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大動脈炎症候群

  Q1:大動脈炎症候群とは、どのような病態ですか?
  Q2:大動脈炎症候群の症状には、どのようなものがありますか?
  Q3:大動脈炎症候群の発生頻度は、どのくらいですか?
  Q4:大動脈炎症候群の診断は、どのようにしますか?
  Q5:大動脈炎症候群の治療は、どのように行いますか?

Q1:大動脈炎症候群とは、どのような病態ですか?

A1:大動脈炎症候群は高安動脈炎とも呼ばれ、大動脈や大血管に白血球の好中球やリンパ球の炎症が生じます。そのため血管が狭窄や閉塞を起こし、脳、心臓、腎臓を傷害する原因不明の血管炎です。

Q2:大動脈炎症候群の症状には、どのようなものがありますか?

A2:高安動脈炎の初期は、発熱や全身倦怠感、食欲不振、体重減少などです。炎症によって血管の狭窄や閉塞が進行すると、めまい、立ちくらみ、視力障害、動悸、失神発作、高血圧、脳梗塞、失明などを起こします。上肢に栄養を運ぶ上腕動脈や橈骨動脈などの血管が傷害されると、脈が触れなくなり、脈なし病とも呼ばれております。また高安動脈炎の約30%に大動脈弁膜症を発症します。

Q3:大動脈炎症候群の発生頻度は、どのくらいですか?

A3:全国で約5,000名の患者さんがおり、毎年約200名が新たに発症しているようです。高安動脈炎の患者さんの9割は女性で、若い女性に発症することが多いようです。

Q4:大動脈炎症候群の診断は、どのようにしますか?

A4:胸部X線検査で大動脈の石灰化と上行大動脈の拡張が見られます。検査では赤沈やCRPが亢進します。

Q5:大動脈炎症候群の治療は、どのように行いますか?

A5:炎症を抑えるためにステロイド剤を用います。血栓を予防するためにアスピリン、シロスタゾール、チクロピジンなどを使います。炎症が強い場合は、免疫抑制剤を使うこともあります。外科的に血管のバイパス手術を行うこともあります。