Topページへ
 
アルツハイマー病

  Q1: アルツハイマー病はいつ頃発見されたのですか?
  Q2: アルツハイマー病の特徴はどのようなものですか?
  Q3: アルツハイマー病患者の脳にどのような変化がみられますか?
  Q4: アルツハイマー病の原因はわかっているのでしょうか?
  Q5: 老人性痴呆にはどのようなものがありますか?
  Q6: アルツハイマー病の初期症状にはどのようなものがありますか?
  Q7: アルツハイマー病の病状を第一期、第二期、第三期に分けて教えて下さい?
  Q8: アルツハイマー病の患者では日常生活上どのようなことができなくなるのですか?
  Q9: アルツハイマー病の診断にはどのような検査をしますか?
  Q10: アルツハイマー病の治療法はどのように行いますか?
  Q11: アルツハイマー病の予防や改善のための良い方法はありませんか?

Q1:アルツハイマー病はいつ頃発見されたのですか?

A1:ドイツの病理学者であったアルツハイマー(Aloi Alzheimer)が、1905年に最初に進行性の記憶障害を伴う痴呆患者を報告したので、アルツハイマー病と名付けられました。

Q2:アルツハイマー病の特徴はどのようなものですか?

A2:45〜65歳に発病する大脳の萎縮性疾患で、痴呆に伴う失語、失行、失認がみられます。ダウン症候群の人はアルツハイマー病になりやすいといわれております。

Q3:アルツハイマー病患者の脳にどのような変化がみられますか?

A3:アルツハイマー病の患者脳には神経細胞脱落による萎縮がおこっています。さらに大脳皮質の広範な萎縮と老人斑と呼ばれるβ-アミロイドが沈着し、知的機能や生理的機能が著しく低下し6〜10年後に死亡します。

Q4: アルツハイマー病の原因はわかっているのでしょうか?

A4:原因不明ですが、次のような解明への手がかりがわかっております。アルツハイマー病の患者では、血液中の神経伝達物質であるアセチルコリンの量が低下していることがわかっております。また、脳に老人斑というアミロイドの沈着や、糸くずのような神経原線維が出現します。

Q5:老人性痴呆にはどのようなものがありますか?

A5:老人性痴呆は65歳以上の高齢者では4〜6%を占め、75歳以上の高齢者では15〜25%にみられます。その老人性痴呆を分類しますとアルツハイマー型痴呆43.1%、脳血管性痴呆30.1%、その他の痴呆26.8%となっております。

Q6:アルツハイマー病の初期症状にはどのようなものがありますか?

A6:軽度の人格変化(例: 頑固、自己中心的、人柄に繊細さがなくなった)、不安・抑うつ、睡眠障害、不穏、幻視妄想などを認めます。

Q7:アルツハイマー病の病状を第一期、第二期、第三期に分けて教えて下さい?

A7:アルツハイマー病は第一期、第二期、第三期へと進行します。第一期は健忘期とも呼ばれ、健忘症状、見当識障害、徘徊などがあらわれます。第二期は混乱期とも呼ばれ、高度の知的障害、失語、失行、失認、幻覚、妄想などがあらわれます。第三期は臥床期とも呼ばれ、寝たきりとなり、失禁、拒食・過食、けいれんなどで言葉も失われます。

Q8:アルツハイマー病の患者では日常生活上どのようなことができなくなるのですか?

A8:車を運転する、電話をかける、家計簿をつける、食事を作るなどの仕事ができなくなります。さらに、食事、歩行、入浴、トイレの使用、服を着るなどといった日常行動ができなくなります。

Q9:アルツハイマー病の診断にはどのような検査をしますか?

A9:アルツハイマー病の診断は臨床症状と問診が中心になりますが、脳波やCTスキャンで大脳萎縮を確認します。(アルツハイマー病の診断基準はこちら

Q10:アルツハイマー病の治療法はどのように行いますか?

A10:アセチルコリンエステラーゼ阻害薬である「アリセプト」が軽度〜中等度の患者さんに保険で使用されております。

Q11:アルツハイマー病の予防や改善のための良い方法はありませんか?

A11:マグロ、ブリ、サバ、サンマ、ウナギに多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)、マイワシ、マグロ、サバ、ブリ、ハマチ、サケ、アジなどに多く含まれているエイコサペンタエン酸(EPA)などの不飽和脂肪酸を多く含む魚や野菜をたくさんとるようにすると、アルツハイマー病の症状が改善されるそうです。また、ビタミンB、C、Eの摂取も効果があるようです。
 米国のコロンビア大学の研究者の報告によると高カロリー食を摂取している郡では、質素な食事郡より2.3倍も発症していました。