Topページへ E型肝炎
Q1:E型肝炎とはどのようなものですか?
Q2:E型肝炎の感染経路はどのようなものがありますか?
Q3:E型肝炎の症状はどのようなものですか?
Q4:E型肝炎の診断はどうなっていますか?
Q5:E型肝炎の治療法はどのように行いますか?
Q6:E型肝炎の経過と予後はどうですか?
Q7:予防方法はどのようにしますか?
Q1:E型肝炎とはどのようなものですか?
A1:E型急性肝炎とは、E型肝炎ウイルス(HEV)による急性肝炎です。B型肝炎やC型肝炎のように慢性化や重症(劇症肝炎)することはありません。E型急性肝炎は主に発展途上国(インド、中国、モンゴル、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、イラン、イラク、アフガニスタン、パキスタン、ネパール、ミャンマー、バングラデッシュ、エジプト、スーダン、エチオピア、ソマリア、ケニア、チャド、ナイジェリア、コートジボアール、メキシコ)で散発的に発生している疾患です。日本でも近年、ブタ、シカ、イノシシなどの刺身や焼肉から感染例が報告されております。
Q2:E型肝炎の感染経路はどのようなものがありますか?
A2:E型肝炎ウイルスはこのウイルスに汚染された食物(生肉、生肝臓)、水などの摂取で感染します。飲料水の汚染による大流行も海外で報告されています。家畜から人に感染するようです。2003年に日本で、野生シカ肉からヒトへE型肝炎の感染が世界で初めて証明されました。ブタ、シカ、イノシシなどの刺身や生焼けの肉を食べることにより、わが国でE型肝炎が発生しております。時にE型肝炎は、感染しても発症せず終わる「不顕性感染」が多いといわれ、感染者本人が気がつかないうちに感染が広がっている可能性があります。
Q3:E型肝炎の症状はどのようなものですか?
A3:E型肝炎の潜伏期間は、15〜50日(平均6週間)です。一般には無症状のことが多いようです。倦怠感、食欲不振などの症状がみられることもあります。症状がでた場合には黄疸、発熱、悪心・腹痛、肝腫大、肝機能の悪化が出現します。
Q4:E型肝炎の診断はどうなっていますか?
A4:肝炎を発症した時点で、HEVに対する特異的な血中IgM型HE抗体およびHEV-RNAの検出で診断できます。
Q5:E型肝炎の治療法はどのように行いますか?
A5:E型肝炎の根本的な治療方法はありませんので対症療法を行います。
Q6:E型肝炎の経過と予後はどうですか?
A6:安静臥床により治癒しますが、まれに劇症化(重症化)する人がおります。E型肝炎の死亡率は1〜2%ですが、妊婦で妊娠第三期に感染した場合は、致死率が20%と高くなります。
Q7:予防方法はどのようにしますか?
A7:手洗い、飲食物の加熱が重要です。ブタ、シカ、イノシシの生肉、生レバーなどは避けるようにしましょう。