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特発性心筋症

  Q1:特発性心筋症はどのような病気ですか?
  Q2:特発性心筋症の頻度はどれくらいありますか?
  Q3:特発性心筋症の症状はどのようなものですか?
  Q4:特発性心筋症の診断はどのようにしますか?
  Q5:特発性心筋症の治療法はどうなっていますか?
  Q6:特発性心筋症の予後はどうですか?

Q1:特発性心筋症はどのような病気ですか?

A1:特発性心筋症は心臓の心室にある筋肉(心筋)が、著しく肥大する病気で、原因は不明ですがウイルス感染説や自己免疫的な心筋障害機序説などが考えられています。遺伝子異常もあるようです。著しく心筋肥大を起こす肥大型心筋症と心臓の内腔が著名に拡大する拡張型心筋症の2種類があります。

Q2:特発性心筋症の頻度はどれくらいありますか?

A2:人口10万人に対して肥大型心筋症は10〜30人以上、拡張型心筋症は10人以上と考えられます。男女比は、2.5:1で男性に多いと言われております。

Q3:特発性心筋症の症状はどのようなものですか?

A3:自覚症状としては、動悸・易疲労感・呼吸困難・胸部圧迫感・胸痛などがあります。その他、めまい・失神なども出現することがあります。他覚症状としては、頻脈、頸静脈の怒張、浮腫、肝腫大、腹水、心雑音などがみられます。

Q4:特発性心筋症の診断はどのようにしますか?

A4:胸部X線で心臓の拡大と肺うっ血像がみられ、特発性心筋症の診断がつきます。心エコー図、CT、MRIなどを行うと左心室の著明な拡大と壁運動の低下がみられ、診断できます。さらに、心臓カテーテル検査や心筋生検などを実施して診断を確定することもあります。

Q5:特発性心筋症の治療法はどうなっていますか?

A5:肥大型心筋症の治療としては、激しい運動を避けることが大切です。薬物療法としては、β遮断薬、Ca拮抗薬、抗不整脈薬などを使用します。心不全に対しては対症療法が主体となります。重症例では心臓移植が行われます。

Q6:特発性心筋症の予後はどうですか?

A6:一般に、肥大型心筋症の予後は良好であり、拡張型心筋症の予後は不良です。5年生存率は肥大型心筋症では90%であるのに対して、拡張型心筋症では約50%と予後が悪いようです。