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ハンセン病

  Q1:ハンセン病はどのような特徴をもっていますか?
  Q2:ハンセン病の症状はどのようなものですか?
  Q3:ハンセン病の診断はどのようにしますか?
  Q4:ハンセン病の治療法はどうなっていますか?
  Q5:ハンセン病の予防法はどのように廃止されていますか?
  Q6:ハンセン病はどのような国で患者が多いのでしょうか?

Q1:ハンセン病はどのような特徴をもっていますか?

A1:らい菌(長さ1〜3μm、幅0.5μm)によって、皮膚、末梢神経、鼻粘膜を侵す慢性感染症です。1873年にノルウェーのハンセンが菌を発見したことによりハンセン病と呼ばれております。菌の感染力は弱く、潜伏期は5〜15年と長期に亘ります。発病するのは、幼児期に感染した人です。現在、新発患者は一けたを切っています。1907年に隔離政策が始まり、監禁、減食などが行われました。

Q2:ハンセン病の症状はどのようなものですか?

A2:皮疹部に知覚鈍麻を伴う紅斑や脱色素班がみられます。末梢神経の肥厚や圧痛があり、知覚障害、運動障害、筋萎縮などが見られます。

Q3:ハンセン病の診断はどのようにしますか?

A3:皮膚結節のある潰瘍部を切り取り、シール・ネルセン染色などの抗酸菌染色をすると結核菌に似た細長い細菌が赤紫色に認められます。PGL-1抗体価の測定やデプロミン反応などの検査も用いられます。

Q4:ハンセン病の治療法はどうなっていますか?

A4:1943年よりスルホン剤ダプソン(プロミン)による化学療法が用いられてから治癒するようになりました。リファンピシン、クロファジミン、エッチオウナミドなども用いられます。

Q5:ハンセン病の予防法はどのように廃止されていますか?

A5:1956年、ローマでの国際会議で隔離政策の撤廃を決議しましたが、日本では、ようやく1996年4月、らい予防法が廃止されました。2001年5月、熊本地裁が国家賠償訴訟の判決で、らい予防法の違憲性と、法律を存続させた国会の立法上の不作為を指摘され、2001年6月に元患者に対する補償法が可決されました。

Q6:ハンセン病はどのような国で患者が多いのでしょうか?

A6:1985年に始まったMDT薬剤投与によるハンセン病患者の治癒により、地球上から85%のハンセン病患者が減少しました。ハンセン病患者が、人口1万人につき1例以上存在する国の数も、1985年の122か国から28か国に減少しました。1985年には500万人のハンセン病患者がいましたが、1999年には80万人に著減しています。しかし、今後数年で200万人のハンセン病患者が出現すると予想されていますが、その患者の90%はアフリカ、南米、アジアなどの13か国です。この13か国を上から順あげると、インド、ブラジル、インドネシア、ミャンマー、マダカスカル、ナイジェリア、モザンビーク、ネパール、エチオピア、コンゴ、ニジェール、ギアナ、カンボジアとなっています。MDT薬剤の無料投与については日本財団が5年間に亘り、莫大な資金をWHOに寄付しています。