Topページへ 画像検査
Q1:画像検査にはどのようなものがありますか?
Q2:PET検査とはどのような検査ですか?
Q3:PET装置の特徴は何ですか?
Q4:PET検査はどのような特徴がありますか?
Q5:PET検査で全てのがんが診断できるのですか?
Q6:MRI検査はどのようなものですか?
Q7:MRI検査の利点は何ですか?
Q8:MRI検査ではどのような病気が診断できますか?
Q9:MRI検査を受けるうえでどのような注意をすればよいですか?
Q10:CT検査はどのようなものですか?
Q11:CT検査を受けるうえでどのような注意をすればよいですか?
Q12:ヘリカルCT検査とはどのようなものですか?
Q13:ヘリカルCT検査はどのような病気の発見に使いますか?
Q14:超音波検査とはどのようなものですか?
Q15:超音波検査の特徴は何ですか?
Q16:X線検査の特徴は何ですか?
Q17:乳房X線検査はどのようなものですか?
Q1:画像検査にはどのようなものがありますか?
A1:画像検査には、1)PET検査(陽電子放射断層撮影法、Positron Emission Tomography)、2)MRI(磁気共鳴画像診断法、Magnetic Resonance Image)、3)CT検査(Computed Tomography)、4)超音波検査(Ultrasonography)、5)X線検査(Radiography)などがあります。
Q2:PET検査とはどのような検査ですか?
A2:PET検査(陽電子放射断層撮影法、Positron Emission Tomography)は、がん細胞はブドウ糖が大量に必要になることを利用した検査です。PET検査では、ブドウ糖に放射化したフッ素(F-18)をつけたFDGという薬を静脈注射します。FDGはブドウ糖と同じように、エネルギー消費が多いがん組織に集まりますので、それを画像化することで、がんを発見できます。PET検査は健常人のがん検診、がん患者の転移の発見や、治療計画をたてるのに有効です。ただし、PET装置の購入と設置費用で1台10億円と高価なのが難点です。
Q3:PET装置の特徴は何ですか?
A3:一般に、PET装置とCT装置が一緒になったハイブリット型のPET & CT検査機器が使用されます。PET & CT機器だと2つの検査が1度で済むほか、がんを鑑別する能力が高いと言われています。日本でもPET & CTを用いる施設が多いようです。正診率は90%位と言われております。CT装置を一緒に利用するのでX線被曝を受けます。
Q4:PET検査はどのような特徴がありますか?
A4:PET検査は細胞の働き具合を見て診断するので、従来のX線検査・CT検査・MR検査などの組織形での診断とは、原理が根本的に違います。PET検査を行うと、がんの存在の有無、病巣の大きさを一度の検査で全身を調べることができますので、がんの早期発見、術前・術後の転移の有無、抗がん剤による化学療法や放射線治療の治療効果判定などに役立ちます。心臓を検査することにより心筋の血流状態の把握と脳検査では脳の代謝や脳血流の検査をすることにより、脳腫瘍、脳血管障害、痴呆、脳動脈瘤などの診断もできます。苦痛や不快感もなく、着たままで検査できます。PET検査は2時間かかります。
Q5:PET検査で全てのがんが診断できるのですか?
A5:ほとんどの癌の診断に有用ですが、肺癌、大腸癌、食道癌、甲状腺癌、乳癌、悪性リンパ腫、骨腫瘍、悪性黒色腫などの診断に役立ちます。しかしPET検査のみで全てのがんに役立つわけではありません。肝臓癌・胃癌・前立腺癌・腎臓癌・膀胱癌などは他の検査(CT検査、MRI検査、超音波検査、内視鏡検査など)を組み合わせた方がすぐれております。
Q6:MRI検査はどのようなものですか?
A6:MRI検査(磁気共鳴画像診断法、Magnetic Resonance Image)は、強い磁界にさらされた原子核が特定の周波数の電波に共鳴して、発生する核磁気共鳴現象を利用した画像診断法です。1980年代に臨床に用いられるようになりました。検査の時間は30〜60分かかります。画像は輪切り・横向き・正面向きなど様々な画像が得られます。MRI用造影剤はガドリニウムDTPAが多く用いられています。MRIを用いた血管撮影をMRA(Magnetic Resonance Angiography)と呼びます。
Q7:MRI検査の利点は何ですか?
A7:MRI検査の利点は、非侵襲的で、X線被曝がないこと、任意の断面が得られること、コントラスト分解能が優れていること、骨による画像への影響がないことなどです。
Q8:MRI検査ではどのような病気が診断できますか?
