Topページへ 特発性門脈圧亢進症
Q1:特発性門脈圧亢進症とは、どのような病気ですか?
Q2:特発性門脈圧亢進症の症状は、どのようなものがありますか?
Q3:特発性門脈圧亢進症の発生頻度は、どのくらいですか?
Q4:特発性門脈圧亢進症の予後は、どのようになりますか?
Q5:特発性門脈圧亢進症の診断は、どのようにしますか?
Q6:特発性門脈圧亢進症の治療は、どのように行いますか?
Q1:特発性門脈圧亢進症とは、どのような病気ですか?
A1:特発性門脈圧亢進症(Idiopathic Portal Hypertension:IPH)とは、脾腫、貧血、門脈圧亢進を示し原因が不明な疾患をいいます。
Q2:特発性門脈圧亢進症の症状は、どのようなものがありますか?
A2:吐血、下血、脾腫、貧血、肝腫大、浮腫、腹壁静脈の怒張などがみられます。
Q3:特発性門脈圧亢進症の発生頻度は、どのくらいですか?
A3:特発性門脈圧亢進症は比較的まれな疾患で10万人に9.2人の有病率です。食生活で、欧米型より日本型の場合にやや多い傾向がみられます。男女比は約1:3、発症のピークは40歳代です。
Q4:特発性門脈圧亢進症の予後は、どのようになりますか?
A4:特発性門脈圧亢進症の患者の予後は良好であり、静脈瘤出血がコントロールされるならば肝癌の発生や肝不全による死亡はほとんどなく、5年及び10年累積生存率は80〜90%と極めて良好です。また、長期観察例での肝実質の変化は少なく、肝機能異常も軽度です。
Q5:特発性門脈圧亢進症の診断は、どのようにしますか?
A5:血液検査で汎血球減少、CT検査、超音波検査で脾腫を認めます。内視鏡で食道・胃静脈瘤がみられます。
Q6:特発性門脈圧亢進症の治療は、どのように行いますか?
A6:門脈圧亢進症に伴う食道静脈瘤の出血と、脾機能亢進に伴う汎血球滅少症の治療が必要です。食道静脈瘤の急性出血に対しては内視鏡的治療を行います。食道静脈瘤の予防的治療に対しては、硬化療法や結紮術を行います。脾機能亢進に対しては、脾摘出術が第1選択です。