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人体国試問題2(解答)

第27回人体国試問題2(問題)

27-27. 個体の恒常性とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ストレス応答の疲はい期には、全身の同化反応が亢進する。
(2) 概日リズム(サーカディアンリズム)の形成には、遺伝子が関与する。
(3) 体温調節の中枢は、大脳皮質前頭葉に局在する。
(4) 循環血液量が減少すると、レニンの分泌が抑制される。
(5) 代謝性アシドーシスでは、呼吸数が減少する。

27-28. 加齢に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 老年症候群では、ADLは維持される。
(2) フレイルティとは、身体機能の向上をいう。
(3) サルコペニアとは、皮下脂肪の減少をいう。
(4) 廃用症候群は、生活の不動性によって生じる。
(5) ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクは低い。

27-29. 脳死と判定するための必須項目である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 深昏睡
(2) 心停止
(3) 対光反射の消失
(4) 瞳孔の散大
(5) 自発呼吸の消失

27-30. 疾患と症候の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 消化性潰瘍-----------------------喀血
(2) 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)------チアノーゼ
(3) 潰瘍性大腸炎----------------------下血
(4) 胆石症----------------------------浮腫
(5) 胃食道逆流症----------------------黄疸

27-31. 悪性腫瘍の診断に用いる検査である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) スパイロメトリ
(2) 磁気共鳴イメージング(MRI)
(3) パルスオキシメトリ
(4) 運動負荷心筋シンチグラフィ
(5) ポリソムノグラフィ

27-32. 運動療法が適応となる症例である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 空腹時血糖400 mg/dLの1型糖尿病
(2) 収縮期血圧200 mmHgの妊娠高血圧症候群
(3) 尿ケトン体強陽性の2型糖尿病
(4) 血清クレアチニン値10 mg/dLの慢性腎不全
(5) 血清トリグリセリド値230 mg/dLの肥満(l度)の肥満症

27-33. 代謝に関係するホルモン・サイトカインに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) アディポネクチンは、インスリンの作用を減弱する。
(2) インクレチンは、インスリン分泌を促進する。
(3) アドレナリンは、脂肪細胞での脂肪合成を促進する。
(4) レプチンは、エネルギー消費を抑制する。
(5) TNF-α(腫傷壊死因子α)は、インスリンの作用を増強する。

27-34. 糖尿病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 尿中C-ペプチド排泄量は、インスリン抵抗性の指標である。
(2) 尿糖が陽性であれば、糖尿病と診断できる。
(3) 試験紙法で尿たんぱくが持続陽性であれば、腎症2期である。
(4) 微量アルブミン尿が認められれば、腎症3期以上である。
(5) インスリンの絶対的不足によって、尿ケトン体が陽性になる。

27-35. 咀嚼・嚥下に関与する器官の構造・機能に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) 口峡は、歯列よりも口唇側の領域である。
(2) 耳下腺は、咽頭に開口する。
(3) 喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。
(4) 舌咽神経は、舌の運動を支配する。
(5) 側頭筋は、咀嚼筋の1つである。

27-36. 循環の調節機序に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 血管運動中枢は、脊髄に存在する。
(2) 心拍数は、頚動脈洞マッサージにより増加する。
(3) 末梢血管抵抗は、血液粘性の増加により低下する。
(4) パソプレシンは、血管収縮作用がある。
(5) セロトニンは、血管拡張作用がある。

27-37. 循環器疾患とその原因の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 肺塞栓---------------冠動脈閉塞
(2) 大動脈解離-----------心室頻拍
(3) 急性心筋梗塞---------腎動脈狭窄
(4) 心原性脳塞栓---------心房細動
(5) 肺水腫---------------深部静脈血栓

27-38. 尿細管におけるミネラルの調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) レニンは、カリウムの吸収を促進する。
(2) 副甲状腺ホルモン(PTH)は、カルシウムの吸収を促進する。
(3) アルドステロンは、ナトリウムの排泄を促進する。
(4) バソプレシンは、ナトリウムの吸収を促進する。
(5) オキシトシンは、カリウムの吸収を促進する。

27-39. 推算糸球体濾過量(eGFR)の計算に用いる項目である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 身長
(2) 体重
(3) 尿中たんぱく量
(4) 血清尿素窒素値
(5) 血清クレアチニン値

27-40. 内分泌疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) パセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
(2) 原発性アルドステロン症では、血漿レニン活性が上昇する。
(3) クッシング症候群では、糖新生が充進する。
(4) 甲状腺機能低下症では、血清コレステロール値が低下する。
(5) 先端巨大症では、血清成長ホルモン(GH)値が低下する。

27-41. 神経系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。lつ選べ。
(1) 呼吸中枢は、脊髄にある。
(2) 視覚中枢は、側頭葉にある。
(3) 神経活動電位の伝導速度は、有髄線維が無髄線維より速い。
(4) 副交感神経の興奮は、心拍数を増加させる。
(5) 脳神経は、31対である。

