Topページへ 特発性血小板減少性紫斑病
Q1:特発性血小板減少性紫斑病とは、どんな病気ですか?
Q2:特発性血小板減少性紫斑病の症状は、どのようなものがありますか?
Q3:特発性血小板減少性紫斑病の発生頻度は、どのくらいですか?
Q4:特発性血小板減少性紫斑病の検査は、どのように行いますか?
Q5:特発性血小板減少性紫斑病の診断は、どのようにしますか?
Q6:特発性血小板減少性紫斑病の治療は、どのように行いますか?
Q7:この病気はどういう経過をたどるのですか?
Q1:特発性血小板減少性紫斑病とは、どんな病気ですか?
A1:特発性血小板減少性紫斑病とは、血小板に対する「自己抗体」ができ、脾臓で血小板が破壊されるために、血小板減少をきたす自己免疫性疾患で、体内で出血をひき起こす病気です。「急性型」と「慢性型」があります。
Q2:特発性血小板減少性紫斑病の症状は、どのようなものがありますか?
A2:血小板数が減少(2〜5万/μL)すると、出血し易くなるため、皮膚の出血(点状出血または紫斑)、歯肉出血、鼻出血、血便、血尿、月経過多、脳出血などがみられます。急性型は小児に多く、急激に発症し数週から数か月の経過をとるようです。慢性型は成人に多く、徐々に発症し、発病から6か月以上から数年の経過をとり、20〜40歳の成人女性に多いようです。
Q3:特発性血小板減少性紫斑病の発生頻度は、どのくらいですか?
A3:毎年約200名前後の発症が報告されており、人口100万人当たり11.6人の発症と推定されます。小児では男女比は同数、成人では男女比1:3と、女性に多くみられます。
Q4:特発性血小板減少性紫斑病の検査は、どのように行いますか?
A4:骨髄穿刺を用いますと赤血球、白血球系に異常を認めません。血小板数は5万/μL以下に減少します。血小板抗体は20〜40%に陽性となります。
Q5:特発性血小板減少性紫斑病の診断は、どのようにしますか?
A5:血小板減少を起こす他の疾患を除外して診断します。(特発性血小板減少性紫斑病の診断基準はこちら)
Q6:特発性血小板減少性紫斑病の治療は、どのように行いますか?
A6:第一に副腎皮質ステロイドが使われ、血小板数や症状をみながら徐々に減量していきます。副腎皮質ステロイドが無効な場合は、手術で脾臓を摘出することもあります。免疫抑制剤であるアザチオプリンやシクロホスファミドなどを用いることがあります。
Q7:この病気はどういう経過をたどるのですか?
A7:小児に多くみられる急性型の大部分は治癒し、慢性型に移行するものは10%程度です。慢性型では副腎皮質ステロイドや脾臓摘出で治癒しますが、25%は血小板数が減少し、治療を続けなければなりません。