Topページへ ストレス
Q1:ストレスとはどのようにして起るものですか?
Q2:ストレスと症状とはどのようなものですか?
Q3:ストレスが長期間加わるとどのような症状になりますか?
Q4:ストレスは身体のどこに影響しますか?
Q5:ストレスによってひき起される疾患にはどのようなものがありますか?
Q6:会社ストレス症候群にはどのようなものがありますか?
Q7:ストレスに打ち勝つには、どうすればよいですか?
Q1:ストレスとはどのようにして起るものですか?
A1:外からの刺激に反応する心身の歪みをストレスといいます。人に害を与えるものをストレッサーまたはストレスと呼びます。ストレスにより起る体の変化をストレインと呼びます。ストレスには直接的に影響を与えるストレスと、間接的に影響を与えるストレスがあります。直接的に影響を与えるストレスには次のような4種類があります。 すなわち、1)物理的ストレスとして、異物、外傷、手術、出血、寒冷、高熱、放射線、2)化学的ストレスとして、飢餓、酸素欠乏、薬物、3)生物学的ストレスとして、微生物、感染、4)心理的ストレスとして、怒、不安、焦燥、緊張、激しい労働、神経刺激、情緒の変動などです。
Q2:ストレスと症状とはどのようなものですか?
A2:ストレスには有益なストレスと有害なストレスの2種類があります。医療で問題としているのは、有害なストレスで、怒り、不安、罪悪感、悲しみ、嫉妬、恐怖などを起す情動であります。 日常生活では家庭のストレス、学校のストレス、会社(職場)でのストレス、地域のストレスなどがあります。これらが複合して有害なストレス反応を起し、病気をおこすことになります。小児期のストレスは家庭でのストレスが主となりますが、中高年期では家庭でのストレスの他に会社(職場)のストレスも増えてきます。
Q3:ストレスが長期間加わるとどのような症状になりますか?
A3:ストレスが長期間加わっておこる身体変化(ストレイン)は、次の3期に分類されます。1)ショック期:身体の障害、体温低下、血圧上昇・下降、神経活動の抑制、筋緊張の低下、毛細血管浸透性の減少、短気、記憶力低下、不眠、疲労、だるさなどが出現します。2)抵抗期:血圧の変調、疲労、興奮、脱力感が見られます。副腎皮質の肥大、胸腺萎縮、副腎皮質ホルモン、下垂体性ACTHの分泌が増加します。3)疲弊期:胃粘膜に潰瘍ができ出血したり、血管がパンク寸前になります。疲弊期に重大なストレスが長期間に亘ると人の抵抗力や免疫力が減少し、死亡することもあります。
Q4:ストレスは身体のどこに影響しますか?
A4:脳下垂体、副腎ホルモン、自律神経、体温、血圧、血糖、血球の変化、神経系の活動、筋緊張、胃・十二指腸の粘膜の変化などを起します。
Q5:ストレスによってひき起される疾患にはどのようなものがありますか?
A5:日本心身医学会医療対策委員会の分類(一部改変)によれば、1)内科の循環器系では高血圧症、低血圧症、神経性狭心症、不整脈(一部)、心臓神経症、2)呼吸器系では気管支喘息、過呼吸症候群、神経性咳、3)消化系では消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群、神経性胃炎、神経性下痢、神経性食欲不振症、神経性嘔吐症、空気嚥下、便秘、下痢、4)内分泌系では肥満症、糖尿病、心因性多飲症、甲状腺機能亢進症、5)神経系では偏頭痛、筋緊張性頭痛、心身症、ノイローゼ、うつ病、自立性失調症など、6)皮膚系では神経性皮膚炎、皮膚掻痒症、変形脱毛症、多汗症、慢性じんま疹、疣贅、7)耳鼻咽喉科系ではメニエル症候群、咽喉頭部異物感症、難聴、耳鳴り、乗り物酔い、枯声、失声、吃音、8)眼科系では緑内障、眼精疲労、眼腱痙攣、眼ヒステリーなど、9)産婦人科系では月経困難症、無月経、月経異常、機能性子宮出血、更年期障害、不感症、不妊症など、10)口腔科系では突発性舌痛症、口内炎、口臭症、唾液分泌異常、口筋チック、義歯神経症など、ストレスによってひき起こされる疾患は多数あります。
Q6:会社ストレス症候群にはどのようなものがありますか?
A6:会社で働いている間に受けるストレスを、「会社ストレス症候群」と呼んでおります。会社ストレス症候群は下記のように多数あります。意味がわかるような名前がつけられておりますので、大部分は理解できると思います。テクノストレス症候群、ノルマストレス症候群、サンドイッチ症候群、シフトワーク症候群、派遣社員症候群、転勤症候群、挫折症候群、いじめ症候群、上司原病、部下原病、人事異動症候群、派閥病、過労症候群、処遇病、退職症候群、窓際病、働き中毒症、OA症候群、カルチャーショック症候群、キャリアウーマン症候群、オートメーション症候群、タイムリミット症候群、マネージャー病、出世競争症候群、出社拒否症、昇進症候群、出向症候群など多数あります。
Q7:ストレスに打ち勝つには、どうすればよいですか?
A7:自分バイオリズムを正確に知る、早寝早起き、自分のライフス夕イルを作る、夫婦や子供と会話する、トイレは規則正しく、一喜一憂しない、気分転換を図るなどしてストレスを溜め込まないことです。