27-42. 認知症およびパーキンソン病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) アルツハイマー型認知症では、まだら認知症がみられる。
(2) 脳血管性認知症では、早期に人格障害がみられる。
(3) 脳血管性認知症では、情動(感情)失禁がみられる。
(4) パーキンソン病の主な病変部位は、側頭葉である。
(5) パーキンソン病では、片麻痺がみられる。

27-43. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 高齢になるほど患者数が減少する。
(2) 拘束性障害に分類される。
(3) 1秒量は病期分類に用いられる。
(4) 安静時エネルギー消費量が低下する。
(5) フィッシャー比が上昇する。

27-44. 横紋筋で構成される臓器・器官である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 胃
(2) 血管
(3) 子宮
(4) 心臓
(5) 膀胱

27-45. 骨粗悪症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 低カルシウム血症となる。
(2) 肥満はリスク因子である。
(3) ビタミンE欠乏はリスク因子である。
(4) 膝関節の腫脹がみられる。
(5) 高齢者の身長低下の原因となる。

27-46. 妊娠に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) 妊娠高血圧症候群では、たんぱく尿がみられる。
(2) 妊娠初期における痙攣を、子癇という。
(3) 妊娠中の糖尿病コントロール不良は、巨大児の原因となる。
(4) 新生児メレナは、血液型不適合妊娠により生じる。
(5) 神経管閉鎖障害の予防には、妊娠末期の葉酸摂取が有効である。

27-47. 赤血球の産生を刺激するホルモンである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) エリスロポエチン
(2) グルカゴン
(3) ノルアドレナリン
(4) プロラクチン
(5) レニン

27-48. 血液疾患に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 血友病では、凝固因子の異常がみられる。
(2) 再生不良性貧血では、ハプトグロビンが低下する。
(3) ビタミンKの欠乏では、プロトロンビン時間(PT)が延長する。
(4) 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が低下する。
(5) 播種性血管内凝固症候群(DIC)では、フィブリン分解産物(FDP)が増加する。

27-49. 免疫と生体防御に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ナチュラルキラー(NK)細胞は、特異的免疫を担う。
(2) 唾液は、リゾチームを含む。
(3) ワクチン接種による免疫は、受動免疫である。
(4) キラーT細胞は、体液性免疫を担う。
(5) T細胞は、免疫グロブリンを産生する。

27-50. 感染症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) エイズ(AIDS)では、CD4陽性リンパ球が増加する。
(2) 妊婦の麻疹感染は、胎児奇形を生じやすい。
(3) 腸管出血性大腸菌の感染の有無は、ツベルクリン反応で調べる。
(4) マイコプラズマ肺炎は、ウイルス感染症である。
(5) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、院内感染の原因となる。


26回人体国試問題2

26-28. 健常成人の血液検査項目と、その数値及び単位の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 動脈血のpH―――――――――7.1
(2) 動脈血の酸素飽和度―――――48 %
(3) 空腹時血糖値――――――――96 g/L
(4) 血漿の浸透圧――――――――284 mOsm/L
(5) 血漿総たんぱく質値――――― 4.3 g/L

26-29. がんに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) p53は、がん遺伝子の一つである。
(2) がん細胞が腹膜にばらまかれる進展様式を播種という。
(3) A型肝炎ウイルスは、肝細胞がん発症と密接な関係がある。
(4) 原発性肺がんの大部分は、移行上皮がんである。
(5) 腸上皮化生は、直腸がんの前がん状態である。

26-30. 症候に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により生じる。
(2) タール便は、直腸における出血でみられる。
(3) 仮面高血圧は、診察室血圧が高血圧である。
(4) JCS(Japan Coma Scale)は、心機能の指標である。
(5) 起座呼吸は、呼吸を楽にするために座位をとる状態である。

26-31. 治療方法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 経腸栄養法は、イレウスに行う。
(2) 生体肝移植は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に行う。
(3) 血液透析は、糖尿病腎症第3期Aに行う。
(4) LDLアフェレーシスは、家族性高コレステロール血症に行う。
(5) 白血球(顆粒球)除去療法は、過敏性腸症候群に行う。

26-32. ビタミンとその欠乏症の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ビタミンE――――――――――神経管閉鎖障害
(2) ビタミンK――――――――――新生児メレナ
(3) ビタミンB12―――――――――角膜乾燥症
(4) 葉酸――――――――――――悪性貧血
(5) パントテン酸―――――――――ペラグラ

26-33. 先天性代謝異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) フェニルケトン尿症では、血中のフェニルアラニンが減少する。
(2) ホモシスチン尿症では、血中のチロシンが減少する。
(3) メープルシロップ尿症では、血中のロイシンが増加する。
(4) ウイルソン病では、血中のセルロプラスミンが増加する。
(5) 糖原病T型では、血中のグルコースが増加する。

26-34. 誤嚥に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 誤嚥の検査には、DEXA法を用いる。
(2) 高齢者には、不顕性誤嚥がみられる。
(3) 嚥下物の喉頭侵入では、異常音(ゴロゴロ音)が聴こえる。
(4) 経鼻胃管挿入状態は、誤嚥性肺炎のリスクになる。
(5) 誤嚥性肺炎の防止には、口腔ケアが有用である。

