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麻疹

  Q1:麻疹とは、どのような病気ですか?
  Q2:麻疹の症状は、どのようなものがありますか?
  Q3:麻疹の治療は、どのように行いますか?
  Q4:麻疹のワクチンは、いつ行いますか?
  Q5:日本での麻疹のワクチン接種の問題点は何ですか?

Q1:麻疹とは、どのような病気ですか?

A1:感染力の強い麻疹ウイルスの飛沫感染により起こる全身性ウイルス感染症です。一度かかると二度かかることはありません(終生免疫)。潜伏期間は、10日〜12日です。厚生労働省の全国調査(2005年10月)によると麻疹にかかる子供が激減しております。2001年には3.4万人の麻疹患者がいましたが、昨年から急減し、2005年10月中旬までの報告では557人に激減し、麻疹の制圧が目前となりました。これは、ワクチンの接種を1歳3カ月までに下げたためです。

Q2:麻疹の症状は、どのようなものがありますか?

A2:症状は、カタル期、発疹期、回復期の3期に分類されます。カタル期は、最初の3〜4日で、発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、頬粘膜にコプリック斑(特徴的な白い斑点)が出現します。発疹期は、4〜5日で、解熱後再度高熱が出現(二峰性発熱)します。丘疹が出現して全身に広がります。回復期は、熱が下がり、症状はなくなり、発熱から7〜9日で治癒します。脳炎を起こすと、致死率が15%に達し、後遺症が2〜3割に残ります。

Q3:麻疹の治療は、どのように行いますか?

A3:自然治癒させるための対症療法が中心となります。一般療法として、安静にします。有熱期間中は、十分な水分と栄養を補給できるように注意をします。薬物療法としては、a)解熱薬 b)去痰薬 c)抗菌薬 d)輸液療法 e)ビタミンA療法などがあります。

Q4:麻疹のワクチンは、いつ行いますか?

A4:ワクチンの接種を厚生労働省が1歳3カ月までに実施するように変更したため、麻疹が激減しました。

Q5:日本での麻疹のワクチン接種の問題点は何ですか?

A5:日本では、1978年〜1993年までは麻疹のワクチン接種が義務化されていたため100%受けておりました。しかし、1993年に3種混合ワクチンによる副作用による死亡者がでたため、l994年に法律が改正され、麻疹ワクチン接種の義務化が中止されました。すなわち、受けるか受けないかが保護者の判断で決められるようになったため、麻疹ワクチン接種率は激減しました。ちなみに、2004年の麻疹ワクチン接種率は76%と低値になっております。麻疹ワクチン接種率は90〜95%でないと麻疹流行の予防効果はないといわれております。麻疹の流行について曰米を比較すると、2001年の患者数は、日本で30万人、米国で100人と報告されております。日本でも2006年より麻疹ワクチン接種を2回実施する方式に改めましたが、義務化されていないために効果はあまり期待できません。