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偽膜性大腸炎

  Q1:偽膜性大腸炎とはどのような病気ですか?
  Q2:偽膜性大腸炎ではどのような症状がでますか?
  Q3:偽膜性大腸炎をおこす可能性のある薬剤は何でしょうか?
  Q4:偽膜性大腸炎の治療法はどうなっていますか?

Q1:偽膜性大腸炎とはどのような病気ですか?

A1:抗菌剤を長期間投与すると大腸粘膜に菌交代現象がおこり、大腸にク口ストリジウム・ディフィシル(医学的にはグラム陽性嫌気性桿菌)という多くの抗菌剤に耐性を有する細菌が異常増殖します。その際、毒素(エンテロトキシン、サイトトキシン)を産出して腸管粘膜を傷つけ、偽膜を形成する大腸炎を発症させます。抗菌剤投与後、1週前後で発症する例が多いといわれております。好発部位は直腸からS状結腸の間です。

Q2:偽膜性大腸炎ではどのような症状がでますか?

A2:下痢、腹痛、発熱等の症状が徐々に発症するため、診断が遅れることもあります。主症状は粘液・血液を伴う激症下痢、腹痛、発熱、白血球増多などがみられます。電解質異常や脱水を起こす重症例では痙攣を伴い数日で死亡する場合もあります。

Q3:偽膜性大腸炎をおこす可能性のある薬剤は何でしょうか?

A3:偽膜性大腸炎を起こす可能性のある内服薬としては、ペニシリン系、セフェム系、リンコマイシン系、サルファ剤などです。

Q4:偽膜性大腸炎の治療法はどうなっていますか?

A4:治療としては原因薬剤の投与中止をしてようすをみます。時に乳酸菌製剤を投与して腸内細菌叢の正常化をおこないます。重症の場合には塩酸バンコマイシンを経口投与し、ク口ストリジウム・ディフィシル菌を殺します。