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感染性心内膜炎

  Q1:感染性心内膜炎はどのような病気ですか?
  Q2:感染性心内膜炎はどのような特徴をもっていますか?
  Q3:感染性心内膜炎の症状はどのようなものですか?
  Q4:感染性心内膜炎の診断はどのようにしますか?
  Q5:感染性心内膜炎の治療法はどうなっていますか?
  Q6:感染性心内膜炎の予後はよいのでしょうか?

Q1:感染性心内膜炎はどのような病気ですか?

A1:感染性心内膜炎には細菌性心内膜炎、急性心内膜炎、亜急性心内膜炎などがあり、心臓の内膜が感染を起こした状態で、命にかかわる大変危険な病気です。感染する微生物としては、細菌、真菌、ウイルスなどがあります。心臓の内膜に細菌感染が起こった場合を細菌性心内膜炎と呼びます。心内膜炎を起こす細菌は、緑色連鎖球菌、ブドウ球菌、D群連鎖球菌、緑膿菌、セラチアなどです。真菌として、カンジダやアスペルスなどが感染することもあります。

Q2:感染性心内膜炎はどのような特徴をもっていますか?

A2:感染性心内膜炎では心内膜だけでなく、心筋、弁も侵されます。心臓の僧帽弁が最もよく侵されます。歯科、上気道、泌尿器、下部消化器などの疾患で診察や外科手術をすることが感染源となります。感染性微生物のかたまり(イボ状になる)が剥がれて脳、肺、腎臓、脾臓を閉塞すると、脳梗塞、肺梗塞、腎梗塞、脾梗塞などが起こります。感染性心内膜炎は10万人に5人位の割合で発生します。

Q3:感染性心内膜炎の症状はどのようなものですか?

A3:感染性心内膜炎の症状の出現の仕方によって亜急性と急性の2種類があり、亜急性の場合が多いのです。どちらの場合も発熱がみられます。亜急性型では、他の症状が現れるまで数週から数か月にわたって毎日発熱が起こります。この他、疲労、脱力感、倦怠感、頭痛、発汗、寝汗などがみられます。小さな暗色の線(爪下腺状出血斑)が爪の下に現れることもあります。心雑音、脾腫、貧血、体重減少、筋肉痛、息切れ、発汗、足、脚の腫脹、関節痛などもみられます。先天性心疾患、リューマチ性心疾患、心臓弁の異常、心臓弁置換などの既往を有する人がかかりやすいです。

Q4:感染性心内膜炎の診断はどのようにしますか?

A4:臨床所見で感染性心内膜炎を疑う場合には、血液培養を繰り返して、病原となる微生物を発見すると診断が確定します。臨床検査で赤血球沈降反応、抗ストレプトリジンO、血算などを行います。心エコー、経食道的心エコー、胸部レントゲン撮影、胸部CTスキャンなども役に立ちます。

Q5:感染性心内膜炎の治療法はどうなっていますか?

A5:入院して抗生物質を点滴投与します。心内膜あるいは心臓弁から病原体を排除するには、長期間の多量の抗微生物剤治療が必要です。原因となる病原体に合わせて抗生剤を選択します。

Q6:感染性心内膜炎の予後はよいのでしょうか?

A6:細菌性心内膜炎は早期に発見し、直ちに治療を行えば一般に良好な結果が期待できます。診断と治療が遅れると弁への損傷や最悪の場合は死亡することもあります。細菌性心内膜炎の予後は悪いと言われています。急性の場合は、黄色ブドウ球菌、溶血連鎖球菌などの毒性の強い化膿菌が病原となることが多く、1〜4週間で死亡することが多いといわれております。