Topページへ 肝硬変
Q1:肝硬変はどのような特徴をもっていますか?
Q2:肝硬変の原因は何ですか?
Q3:肝硬変の症状はどのようなものですか?
Q4:非代償性肝硬変とは何ですか?
Q5:肝硬変の診断はどのようにしますか?
Q6:肝硬変の治療法はどうなっていますか?
Q1:肝硬変はどのような特徴をもっていますか?
A1:肝硬変とはウイルス(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス)やアルコールなどが原因となって肝細胞が障害を受け、肝細胞の壊死や脱落をおこし、線維化して硬くなります。同時に肝臓の機能も低下します。
Q2:肝硬変の原因は何ですか?
A2:肝硬変の原因は、C型肝炎が65%、アルコールが13%、B型肝炎が12%と言われています。
Q3:肝硬変の症状はどのようなものですか?
A3:肝硬変の初期はほとんど症状がありません。進行して非代償性肝硬変になると腹水、浮腫、消化管出血、黄疸、発熱、意識障害などがみられます。この他、門脈亢進症状として、腹壁静脈怒張、食道静脈瘤、脾腫などもみられることがあります。肝腫、クモ状血管腫、手掌紅斑、女性化乳房、皮膚色素沈着などもおこります。肝臓の機能が低下するため、解毒されなかったアンモニアが脳に達して精神症状を起こすのが肝性脳症といわれ、末期に出現します。
Q4:非代償性肝硬変とは何ですか?
A4:非代償性肝硬変とは、肝硬変が進行し肝細胞の多くが破壊され、残された正常肝細胞では、日常生活に必要な肝臓の機能を発揮すること ができなくなった状態を非代償性肝硬変と呼び、種々の症状や合併症が起こります。非代償性肝硬変に見られる症状として、全身倦怠感、手足の むくみ、腹水、食欲減退、女性化乳房、手掌紅斑、くも状血管腫などです。
合併症としては、肝不全や食道静脈瘤があります。肝臓の解毒力の低下により血中のアンモニアが増加し、肝性脳症になります。食道静脈瘤の破裂による大出血で死亡することも あります。さらに進行すると肝臓癌になる可能性が大となります。Q5:肝硬変の診断はどのようにしますか?
A5:自覚症状、身体所見から肝硬変を疑います。血液検査ではGOTがGPTより高くなる傾向があります。画像診断として内視鏡、超音波、CT、MRIなどを行い肝臓表面の凹凸で ゴツゴツした感じや、腹水を見つけることで診断ができます。腹腔鏡検査という腹腔鏡をお腹の中に入れて、肝臓の表面を実際に観察して診断する方法もあります。 肝生検で組織をとって調べると肝臓の線維化により確定診断ができます。
Q6:肝硬変の治療法はどうなっていますか?
A6:胃・食道静脈瘤が形成された場合には、静脈瘤の破裂による出血で死亡するのを防止するために、食道静脈瘤硬化療法という内視鏡で硬化剤を注入して出血を止める方法が 普及しております。腹水の治療には一般的には安静、食事療法、アルブミン製剤の投与、利尿剤の投与などを行います。食事療法は塩分を1日1.3g以下に制限します。肝性脳症の 治療はまず、食事でたんぱく質を1日40gに制限します。