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過労死

  Q1:過労死はどういう状態をさすのですか?
  Q2:過労死の前兆はどのようなものですか?
  Q3:過労死の原因はどのような病気でしょうか?
  Q4:過労死と認定された数を教えて下さい?
  Q5:過労死を予防するために産業医の役割が法令で規定されました。過労死防止のため産業医はどのようなことを注意するのでしょうか?

Q1:過労死はどういう状態をさすのですか?

A1:50〜60歳の働きざかりに目立つ休日不足や長時間労働による働き過ぎで慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死を過労死といいます。

Q2:過労死の前兆はどのようなものですか?

A2:過労死の前兆には全身の疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などがあります。一時的に意識を失ったり、片手がしびれたり、箸を落としたりするような場合は、脳梗塞などの脳血管障害が考えられます。後頭部の激痛の場合はクモ膜下出血の前兆です。すぐに病院に行きましょう。

Q3:過労死の原因はどのような病気でしょうか?

A3:過労死の死因の80%は急性心筋梗塞、急性心不全など心臓の病気が60〜70%を占め、次いで30%がクモ膜下出血、脳出血と考えられております。全国で1年間に1万人のサラリーマンが過労死になっていると推測されております。

Q4:過労死と認定された数を教えて下さい?

A4:年間500〜800件近い申請がでますが、認定されるのは数パーセント以下です。労基署段階での過労死労災認定件数は1991年度18件、1992年度18件、1993年度31件、1994年度32件、1995年度76件と増え続けています。

Q5:過労死を予防するために産業医の役割が法令で規定されました。過労死防止のため産業医はどのようなことを注意するのでしょうか?

A5:平成14年2月12日(き発第02120015)の厚生労働省労働基準局長による「加重労働による健康障害防止のための総合対策について」に下記のような記載があり、産業医は各施設で過労死の予防のために助言指導を行うことになりました。

「産業医等による助言指導等」

 ア)月45時間を超える時間外労働をさせた場合については、事業者は、当該労働をした労働者に関する作業環境、労働時間、深夜業の回数及び時間数、過去の健康診断の結果等に関する情報を、産業医等に提供し、事業場における健康管理について産業医等による助言指導を受けるものとする。
 イ)月100時間を超える時間外労働を行わせた場合又は2か月間ないし6か月間の1か月平均の時間外労働を80時間を超えて行わせた場合については、業務と脳・心臓疾患の発症との関連性が強いと判断されることから、事業者は、上記アの措置に加えて、作業環境、労働時間、深夜業の回数及び時間数、過去の健康診断の結果等の当該労働をした労働者に関する情報を産業医等に提供し、当該労働を行った労働者に産業医等の面接による保健指導を受けさせるものとする。また、産業医等が必要と認める場合にあっては産業医等が必要と認める項目について健康診断を受診させ、その結果に基づき、当該産業医等の意見を聴き、必要な事後措置を行うものとする。
 ウ)過重労働による業務上の疾病を発生させた場合には、事業者は、産業医等の助言を受け、又は必要に応じて労働衛生コンサルタントの活用を図りながら、原因の究明及び再発防止の徹底を図るものとする。