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突然の急病時の対処法

1.家族や友人が突然急病で倒れた時には、すぐに電話で、消防署 (119番) に救急車の出動を要請しましょう。

2.救急隊と相談して、かかりつけの病院(病院の住所と電話番号、担当の医師の名前を書き出しいつでも持参できるようにメモの準備 (参考資料) をしておきましょう)に行ってもらうようお願いしましょう。極めて重症な場合には、第三次救急病院につれて行ってもらいましょう。

3.一般人も心肺停止(CPA:cardiopulmonary arrest)の患者さんに対し一次救命措置 (BLS:Basic Life Support)と自動体外式除細動器 (AED:Automated External Defibrillator)の操作が習得できる講習会(各自治体で実施され3時間位かかります)に出席し技術を身につけましょう。この救命法を習得しますと、急病患者に対し、1)気道確保、2)人工呼吸、3)心臓マッサージ、4)自動体外式除細動器(AED) の操作ができ、いざという時に役に立ちます。心肺停止の場合は、心臓マッサージ15回、人工呼吸2回、これを4サイクル実施します。心臓が突然止まっても、4分以内に心臓マッサージや人工呼吸を始める処置を行えば、50%は救命できます。救急車が到着するまでの間に救急処置が行えるよう、この資格を取っておきましょう。これで救命可能な病態としては、心室細動、脈なし心室頻拍、無脈性電気活動、心静止などです。

4.突然の急病になる場合には、1)今までかかっている病気が悪化した場合 2)全く新しい病気になった場合が考えられます。成人と小児に分けて病気の名前を書き出します。

成人では:
1)心臓の病気:急性心筋梗塞、大動脈瘤破裂、心室細動、脈なし心室頻拍、無脈性電気活動、心静止
2)脳の病気:脳梗塞、脳出血、脳外傷、くも膜下出血、脳動脈瘤破裂、脳硬膜外血腫、てんかん発作
3)肺の病気:急性肺炎、気管支喘息、急性肺動脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
4)腹部の病気(急性腹症):急性胃炎、胃アニサキス症、胃・十二指腸潰瘍穿孔、腸閉塞、腸捻転、急性虫垂炎(いわゆる盲腸炎)、急性腹膜炎、急性膵炎、胆石症、腎・尿管結石、食道静脈瘤破裂(口から大出血)
5)女性器の病気:子宮外妊娠、卵巣嚢腫破裂、卵巣嚢腫茎捻転
6)代謝異常を起こす病気:糖尿病性昏睡、肝性昏睡、腎性昏睡、薬物中毒
7)事故による病気:交通事故、各種骨折、自殺、火傷(やけど)、浴槽での転倒・おぼれ(老人)などがあります。

小児では:
髄膜炎、気管支喘息、けいれん、火傷(やけど)、熱中症、低体温症、鼻血、事故(交通事故、転倒骨折、おぼれ)、自殺、誤飲(たばこ、くすり、電池、あめ、ピーナッツなど)、下痢、食中毒、乳幼児突然死症候群などがあります。

5.救急隊が病院に患者さんを運搬する時に情報が必要になります。そのため患者さんが現在までにかかった病気、手術などの日時と現在治療に使っている薬剤名を書き出しておき、いざとなったら家族や友人が持参しましょう (参考資料) 。健康診断のデータ(あれば持参)や健康保険症も忘れずに持参しましょう。

6.突然に急病から入院までの流れ


7.現在、一次(初期)救急医療体制(簡単な治療を行う医療施設)として休日夜間急患センターが504箇所あります。 第二次救急医療体制(やや高度な治療を行う医療施設)として410箇所があります。 第三次救急医療体制(高度な治療を行う医療施設)としては、2009年4月1日現在、全国救命救急センターが196箇所(一覧の詳細はこちら)あります。 このうち21箇所では高度救命救急センターとして広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒等の特殊疾病傷病者に対応できるようです。 この他、地域救命救急センターが1施設、ドクターヘリ運用施設が15施設あります。
 自宅の近くにあり、利用できる救急病院(県、市に聞いて)を確認しておきましょう。