26-35. 非代謝期肝硬変患者における臨床検査成績である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 血小板数増加
(2) 血清γグロブリン低値
(3) 血清総ビリルビン低値
(4) プロトロンビン時間(PT)延長
(5) 血清乳酸脱水素酵素(LDまたはLDH)低値

26-36. 血圧調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 血圧の上昇により圧受容体が刺激されると、心拍数は低下する。
(2) 動脈血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗の和であらわされる。
(3) 血液粘度が高いと、血圧は低下する。
(4) 副交感神経刺激で、心拍出量は増加する。
(5) 心臓への流入血液量が増えると、心収縮力は低下する。

26-37.高血圧の病型分類とその原因疾患・病態の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)腎実質性高血圧――――――クッシング症候群
(2)内分泌性高血圧――――――慢性糸球体腎炎
(3)本態性高血圧―――――――褐色細胞腫
(4)腎血管性高血圧――――――原発性アルドステロン症
(5)収縮性高血圧―――――――大動脈の硬化

26-38. 健常成人の腎機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 腎血流量は、500〜700 mL/分である。
(2) 糸球体濾過量(GFR)は、約10 mL/分である。
(3) 尿量は、約300 mL/日である。
(4) 尿比重は、1.10以上に調整されている。
(5) 尿のpHは、7.40 ± 0.05の範囲内に調整されている。

26-39. 骨吸収を促進するホルモンである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) アドレナリン
(2) エストロゲン
(3) カルシトニン
(4) 副甲状腺ホルモン(PTH)
(5) プロゲストロン

26-40. 内分泌に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 原発性アルドステロン症では、高カリウム血症が起こる。
(2) ヨウ素欠乏は、甲状腺機能亢進症の原因となる。
(3) 尿崩症では、低ナトリウム血症が見られる。
(4) 循環血液量の減少は、アルドステロンの分泌を抑制する。
(5) 新生児の甲状腺機能低下症では、脳の発達障害が起こる。

26-41. 健常成人の脳における代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 脳は、グリコーゲンを貯蔵する。
(2) たんぱく質は、血液脳関門を自由に通過できる。
(3) 脳では、ATPのほとんどがグルコースに由来する。
(4) 脳は、安静時において全身で使われるグルコースの約2%を使用する。
(5) 脳は、1日当たり約1,000 kcalのエネルギーを消費する。

26-42. 体内における空気の成分の比較である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 肺胞内の窒素分圧               > 肺胞内の酸素分圧
(2) 大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量> 大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量
(3) 大動脈血に炭酸(H2CO3)の形で存在して  > 大動脈血に重炭酸イオン(HCO3-)の
   いる二酸化炭素の量                 形で存在している二酸化炭素の量
(4) 肺静脈血の二酸化炭素分圧         > 肺動脈血の二酸化炭素分圧
(5) 門脈血の酸素分圧               > 肝動脈血の酸素分圧

26-43. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 女性に多い。
(2) 痰を伴わない咳が特徴である。
(3) 1秒率が増加する。
(4) 除脂肪体重(LBM)は増加する。
(5) インフルエンザワクチンの接種は死亡率を低下させる。

26-44. 骨・関節疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) クッシング症候群では、骨折のリスクが低い。
(2) 閉経後骨粗鬆症では、骨吸収が低下する。
(3) 慢性腎不全は、骨粗鬆症の原因となる。
(4) 低体重では、変形性膝関節症のリスクが高い。
(5) 小児期のビタミンD欠乏では、くる病が起こる。

26-45. 生殖器とその内分泌機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) セルトリ細胞は、テストステロンを分泌する。
(2) ライディヒ細胞は、精子形成細胞を保持・保護する。
(3) 黄体形成ホルモン(LH)は、セルトリ細胞を刺激する。
(4) 子宮筋腫は、閉経後に好発する。
(5) 子宮内膜症は、エストロゲン依存性である。

26-46. ビタミンK依存性凝固因子である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) 第X因子
(2) 第Z因子
(3) 第[因子
(4) 第]因子
(5) 第]V因子

26-47. 貧血とその血液検査所見に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 鉄欠乏性貧血――――――――不飽和鉄結合能(UIBC)低値
(2) 溶血性貧血―――――――――ハプトグロビン低値
(3) 再生不良性貧血 ―――――――葉酸低値
(4) 巨赤芽球性貧血―――――――ビタミンB12高値
(5) 腎性貧血 ――――――――― エリスロポエチン高値

26-48. スギ花粉症のアレルギー発生機序の分類である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) T型
(2) U型
(3) V型
(4) W型
(5) X型

26-49. 自己免疫疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 全身性エリテマトーデスは、日光浴で寛解する。
(2) 強皮症では、食道蠕動が低下する。
(3) 橋本病では、皮膚が湿潤になる。
(4) シェーグレン症候群では、唾液分泌が増加する。
(5) 関節リウマチは、成人になると治癒する。

26-50. 病原体とそれによる疾患の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ヒトパピローマウイルス―――――――――子宮体がん
(2) マイコプラズマ―――――――――――――肺炎
(3) ヘリコバクター・ピロリ――――――――――膵臓がん
(4) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)―――成人T細胞白血病
(5) A群β溶血性連鎖球菌 ―――――――――胃潰瘍

