Topページへ 抗リン脂質抗体症候群
Q1:抗リン脂質抗体症候群とは、どのような病態ですか?
Q2:抗リン脂質抗体症候群の症状は、どのようなものがありますか?
Q3:抗リン脂質抗体症候群の発生頻度は、どのくらいですか?
Q4:抗リン脂質抗体症候群の検査や診断は、どのようにしますか?
Q5:抗リン脂質抗体症候群の治療は、どのように行いますか?
Q1:抗リン脂質抗体症候群とは、どのような病態ですか?
A1:抗リン脂質抗体症候群(Anti-phosphlipid syndrome:APS)は、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、反復性血栓性静脈炎、心筋梗塞を含む冠動脈疾患、高安病、脳梗塞や一過性脳虚血発作、臓器梗塞、脳神経障害、習慣流産・死産などにみられます。この病気は、全身性エリテマトーデス(SLE)に合併する場合が多いようです。
Q2:抗リン脂質抗体症候群の症状は、どのようなものがありますか?
A2:症状としては、動静脈血栓症、血小板減少症、習慣流産が3主微です。下肢の深部静脈における血栓症が多く、下肢の腫脹と疼痛がおこります。
Q3:抗リン脂質抗体症候群の発生頻度は、どのくらいですか?
A3:1997年の全国調査によれば、3,700人とされています。
Q4:抗リン脂質抗体症候群の検査や診断は、どのようにしますか?
A4:臨床症状で抗リン脂質抗体症候群を疑います。臨床検査では抗リン脂質抗体(aPL)、抗カルジオリピン抗体(aCL)、ループス抗凝固因子(LAC)が陽性、ワッセルマン反応(STS)偽陽性などが役に立ちます。
Q5:抗リン脂質抗体症候群の治療は、どのように行いますか?
A5:禁煙、高血圧・高脂血症の改善、経口避妊薬の服用中止が必要です。急性期の動静脈血栓症の症状が認められる患者に対しては抗凝固療法が行なわれます。抗凝固療法は、抗血小板剤(アスピリン少量、塩酸チクロピジン、ジピリダモール、シロスタゾール、PG製剤など)、抗凝固剤(ヘパリン、ワルファリンなど)、線維素 溶解剤(ウロキナーゼなど)などがあります。