A8:MRI検査診断できる疾患は、腰椎椎間板ヘルニア、頚髄脊柱管狭窄症、心疾患・未破裂動脈瘤・動脈血栓症、心筋梗塞、心肥大、大動脈弁閉鎖不全、脳梗塞・脳出血・脳動脈瘤、超急性期脳梗塞、脳動脈瘤、脳梗塞、脳出血、右中大脳動脈瘤、半月板・靱帯・腱の損傷・断裂・変性等、内側側副靱帯損傷、半月板損傷、後縦靱帯骨化症、頚部や腰部の脊髄神経、頭部の視神経・聴神経・顔面神経、血管(MRA)、膵胆管系(MRCP)、脊髄腔(MRM)、腎・尿管(MRU)等の管、脳血管、右内頸動脈閉塞、移植腎、総胆管結石、膵のう胞、脊髄ろうなどと幅広い疾患が対象です。
Q9:MRI検査を受けるうえでどのような注意をすればよいですか?
A9:金属は強力な磁力で引き出されますので、イヤリング・ネックレス・ベルトのバックル・入れ歯などはずしてMRI検査を受けてください。ペースメーカーやステントが入っている人は検査をしないで下さい。妊娠中の人、妊娠の可能性の人は、主治医と相談して受けるかどうかを決めて下さい。ヨードにアレルギーのある人は、ヨード造影剤は使用ではません。
Q10:CT検査はどのようなものですか?
A10:CT検査(コンピュータ断層撮影 Computed Tomography)は、対象物を輪切りにして、その切断面を見ております。その切り出す厚さは1mm〜10mmまでX線の線束の幅を変えることにより任意に選ぶことができます。CT画像では、骨の部分などのX線の吸収が大きい部位は白く見え、空気などの吸収が少ない部分は黒く見えます。中間の吸収を示す部分水や筋肉などは、灰色に見えます。ヨード造影剤を併用することにより血管の走行がわかります。検査の所要時間は、頭部で10分〜20分、腹部で15分〜30分です。
Q11:CT検査を受けるうえでどのような注意をすればよいですか?
A11:妊娠中の人妊娠の可能性の人は、原則としてCT検査を行いません。ヨードにアレルギーのある人は、ヨード造影剤は使用できません。金属類(イヤリング・ネックレス・ベルトのバックル・入れ歯など)は、フィルムに写るのではずしてからCT検査を受けてください。
Q12:ヘリカルCT検査とはどのようなものですか?
A12:高性能CTのことで、X線がらせん状に連続して検索して得られた情報をからだの断面図や立体図にして見ることができます。今までのCTでは発見が難しかった小さながんの発見、動脈瘤、骨折の診断も可能になりました。ヘリカルCTで、肺がんを早期発見された患者の71%が5年生存(従来の肺がん健診で肺がんが発見された患者の30〜40%が5年生存)と良い成績が報告されています。検査時間は1〜3分です。
Q13:ヘリカルCT検査はどのような病気の発見に使いますか?
A13:ヘリカルCT検査は、頭部の疾患(脳出血、脳腫瘍、脳梗塞、頭痛・めまい等の精密検査、痴呆症)、胸部の疾患(肺がん、肺炎)、腹部の疾患(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓の腫瘍)、骨盤内の疾患(膀胱、前立腺のがん)、脊髄・骨格の疾患などの早期発見と経過観察に適しております。
Q14:超音波検査とはどのようなものですか?
A14:超音波を体内に照射し、反射波を体表面でとらえ、体内の様子を画像化するのが超音波検査(Ultrasonography)です。臓器の形態や腫瘍、血流などを画像化できます。心臓、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓などが撮影可能です。検査法としては、人体を輪切りにした断面として表わす超音波断層法、血流の方向・速度を画像にする超音波ドップラ法などがあります。体表面から行う超音波検査以外に、心臓や肺静脈などの精査では食道の中に探触子を挿入する経食道超音波検査なども用いられます。
Q15:超音波検査の特徴は何ですか?
A15:最大の利点は、超音波が人体に全く無害で副作用のないことです。腹部超音波検査では肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、甲状腺、腺房、前立腺の病気、大動脈瘤などがわかります。心臓超音波検査では、心臓弁膜症、心筋症、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、心膜炎などが診断できます。胎児診断にもよく使われており、胎児の成長、胎児の性別、奇形や先天異常、出産前の性別判定も出来ます。
Q16:X線検査の特徴は何ですか?
A16:X線検査(Radiography)は、X線が人体を透過する性質を利用して人体の内部構造をフィルムに写すことによって種々の診断を行うことができます。単純X線撮影、X線造影撮影、断層撮影などがあり、全身の臓器の病変をみつけることができます。コンピュータを用いた断層撮影をCT検査と呼んでおります。
Q17:乳房X線検査はどのようなものですか?
A17:乳房X線検査(Mammography)はX線の吸収差の少ない脂肪組織が対象なので、専用の装置で圧迫して乳房を薄くしてから撮影しないと良質な写真がとれません。乳癌の発見に有効な検査としてわが国でも広まりつつあります。