25回(追) 人体国試問題2(解答)

25-29(追) 死の判定に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 脳死では、心臓は停止している。
(2) 脳死では、自発呼吸は消失している。
(3) 植物状態では、対光反射は消失している。
(4) 心臓死では、脳波にα波がみられる。
(5) 心臓死では、対光反射がみられる。

25-30(追) がん・悪性腫瘍と、その誘因に関する組合せである。誤っているのはどれか。
(1) 肝細胞がん ------------- アフラトキシン
(2) カポジ肉腫 ------------- アスベスト
(3) 膀胱腫瘍 --------------- アニリン
(4) バーキットリンパ腫 ----- EBウイルス
(5) 子宮頸がん ------------- ヒトパピローマウイルス

25-31(追) 体温に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 体温調節の中枢は、中脳にある。
(2) 健常女性の基礎体温は、卵胞期より黄体期が低い。
(3) 体温の日内変動をみると、午前10時ころに最高値を示す。
(4) 直腸温は、腋窩(腋下)温よりも高い。
(5) 発熱時には、エネルギー代謝は低下している。

25-32(追) 糖尿病の検査に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ヘモグロビンA1cは、過去1〜2週間の血糖値の状態を示す。
(2) 1,5−アンヒドログルシトール(1,5−AG)は、血糖コントロールが悪いと血中濃度が低下する。
(3) フルクトサミンは、過去1〜2か月間の血糖値の状態を示す。
(4) 空腹時の尿糖が陽性であれば、糖尿病と診断できる。
(5) 75g経ロブドウ糖負荷試験(75gOGTT)において、2時間値が180 mg/dL以上であれば、糖尿病と診断できる。

25-33(追) 高尿酸血症・痛風に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 痛風患者の男女比は、ほぼ 1:1である。
(2) 尿酸は、尿中よりも糞便中に多く排泄される。
(3) エストロゲンは、尿酸の排泄を抑制する。
(4) 尿が酸性になると、尿酸結石ができやすい。
(5) アルコールの摂取は、尿酸の排泄を促進する。

25-34(追) メタボリックシンドロームで血中濃度が低下する物質である。正しいのはどれか。
(1) レジスチン
(2) 腫瘍壊死因子(TNF-α)
(3) インスリン
(4) アディポネクチン
(5) プラスミノーゲン活性化抑制因子(PAI-1)

25-35(追) 胃腺の壁細胞から分泌される物質である。正しいのはどれか。
(1) 内因子(キャッスル因子)
(2) ガストリン
(3) セクレチン
(4) ペプシノーゲン
(5) 粘液

25-36(追) 脂肪肝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 脂肪肝は、肝細胞中にリン脂質が過剰に蓄積した状態をいう。
(2) 脂肪肝は、マラスムス(marasmus)型栄養失調で認められる。
(3) アルコールの多飲は、脂肪肝の原因とならない。
(4) 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、肝硬変に移行しない。
(5) 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)では、インスリン抵抗性がみられる。

25-37(追) 非代償性肝硬変愚者に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 門脈圧が低下する。
(2) フィッシャー比が低下する。
(3) 血中アンモニア値が低下する。
(4) 血漿チロシン値が低下する。
(5) 血清ビリルビン値が低下する。

25-38(追) 急性心筋梗塞に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 胸痛は、ニトログリセリンの舌下投与で速やかに消失する。
(2) 血清クレアチンキナーゼ(CK)値が低下する。
(3) 心筋の一過性虚血により生じる。
(4) 発症直後は、血中白血球数が減少する。
(5) 不整脈は、頻度の高い合併症である。

25-39(追) 血圧、体液の調節に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) レニンは、血圧上昇により腎臓から分泌が亢進する。
(2) アンギオテンシン I は、腎臓でのカリウムの再吸収を促進する。
(3) バソプレシンは、腎臓でのナトリウムの再吸収を促進する。
(4) アルドステロンは、傍糸球体装置から分泌される。
(5) アンギオテンシン II は、末梢血管を収縮させる。

25-40(追) 腎・尿路疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 小児の急性糸球体腎炎は、半数以上が黄色ブドウ球菌感染に続発する。
(2) 高血圧は、ネフローゼ症候群の診断基準の1つである。
(3) 血液透析の合併症に、アミロイドーシスがある。
(4) 尿路結石は、尿酸結石が最も多い。
(5) 大量出血により、腎後性急性腎不全をきたす。

25-41(追) 代謝性アルカローシスの原因である。正しいのはどれか。
(1) 激しい運動
(2) 尿毒症
(3) 過呼吸(過換気)
(4) 激しい嘔吐
(5) 飢餓

25-42(追) 原発性アルドステロン症にみられる症候である。正しいのはどれか。
(1) 低血圧
(2) 高カルシウム血症
(3) 満月様顔貌
(4) 眼球突出
(5) 低カリウム血症

