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アスベスト症

  Q1:アスベスト症とは、どのような病気ですか?
  Q2:アスベストとは、どのようなものですか?
  Q3:アスベスト症の症状には、どのようなものがありますか?
  Q4:アスベスト症の診断は、どのように行いますか?
  Q5:アスベスト症により引き起こされる病気には、どのようなものがありますか?
  Q6:アスベスト症の治療は、どのように行いますか?
  Q7:アスベストによる事件には、どのようなものがありましたか?

Q1:アスベスト症とは、どのような病気ですか?

A1:アスベスト(Asbestos)とは、石綿のことでアスベストを製造している会社や炭鉱や建材メーカーで働いている労働者や家族が、肺に間質性繊維化を起こし、呼吸困難となります。アスベスト炭鉱の労働者では、悪性中皮腫(20〜40年後に発症)や肺がんになる可能性が大きくなります。
 悪性中皮腫には肺のまわりの胸膜にできる悪性胸膜中皮腫、腹膜にできる悪性腹膜中皮腫、心臓のまわりにある心膜にできる悪性心膜中皮腫の3種類があります。大部分は悪性胸膜中皮腫です。
 アスベスト製造関連業種、ボイラーマン、製鉄業者、配管工、配電工、清掃業者、造船業、運輸業などにも被害者が出ております。

Q2:アスベストとは、どのようなものですか?

A2:アスベストは、繊維性鉱物を綿のようにほぐしたもので、屋根瓦(コロニアル、カラーベスト、フルベスト)・断熱材・保温材として建築物に使用され、壁や天井に吹き付けられて使用されました。アスベストは、表面が剥離したり傷ついたりすると、そこから外部に飛散し、呼吸の際に体内に入り込んで、最終的には繊維が肺胞に突き刺さった状態になります。
 アスベストには、青石綿、茶石綿、白石綿の3種類があり、毒性が強い青石綿と茶石綿は1995年に使用禁止になりましたが、白石綿の禁止は2004年10月にずれ込みました。

Q3:アスベスト症の症状には、どのようなものがありますか?

A3:症状は息切れ、長引くしわがれ声、血痰、胸または腹の痛み、胸水または腹水、チアノーゼ、著しい体重減少などです。

Q4:アスベスト症の診断は、どのように行いますか?

A4:胸部X線検査、CT検査で繊維化と胸膜の斑点がみられます。呼吸機能検査で著明な低下がみられます。

Q5:アスベスト症により引き起こされる病気には、どのようなものがありますか?

A5:長期にわたってアスベストに曝露されると、特殊な肺ガンを発症することが知られています。アスベスト症で喫煙した場合には、肺がんによって死亡するリスクが50倍以上になると云われています。アスベスト症(石綿肺)、胸膜肥厚斑、石綿肺がん、悪性中皮腫(こちら)などです。

Q6:アスベスト症の治療は、どのように行いますか?

A6:一度吸い込んだアスベストを除去することは出来ないので、対症療法になります。

Q7:アスベストによる事件には、どのようなものがありましたか?

A7:アスベストによる被害で死亡した人は、2005年7月10日現在、 1)建材メーカーのニチアス(東京都港区)で162人、2)大手機械メーカーのクボタ(大阪市)で80人、3)ミサワリゾートで24人、4)建材メーカーのエーアンドエーマテリアル(横浜市)で23人、5)日本バルカー工業で20人、6)太平洋セメントで16人、6)日本ンイシュレーションで8人、7)ウベボード(山口県宇部市)で6人、8)ノザワで5人などの会社がそれぞれアスベストによる死亡者を公表し、合計350人以上に拡大しております。これから被害者数は、さらに増加すると思われます。
 2005年7月26日現在、三井造船、住友重工、川崎造船、三菱重工業、JR西日本吹田工場、西武鉄道、日本車両製造、JR東日本長野支社、日本通運などで死者が出ています。