいずれかの卵巣にがんができた場合をいいます。卵巣にできる腫瘍の80%は良性です。卵巣がんは卵巣の表層細胞から発生する悪性腫瘍で、卵巣がんの90%を占めています。

Q2:卵巣がんは統計学的にどのような特徴がありますか?

A2:卵巣がんはわが国では毎年増加しつつあり、1999年度中に4,076人(人口10万人に対し6.4人)の女性が卵巣がんで亡くなっています。日本人が卵巣がんにかかるリスクは、欧米人に比べると半分以下ですが、この差は縮まりつつあります。

Q3:卵巣がんの症状はどのようなものですか?

A3:初期は症状はありません。卵巣がんには、1)転移しにくいがん 2)転移しやすいがんがあります。転移しにくいがんでは腫瘍が大きくなると下腹部に腫瘤が触れたり、圧迫感、膀胱の圧迫により尿が近くなります。転移しやすいがんの場合は、腹腔内に転移してしまうため、腹水がたまり、ウエストが太くなったり、腹部が張った感じがすることもあります。進行すると、腰痛、頻尿、排尿障害、便秘、不正出血などがでてきます。

Q4:診断はどのように行いますか?

A4:婦人科の診察で、腫瘍がある程度大きくなるとわかります。診察で腫瘍が疑われる場合は、超音波、X線によるCT、MRIなどの画像によって診断できます。内診と超音波で異常が見つかれば、腫瘍が良性か悪性かを調べます。腫瘍マーカー(血液検査)で調べてもはっきりしない場合は、開腹して腫瘍の細胞の一部を採り出して、検査する場合もあります。最終診断は、病理検査です。良性腫瘍か悪性腫瘍か、がんの組織型も診断することができます。卵巣がんに特異性の高い腫瘍マーカーである血液中のCA125を測定すると進行した卵巣がんの診断が可能ですが、CA125は卵巣がんの早期発見にはあまり役立ちません。

Q5:治療はどのように行いますか?

A5:治療方法には外科療法、放射線療法、化学療法があります。

Q6:卵巣がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

A6:ステージ分類による5年生存率は、I期 90%、II期 70%、III期 25%、IV期 10%です。(卵巣がんの病期分類の詳細はこちら