25-43(追) 神経の構造・機能に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 交感神経の節前線維末端から分泌される神経伝達物質は、アトレナリンである。
(2) 脳神経は、左右16対からなる。
(3) 顔面神経は、味覚を脳に伝える。
(4) 脊髄は、末梢神経に分類される。
(5) 痛覚は、脊髄の前角細胞を通って脳に伝えられる。

25-44(追) パーキンソン病の症候に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 自律神経障害がみられる。
(2) 筋固縮がみられる。
(3) 小刻み歩行がみられる。
(4) 対麻痺がみられる。
(5) 安静時の振戦がみられる。

25-45(追) 肺気腫に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 安静時エネルギー消費量が亢進している。
(2) 1秒率が低下している。
(3) 肺の過膨張がみられる。
(4) 残気量が減少している。
(5) 肺胞壁の破壊を伴う。

25-46(追) 貧血に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 鉄欠乏性貧血では、不飽和鉄結合能が低下している。
(2) ビタミンB12欠乏による貧血は、胃全摘術後2〜4か月で出現する。
(3) 葉酸欠乏による貧血は、小球性低色素性貧血である。
(4) 再生不良性貧血では、網赤血球(網状赤血球)数が低値を示す。
(5) 葉酸の吸収には、内因子(キャッスル因子)が必要である。

25-47(追) 骨と骨疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 骨芽細胞は、骨吸収をつかさどる。
(2) 骨の有機質成分の約90%は、オステオカルシンである。
(3) カルシトニンは、骨吸収を促進する。
(4) 骨軟化症では、骨組織へのカルシウム沈着障害がみられる。
(5) 閉経後骨粗鬆症は、活性型ビタミンDの過剰が原因である。

25-48(追) 女性の性周期とホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 卵胞刺激ホルモンは、下垂体後葉から分泌される。
(2) 子宮内膜の増殖期は、プロゲステロンよりもエストロゲンの血中濃度が高い。
(3) 卵胞は、白体に変わるとブロゲステロンを分泌し始める。
(4) 卵胞期は、子宮内膜の分泌期と一致する。
(5) 黄体形成ホルモンは、白体から黄体の形成を促す。

25-49(追) 最も小さな病原体(病原微生物)が原因となる感染症である。正しいのはどれか。
(1) ツツガ虫病
(2) コレラ
(3) A型急性肝炎
(4) オウム病
(5) マイコプラズマ肺炎

25-50(追) 免疫グロブリンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) IgEは、感染後、最初に血中に現れる抗体である。
(2) IgAは、免疫グロブリンの中で血中濃度が最も高い。
(3) IgMは、I 型アレルギーに関与する。
(4) IgGは、胎盤を通過する。
(5) IgDは、分子量が最も大きい。

25回人体国試問題2(解答)

25-30. 代謝性アシドーシスを示す病態とその機序に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1)腎不全 ━━ 重炭酸イオン(HCO3-)の排泄障害
(2)1型糖尿病 ━━ ケトン体の産生低下
(3)飢餓 ━━ 血中二酸化炭素分圧の増加
(4)尿細管アシドーシス ━━ 水素イオン(H+)の再吸収障害
(5)激しい運動 ━━ 血中乳酸値の上昇

25-31. 疾病・病態と症候に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1)直腸がん ━━ タール便
(2)過敏性腸症候群 ━━ 器質性便秘
(3)鉄欠乏性貧血 ━━ 黄疸
(4)十二指腸潰瘍 ━━ 喀血
(5)右心不全 ━━ 腹水

25-32. 中心静脈栄養法に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)アクセスルートには、大腿静脈がある。
(2)鎖骨下静脈穿刺の合併症には、気胸がある。
(3)カテーテルの先端は、左心房内に留置する。
(4)1日に400g以上のグルコースを投与できる。
(5)ビタミンB1欠乏による、乳酸アシドーシスをきたすことがある。

25-33. 侵襲時の生体反応に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)侵襲直後には、エネルギー消費は増加する。
(2)好中球は、損傷した組織に遊走する。
(3)マクロファージは、炎症性サイトカインを放出する。
(4)嫌気性解糖が進み、血中乳酸値が上昇する。
(5)分枝(分岐鎖)アミノ酸が、エネルギー源として利用される。

25-34. ある人を糖尿病と確定診断するための根拠である。正しいものの組合せはどれか。
a 空腹時血糖値124 mg/dL
b 食後3時間の血糖値226 mg/dL
c 口渇、多飲、多尿、体重減少などの典型的な症状の存在
d 確実な末梢神経障害の存在
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

25-35. 体脂肪量を増加させるホルモン・サイトカインである。正しいのはどれか。
(1)レプチン
(2)インスリン
(3)カテコールアミン
(4)アディポネクチン
(5)トリヨードチロニン(T3)

25-36. 消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1)セクレチンは、胃酸分泌を促進する。
(2)ソマトスタチンは、胆のう収縮を促進する。
(3)コレシストキニンは、膵酵素の分泌を促進する。
(4)ガストリンは、空腸のS細胞から分泌される。
(5)インクレチンは、インスリン分泌を抑制する。

