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子宮筋腫

  Q1:子宮筋腫はどのような特徴をもっていますか?
  Q2:子宮筋腫の症状はどのようなものですか?
  Q3:子宮筋腫の診断はどのようにしますか?
  Q4:子宮筋腫の治療法はどうなっていますか?
  Q5:子宮筋腫の新しい治療法はありますか?
  Q6:子宮筋腫の予後はどうですか?

Q1:子宮筋腫はどのような特徴をもっていますか?

A1:子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍が子宮筋腫です。子宮筋腫は骨盤内腫瘍の20〜25%を占めております。大部分は子宮体部から発生します(95%)。通常、閉経後子宮筋腫はタイ縮します。原因には女性ホルモン中でエストロゲンの影響が大きいといわれています。ごくまれに、子宮筋肉腫というがんが発生することがあります。

Q2:子宮筋腫の症状はどのようなものですか?

A2:月経異常(過多月経、月経困難、遷延性月経)、不正子宮出血、下腹部痛、圧迫、膨隆感、便秘(筋腫の肥大により大腸などを圧迫するため)、不妊(筋腫によって子宮内腔や卵管を圧迫するのため)、自然流産などがおこります。人によっては、無症状に経過し偶然に発見されることもあります。

Q3:子宮筋腫の診断はどのようにしますか?

A3:超音波やMRIなどによる画像診断が必要です。時に血液中のLDHが高値を示すことがあります。最終的には摘出標本病理学的に診断し、平滑筋由来の良性腫瘍であることを確認することが必要です。

Q4:子宮筋腫の治療法はどうなっていますか?

A4:日常生活に特に支障がない場合や更年期の時期の人などに対しては経過を見て手術をしない場合もあります。閉経前後の患者には生成刺激ホルモン、遊離ホルモン作用薬などを投与する場合もあります。内視鏡を用いてレーザー光線などで筋腫を摘出することもあります。
 従来から治療は手術療法が主で、手術方式には、単純子宮全摘出術(子宮全体を摘出する手術)、筋腫核出術(筋腫のみを摘出)、子宮上部切断術(子宮体部を筋腫と一緒に摘出)などがあります。

Q5:子宮筋腫の新しい治療法はありますか?

A5:1) 集束超音波治療 2) 子宮動脈塞栓術 の2つの新しい治療法があります。

1) 集束超音波治療:強力な超音波をレンズで超音波患部に集中させて、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して筋腫の細胞を焼き、温度60〜70度で死滅させることのできる装置が開発されました。一部の医療機関でこの集束超音波治療が開始されましたが、健康保険は適用されないので数十万円かかります。対象は、直径10cm以下の子宮筋腫で、集束超音波治療を実施すると3〜4時間かかります。その後は数時間安静を保ち、日帰りできます。筋腫は徐々に数か月をかけて縮小します。80%の患者さんで月経痛などの症状が改善するようです。

2) 子宮動脈塞栓術:子宮筋腫の動脈塞栓術とは、皮膚を切開してそこから細いカテーテルを動脈内に挿入し、子宮筋腫の栄養動脈を閉塞させる治療です。栄養不良で子宮筋腫は縮小し多数は過多月経や疼痛などの症状が改善し、子宮筋腫も縮小します。

Q6:子宮筋腫の予後はどうですか?

A6:約25%が再発するようです。