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大腸菌O−157感染症

  Q1:大腸菌O−157とはどんな菌ですか?
  Q2:大腸菌O−157感染症は、どのように感染しますか?
  Q3:大腸菌O−157感染症の症状はどのようなものですか?
  Q4:大腸菌O−157感染後、いつまで菌を排出しますか?
  Q5:大腸菌O−157の2次感染はどのような場合に起こりますか?
  Q6:大腸菌O−157感染症の出すベロ毒素とは何ですか?
  Q7:大腸菌O−157感染症の予防のための注意は何ですか?

Q1:大腸菌O−157とはどんな菌ですか?

A1:グラム染色で陰性に染色される細長い細菌で1.1〜1.5×2〜6ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)の大きさです。大腸菌O−157とは、腸管出血性大腸菌に属する大腸菌です。最大の特徴はベロ毒素という猛毒素を産生することです。大腸菌O−157は、75℃で1分間の加熱で死滅します。低温・酸性の条件に強い菌です。飲食物などを介して経口感染します。大腸菌O−157は菌数が少なくても発症します。

Q2:大腸菌O−157感染症は、どのように感染しますか?

A2:大腸菌O−157は牛などの家畜の糞便中に時々発見され、この菌が家畜の解体時に肉を汚染し、その肉を加熱不十分な状態で食べた場合に感染します。空気感染や皮膚からの感染はありません。生焼けのステーキ、レバーの刺身、ユッケなどの生牛肉が一番多い感染源です。生牛肉を料理したまな板から、他の食材に二次感染しますので注意しましょう。

Q3:大腸菌O−157感染症の症状はどのようなものですか?

A3:潜伏期間は平均3〜5日です。症状は、下痢・血便、嘔気、嘔吐、腹痛、発熱、風邪様症状などです。産生されたベロ毒素により内皮細胞が障害されますと、6〜7%に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症といった致死的合併症を引き起こします。HUSは免疫力の低下している小児や高齢者がかかりやすく、症状としては、尿量減少、血尿、傾眠などがみられます。

Q4:大腸菌O−157感染後、いつまで菌を排出しますか?

A4:発症者が周囲へ感染を起こす期間は、数日以内です。

Q5:大腸菌O−157の2次感染はどのような場合に起こりますか?

A5:糞便による経口感染ですので、集団感染として、手拭用タオル・バスタオル・ビニールプールの共用などで2次感染が起こります。手洗いの励行、石鹸や消毒液の使用、汚染物を処理に手袋を使用することなどが2次感染の防止に役立ちます。

Q6:大腸菌O−157感染症の出すベロ毒素とは何ですか?

A6:大腸菌O−157感染症のベロ毒素は、サルの腎臓由来の「ベロ細胞」という細胞を殺すので、名前が付けられました。この毒素はベロ細胞だけでなく多くの細胞や臓器に傷害を与えます。

Q7:大腸菌O−157感染症の予防のための注意は何ですか?

A7:帰宅後、食事前、トイレ後、料理の前にはよく手を洗い、清潔なタオルで拭きます。食材は十分洗い、清潔な器具で調理し、調理する材料は十分に加熱して下さい。