25-37. 蛋白漏出性胃腸症に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)炎症性腸疾患は、原因疾患となる。
(2)アルブミン/グロブリン比(A/G比)は、上昇する。
(3)アルブミンの合成は、亢進する。
(4)腸管浮腫をきたす。
(5)血中カルシウム値は、低下する。

25-38. 胎生期の循環系に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)臍静脈は、栄養素を胎児に供給する。
(2)臍動脈は、動脈血を胎盤に輸送する。
(3)動脈管は、肺静脈と大動脈をつなぐ。
(4)卵円孔は、心室中隔にある。
(5)静脈管は、臍静脈と大動脈をつなぐ。

25-39. 心不全に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)甲状腺機能低下症では、高拍出性心不全を呈す。
(2)血漿BNP(brain natriuretic peptide)濃度は、低下する。
(3)左心不全では、レニン分泌が低下する。
(4)右心不全では、肺水腫が起こる。
(5)左心不全では、心拍出量が減少する。

25-40. 尿の生成と排泄に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)ヒトの血漿浸透圧は、約50mOsm/Lである。
(2)ヒトは、最大約300mOsm/Lまで尿を濃縮することができる。
(3)血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシンの分泌が低下する。
(4)腎前性急性腎不全では、高浸透圧尿となる。
(5)乏尿は1日尿量が100mL以下とされている。

25-41. 透析に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)最近のわが国では、腹膜透析患者が血液透析患者より多い。
(2)物質除去能率は、腹膜透析が血液透析よりも高い。
(3)たんぱく質喪失量は、血液透析が腹膜透析よりも多い。
(4)腹膜透析では、透析液のブドウ糖が生体に移行する。
(5)血液透析の多くは、自宅で施行されている。

25-42. ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1)原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が低下している。
(2)バソプレシンは、下垂体の前葉から分泌される。
(3)甲状腺ホルモンは、血清コレステロール値を上昇させる。
(4)アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
(5)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、カテコールアミン分泌を促進する。

25-43. 神経系に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)偽(仮)性球麻痺では、嚥下障害をきたさない。
(2)頸髄が横断性に障害されると、片麻痺が生じる。
(3)錐体路の80%以上は、胸髄レベルで交叉する。
(4)温痛覚の信号は、脊髄後角の神経細胞に受け渡される。
(5)脊髄前角細胞の障害により、深部知覚が障害される。

25-44. 肺気腫に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)喫煙は、外因性危険因子である。
(2)1秒率は、低下する。
(3)拘束性換気障害に分類される。
(4)高頻度にマラスムス(marasmus)型栄養障害を認める。
(5)BMIは、予後因子となる。

25-45. 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)横隔膜が収縮すると、胸腔内は陽圧となる。
(2)肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみやすい。
(3)肺胞膜を介してのガス拡散能は、酸素より二酸化炭素が高い。
(4)全肺気量は、最大呼気位における肺内ガス量である。
(5)解剖学的死腔量は、約500mLである。

25-46. 巨赤芽球性貧血の検査所見に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)血清ビタミンB6値が、低下している。
(2)白血球数が、増加している。
(3)好中球の核の過分葉が、認められる。
(4)不飽和鉄結合能が、増加している。
(5)平均赤血球血色素量(MCH)が、低下している。

25-47. ビタミンK依存性凝固因子である。正しいのはどれか。
(1)第T因子
(2)第X因子
(3)第Z因子
(4)第[因子
(5)第?因子

25-48. 骨、関節疾患とその原因・病態に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1)骨粗鬆症 ━━ 関節滑膜増殖
(2)変形性関節症 ━━ 関節軟骨変性
(3)くる病 ━━ 亜鉛欠乏
(4)骨軟化症 ━━ ビタミンK欠乏
(5)関節リウマチ ━━ 骨量増加

25-49. 生殖器系の疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)子宮内膜症は、閉経後に好発する。
(2)子宮筋腫には、エストロゲン依存性が認められる。
(3)ヒトパピローマウイルス感染は、子宮体がん発生と関連性が深い。
(4)子宮体がんは、扁平上皮がんの頻度が高い。
(5)PSAは、子宮頸がんの腫瘍マーカーである。

25-50. 免疫・アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1)アナフィラキシーショックは、遅延型アレルギーである。
(2)ツベルクリン反応は、即時型アレルギーである。
(3)分泌型IgAは、5量体である。
(4)仮性アレルゲンは、IgEを介して反応を起こす。
(5)肥満細胞は、IgE受容体をもつ。

24回人体国試問題2(解答)

24-33 炎症についての記述である。正しいのはどれか。
(1)慢性炎症の浸潤細胞は、主に好中球である。
(2)急性炎症では、血管透過性が低下する。
(3)炎症性サイトカインは、赤血球に由来する。
(4)急性炎症では、乾酪壊死がみられる。
(5)炎症では、血中にC反応性たんぱく質(CRP)が増加する。

24-34 疾患に関連する病態・症候・検査についての記述である。正しいのはどれか。
(1)頻脈は、甲状腺機能低下症でみられる。
(2)下血は、過敏性腸症候群でみられる。
(3)クスマウル大呼吸は、胆石発作でみられる。
(4)黄疸は、溶血性貧血でみられる。
(5)1秒率の増加は、慢性閉塞性肺疾患でみられる。

