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バセドウ病

  Q1:バセドウ病とはどのような病気ですか?
  Q2:バセドウ病の原因はどのようなものですか?
  Q3:バセドウ病の症状はどのようなものですか?
  Q4:バセドウ病の診断はどのようにしますか?
  Q5:バセドウ病の治療はどのように行ないますか?
  Q6:バセドウ病の患者さんが注意すべき事項は何でしょうか?

Q1:バセドウ病とはどのような病気ですか?

A1:バセドウ病では血液の中に自分の甲状腺を攻撃する物質(自己抗体)ができ、そのために甲状腺が肥大し甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、甲状腺機能亢進症になります。甲状腺機能亢進症は、バセドウ病が70〜80%と最多です。バセドウ病以外は無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など一過性の病気がほとんどです。

Q2:バセドウ病の原因はどのようなものですか?

A2:発症には遺伝的素因と環境因子の両方が関係すると思われます。肉体的精神的ストレス、アレルギーなどがきっかけで発症することがあります。 バセドウ病は若年の女性に多い疾患で、男子の4〜5倍の頻度で発症します。

Q3:バセドウ病の症状はどのようなものですか?

A3:神経質になる、疲れやすい、落ち着きがない、息切れ、いらいらする、感情的になる、集中力低下、精神的高揚、落ち込み、手のふるえ、異常に暑い、汗を異常にかく、甲状腺の両側腫大、下痢、食べても食べても痩せる、食欲が異常にある、筋力の低下、生理不順、脱毛、頻脈、動悸、不整脈、むくみ、汗かき、目が突出する、まぶたの腫れ、複視(物が二重に見えたりする)などの症状がみられます。

Q4:バセドウ病の診断はどのようにしますか?

A4:バセドウ病は甲状腺機能亢進症なので、診断は血液中の甲状腺ホルモン濃度を測定することによって容易に診断できます。フリーT3とフリーT4が高値となり、TSHは低値となります。またTSHレセプター抗体(TRAb)は陽性となります。

Q5:バセドウ病の治療はどのように行ないますか?

A5:治療は甲状腺ホルモンの分泌を抑制し正常化することです。1)内科的治療、2)外科治療、3)放射線治療、の3種類の治療法があります。
 内科的治療は抗甲状腺剤(メルカゾールなど)で甲状腺ホルモンの合成をおさえる方法で、薬を服用すると1〜2カ月で甲状腺機能は正常化します。抗甲状腺薬を続けて1年以上薬は飲み続けます。その後は次第に服用量を減らし、数年の後、クスリをやめても甲状腺ホルモンの分泌が保てれば成功です。
 外科治療は甲状腺ホルモンを分泌させる甲状腺腫の大部分を切除して甲状腺機能を正常化するものです。甲状腺腫が大きく、抗甲状腺剤で治療できない場合に行われます。
 放射線治療は放射能をもつヨードを服用させ、甲状腺に取り込まれた放射性ヨードが甲状腺組織を破壊し、甲状腺ホルモンの分泌を抑制します。

Q6:バセドウ病の患者さんが注意すべき事項は何でしょうか?

A6:甲状腺機能が亢進している場合は、過労やストレスを避ける必要があります。著しい体重減少の場合には、栄養とビタミンに富む食事を摂取します。アルコールや喫煙は避けます。抗甲状腺剤を服用している場合には昆布などヨードを多量に含む食品は控えるようにします。