Topページへ 概日リズム睡眠障害
Q1:概日リズム睡眠障害とはどのような病態ですか?
Q2:概日リズム睡眠障害にはどのような種類がありますか?
Q3:時差(ジェットラグ)症候群とはどのような病態ですか?
Q4:交替勤務睡眠障害とはどのような病態ですか?
Q5:不規則睡眠覚醒パターンとはどのような病態ですか?
Q6:睡眠相遅延症候群とはどのような病態ですか?
Q7:睡眠相前進症候群とはどのような病態ですか?
Q8:非24時間睡眠覚醒症候群とはどのような病態ですか?
Q9:概日リズム睡眠障害の患者さんの治療はどのように行いますか?
Q1:概日リズム睡眠障害とはどのような病態ですか?
A1:人間には体内時計があり、約1日周期のリズム(概日リズム)を保っております。現代社会では、昼間の時間帯に眠らざるを得ない人々が増え、約1日周期の身体リズムが変調し、体内時計が外界の明暗周期とずれてしまう人がおります。不適切な時期に睡眠をとろうとするために睡眠が分断化されたり、不規則化したりして、心身の不調和を起こすなどを概日リズム睡眠障害と呼びます。
Q2:概日リズム睡眠障害にはどのような種類がありますか?
A2:概日リズム睡眠障害には、1)時差(ジェットラグ)症候群 2)交替勤務睡眠障害 3)不規則睡眠覚醒パターン 4)睡眠相遅延症候群 5)睡眠相前進症候群 6)非24時間睡眠覚醒症候群 7)特定不能な概日リズム睡眠障害などがあります。
Q3:時差(ジェットラグ)症候群とはどのような病態ですか?
A3:時差のある地域を飛行機で移動した後に、1〜2日以内に現れるいわゆる時差ボケです。食欲不振、全身倦怠感、夜間の中途覚醒頻度の増加、日中にぼんやりして夜中に目が覚め、眠れないなどの症状がみられます。
Q4:交替勤務睡眠障害とはどのような病態ですか?
A4:交替勤務によって夜間働き、昼間に眠ることをしいられる場合には、睡眠の分断化や不規則化を起こし、不眠や過度の眠気を訴えることになります。
Q5:不規則睡眠覚醒パターンとはどのような病態ですか?
A5:24時間以内に3回以上の睡眠が見られる不規則な睡眠と覚醒が起こった状態で、通常、1か月間は続きます。
Q6:睡眠相遅延症候群とはどのような病態ですか?
A6:夜間に睡眠がとれず、朝方(午前3時〜6時)に眠り、朝目が覚めず昼過ぎ頃(午後12時〜2時)まで寝ている場合をいい、睡眠覚醒リズムの位相が後退した状態で1か月以上続いた場合を言います。
Q7:睡眠相前進症候群とはどのような病態ですか?
A7:夜まで起きていることができず、就眠時刻が早くなり、夕方に眠ってしまう場合を言います。その結果、真夜中から早朝に目覚めてしまいます。睡眠覚醒リズムの位相が前進している場合で3か月以上続きます。
Q8:非24時間睡眠覚醒症候群とはどのような病態ですか?
A8:睡眠・覚醒リズムが25時間前後になるため社会生活への対応ができなくなります。盲人や統合失調症の患者にみられることがあります。
Q9:概日リズム睡眠障害の患者さんの治療はどのように行いますか?
A9:通常、超短時間作用型の催眠導入剤を投与します。メラトニン製剤やビタミンB12の投与も有効です。2,500ルックス以上の高照度光照射療法を朝2時間実施する方法もあります。屋外を散歩して日光浴をすることも重要です。