24-35 終末期医療と死に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a ホスピスでは、終末期医療を専門的に行っている。
b 緩和ケアは、精神面のケアを含まない。
c 尊厳死の選択は、本人の自発的意志によるものである。
d 安楽死は、わが国では尊厳死法に定められている。
 (1)aとb  (2)aとc  (3)aとd  (4)bとc  (5)cとd

24-36 一次救命処置に関する記述である。正しいものの組合せはどれか
a 口対口人工呼吸法(mouth‐to‐mouth法)

b 心電図のモニタリング
c 頭部後屈による気道確保
d アドレナリンの静脈内注射
 (1)aとb  (2)aとc  (3)aとd  (4)bとc  (5)cとd

24-37 糖尿病の合併症である。誤っているのはどれか。
(1)高浸透圧昏睡
(2)代謝性アルカローシス
(3)失明
(4)ネフローゼ症候群
(5)起立性低血圧

24-38 咀嚼・嚥下に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 咀嚼の下顎運動には、三叉神経が関与する。
b 喉頭は、鼻腔と上咽頭の間に存在する。
c 嚥下運動には、喉頭期がある。
d 肺炎の原因に、不顕性誤嚥がある。
 (1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

24-39 膵臓の外分泌腺から分泌されるポリペプチドである。正しいのはどれか。
(1)ガストリン
(2)キモトリプシノーゲン
(3)グルカゴン
(4)セクレチン
(5)ペプシノーゲン

24-40 循環障害に伴う病態に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1)腎動脈狭窄――――本態性高血圧
(2)右心不全―――――肺水腫
(3)深部静脈血栓―――肺塞栓
(4)心筋壊死―――――狭心症
(5)粥状動脈硬化―――糖尿病網膜症

24-41 心筋の活動電位と筋収縮に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 膜電位が興奮閾値に達すると、過分極する。
b 活動電位第2相(プラトー相)では、カルシウムイオンが心筋細胞内に流入する。
c 心筋細胞内のカルシウムイオン濃度の上昇により、アクチンとミオシンが結合する。

d 活動電位第4相(静止膜電位)では、心筋は収縮している。
 (1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

24-42 アシドーシス・アルカローシスとその原因で、正しいのはどれか。
(1)呼吸性アシドーシス――――過呼吸(過換気)
(2)呼吸性アルカローシス―――肺気腫
(3)代謝性アシドーシス――――嘔吐
(4)代謝性アシドーシス――――飢餓
(5)代謝性アルカローシス―――腎不全

24-43 腎臓の機能に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)尿素は、主に腎臓で産生される。
(2)β2-ミクログロブリンは、糸球体では濾過されない。
(3)ヘンレ係蹄上行脚で水の再吸収が行われる。
(4)副甲状腺ホルモンは、リンの再吸収を抑制する。
(5)甲状腺ホルモンは、ビタミンDの活性化を促進する。

24-44 クッシング症候群の症候である。誤っているのはどれか。
(1)中心性肥満
(2)満月様顔貌
(3)テタニー発作
(4)赤紫色皮膚線条
(5)多毛

24-45 甲状腺機能亢進症の症候である。正しいのはどれか。
(1)嗄声
(2)体重増加
(3)無気力
(4)食欲亢進
(5)便秘

24-46 感覚器に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)音は、半規管によって電気信号に変換される。
(2)蝸牛からの信号は、顔面神経により伝えられる。
(3)ロドプシンは、光の網膜照射によって分解される。
(4)瞳孔は、強い光が網膜に照射されることによって散大する。
(5)味蕾からの信号は、舌下神経により伝えられる。

24-47 呼吸器疾患の病態に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 未熟児の呼吸窮追(促迫)症候群では、肺サーファクタントの欠乏がみられる。

b 過換気症候群の発作時には、動脈血炭酸ガス分圧が上昇している。
c 肺気腫では、最初の1秒間で呼出できる気量が増加している。
d 一酸化炭素中毒では、ヘモグロビンの酸素運搬能力が低下している。
 (1)aとb  (2)aとc  (3)aとd  (4)bとc  (5)cとd

24-48 生殖器に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)精子細胞は、二倍体としての染色体を有す。
(2)ミトコンドリアは、精子には存在しない。
(3)黄体からは、プロゲステロンが分泌される。
(4)黄体形成ホルモン(LH)サージは、月経を誘発する。
(5)黄体は、自体の瘢痕化によりつくられる。

24-49 食物アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1)食物アレルギーでは、皮膚症状は認められない。
(2)乳幼児の食物アレルギーは、自然寛解しない。
(3)果物では、食物アレルギーは生じない。
(4)アレルゲンを推定するため、特異的IgG抗体検査を行う。
(5)食物誘発アレルギーの皮内反応は、15〜20分後に判定する。

24-50 大球性正色素性貧血をきたす疾患である。正しいのはどれか。
(1)悪性貧血
(2)再生不良性貧血
(3)腎性貧血
(4)先天性球状赤血球症
(5)鉄欠乏性貧血

