Topページへ 大動脈解離
Q1:大動脈解離はどのような病気ですか?
Q2:大動脈解離はどのような特徴を持っていますか?
Q3:大動脈解離の症状にはどのようなものがありますか?
Q4:大動脈解離の診断はどのようにしますか?
Q5:大動脈解離の治療法はどうなっていますか?
Q1:大動脈解離はどのような病気ですか?
A1:40〜70歳の男性に最も多く見られます。大動脈解離は、10,000人におよそ2人の割合で発生します。大動脈解離は別名解離性大動脈瘤とも呼ばれております。20世紀の大スター石原裕次郎さんがこの病気になったことで一躍有名になりました。
Q2:大動脈解離はどのような特徴を持っていますか?
A2:大動脈の壁はバウムクーヘンの様に3層構造から成り、血液が流れる内側から内膜、中膜、外膜と呼びます。その内膜が裂かれて、裂けた穴に血流が勢いよく流れ込むために、内膜と中膜が引きはがされるので、ものすごい激痛を訴えます。多くは大動脈の内壁の開裂または損傷が原因と考えられます。大動脈解離の原因は、外傷、感染などが考えられますが、先天的に大動脈が弱くなっているマルファン症候群では、高頻度に起こります。外傷性障害による大動脈解離もあり、自動車事故で胸腹部を打ちつけることが主な原因の一つです。危険因子として、動脈硬化症と高血圧があります。胸腹部から聴診すると、大動脈上で、噴出するような心臓の異常音が聞こえます。大動脈が破裂すると、急激な失血、ショックなどで半数が死亡します。
Q3:大動脈解離の症状にはどのようなものがありますか?
A3:突然の鋭い突き刺すような、引き裂くような、切り裂くような胸痛がおこります。この痛みは胸骨下、肩甲骨下、背中、肩、首、腕、などへ走り放散します。不安、蒼白、速脈、大量の発汗、乾繰した皮膚・口腔、口渇、悪心、嘔吐、めまい、失神、息切れ、呼吸困難などがみられます。
Q4:大動脈解離の診断はどのようにしますか?
A4:大動脈造影、MRI、CTスキャン、心エコー図、胸部レントゲン、超音波検査などの画像診断で行います。心電図検査も必要です。血算を実施して、出血の程度をみることも必要です。
Q5:大動脈解離の治療法はどうなっていますか?
A5:高血圧を下げるために降圧剤、激痛には鎮痛剤が必要です。大動脈の解離した部分を修復、置換する大手術を実施します。大動脈解離が起こると、大動脈が破裂する危険性が大となります。破裂する前に修復、置換手術が必要です。