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メラノーマ


  Q1:メラノーマはどのような病気ですか?
  Q2:メラノーマとほくろはどのように違いますか?
  Q3:メラノーマの発生数は?死亡数は?
  Q4:メラノーマの種類にはどのようなものがありますか?
  Q5:メラノーマの診断はどのようにしますか?
  Q6:メラノーマの治療法はどうなっていますか?
  Q7:メラノーマを予防するための注意事項は何でしょうか?

Q1:メラノーマはどのような病気ですか?

A1:メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれる黒色をした皮膚がんです。メラノーマは最も悪性な皮膚がんで、転移をおこし死亡率も高いです。皮膚に黒褐色のメラニン色素を産生する細胞があり、この色素細胞(メラノサイト)ががん化したものです。皮膚のメラノーマは、ほくろのがんと言えます。

Q2:メラノーマとほくろはどのように違いますか?

A2:ほくろと違って形が非対照で、底辺がギザギザで色が黒く色むらがあり、どんどん大きく成長します。直径も7mm以上あれば要注意ですので、皮膚科の専門医を受診しましょう。

Q3:メラノーマの発生数は?死亡数は?

A3:わが国のメラノーマの発生数は人口10万人あたり1.5〜2人くらいと言われておりますので、年間1,500〜2,000人くらい発生しています。白色人種の多い欧米では、人口10万人あたり10数人以上、オーストラリアは20数人以上の発生と世界一です。日本でも外国でもメラノーマの発生は年々増加傾向が認められています。日本におけるメラノーマの1年間の死亡者数は約450人です。メラノーマは40歳以上になると発生が多くなり、60〜70歳台が最も多くなっています。男女差はありません。

Q4:メラノーマの種類にはどのようなものがありますか?

A4:末端黒子型黒色腫、結節型黒色腫、表在拡大型黒色腫、悪性黒子型黒色腫という4つの病気のタイプに分けることができます。日本人において発生の多いタイプは、末端黒子型黒色腫、結節型黒色腫です。欧米人では表在拡大型黒色腫や悪性黒子型黒色腫が多くみられます。

Q5:メラノーマの診断はどのようにしますか?

A5:メラノーマを切除して、生検組織を病理学的に診断すると正確に診断できます。しかし、メラノーマの周囲組織を切り取ると、がん細胞が刺激され転移をおこすことが考えられるため、生検をせずに視診と触診で診断する医師が多いようです。(メラノーマの診断基準はこちら)(メラノーマの病期分類はこちら

Q6:メラノーマの治療法はどうなっていますか?

A6:メラノーマの治療は、メラノーマの部位を手術により円形(直径1〜3cm)切除を行います。この他、化学療法(抗がん剤)、免疫療法(患者さん自身のがんに対する免疫力を増強して治療)するなどがあります。転移を疑う場合は、センチネルリンパ節の切除を行います。

Q7:メラノーマを予防するための注意事項は何でしょうか?

A7:皮膚に紫外線を浴びないようにしましょう。欧米ではメラノーマの主な発生原因も紫外線と考えられています。日本では、発生原因はほくろの場所を機械的刺激による場合も多く、その他、紫外線と考えられる場合も多くなっています。メラノーマをはじめ、その他の皮膚がんの発生数も年々増加傾向にあり、これは今まで紫外線防御をしてこなかったことが増加の一因であると考えられます。海水浴やスポーツ、仕事などで長時間、過度の紫外線を受ける場合は、皮膚を紫外線から防御することが非常に大切です。日焼け止めクリームの使用、帽子や日傘を使用、長袖で手を覆う、など紫外線に注意しましょう。