23回人体国試問題

23-31. 組織・細胞にみられる変化に関する記述である。正しいのはどれか。
1.授乳期にみられる乳腺の肥大を仮性肥大という。
2.高血圧症にみられる左心室肥大を作業肥大(労作性肥大)という。
3.神経細胞は、再生能力の強い細胞である。
4.食道粘膜では、扁平上皮化生がみられる。
5.一次性治癒に分類される創傷治癒は、大きな瘢痕組織を残す。

23-32. 細胞の変性と死に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 変性した細胞の機能は、回復することがない。
b クワシオルコル(kwashiorkor)では、肝細胞の脂肪変性をきたす。
c 心筋梗塞では、心筋の凝固壊死がみられる。
d ネクローシスは、プログラムされた細胞死である。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

23-33. ナトリウム欠乏性脱水に関する記述である。正しいのはどれか。
1.高張性脱水になる。
2.細胞内液量が減少する。
3.脳浮腫を起こす。
4.水の補給により改善される。
5.尿崩症患者でみられる。

23-34. 黄疸をきたす疾患である。誤っているのはどれか。
1.ファーター(Vater)乳頭腫瘍
2.溶血性貧血
3.劇症肝炎
4.尿管結石
5.胆管がん

23-35. 疾患の診断・治療に関する記述である。正しいのはどれか。
1.C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法は、対症療法である。
2.脳死患者の脳波では、三相波がみられる。
3.自己血輸血は、重篤なアレルギー反応を起こす。
4.表皮にとどまる熱傷は、I度熱傷である。
5.放射線に対する感受性の高いがんは、放射線治療が無効である。

23-36. 45歳の男性。健康診断を受けた。糖尿病と診断するための正しいものの組合せはどれか。
a 初診時の早朝空腹時血糖値128mg/dL
b 初診時のHbA1C6.3%
c 初診暗から1週間後の食後2時間の血中インスリン値16μU/mL
d 初診時から1週間後の食後2時間の血糖値206mg/dL
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

23-37. 脂質異常症(高脂血症)に関する記述である。正しいのはどれか。
1.高LDL−コレステロール血症では、血清は白濁する。
2.高トリグリセリド血症では、血液凝固能は低下する。
3.高LDL−コレステロール血症では、急性膵炎をきたしやすい。
4.低HDL-コレステロール血症では、動脈硬化のリスクが軽減される。
5.高LDL−コレステロール血症では、黄色腫がみられる。

23-38. 胃の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.胃壁の構造を管腔側からみると、粘膜下層は、固有筋層の外側にある。
2.胃酸(塩酸)は、主細胞から分泌される。
3.壁細胞には、ガストリン受容体が存在する。
4.セクレチンは、胃酸の分泌を促進する。
5.幽門部は、胃底部よりも食道側にある。

23-39. 食道疾患に関する記述である。誤っているのはどれか。
1.逆流性食道炎の成因には、食道裂孔ヘルニアがある。
2.胃食道逆流症の成因には、下部食道括約部圧の亢進がある。
3.食道静脈瘤の成因には、門脈圧亢進がある。
4.胃食道逆流症では、胸やけがみられる。
5.食道アカラシアでは、嚥下障害がみられる。

23-40. 心臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.心電図のP波は、心室の脱分極を示す。
2.僧帽弁(左房室弁)は、心室の収縮開始により開く。
3.心拍出量は、成人で安静時に、20L/分である。
4.左冠状動脈血流は、心室の拡張期に最大となる。
5.アセチルコリンは、心拍数を増加させる。

23-41. 血圧調節に関する記述である。正しいのはどれか。
1.末梢血管抵抗の減少により、血圧は上昇する。
2.アンギオテンシノーゲンは、主として肺で産生される。
3.副交感神経刺激により、アドレナリンの血中濃度は増加する。
4.アンギオテンシン変換酵素により、アンギオテンシンIからアンギオテンシンIIが生成される。
5.アンギオテンシンIIは、アルドステロンの分泌を抑制する。

23-42. 腎臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.腎小体は、糸球体と尿細管からなる。
2.糸球体では、アミノ酸は濾過されない。
3.へンレ係蹄は、遠位尿細管と集合管の間に存在する。
4.糸球体で濾過された水分は、約50%が尿細管で再吸収される。
5.1本の集合管には、複数の尿細管が合流する。

23-43. 原発性アルドステロン症に関する記述である。誤っているのはどれか。
1.代謝性アルカローシス
2.低カリウム血症
3.筋力の低下
4.高血圧
5.血漿レニン活性の亢進

23-44. 甲状腺機能低下症の症候についての記述である。正しいのはどれか。
1.体重減少
2.手指振戦
3.発汗過多
4.下痢
5.徐脈

23-45. 脳血管障害に関する記述である。正しいのはどれか。
1.クモ膜下出血では、髄膜刺激症状が認められない。
2.一過性脳虚血発作は、脳局所症状が48時間持続する。
3.脳出血の前には、一過性脳虚血発作の反復を認める。
4.脳塞栓の成因には、心臓内の血栓剥離がある。
5.ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、脳動脈瘤破裂の結果として出現する。

23-46. 貧血とその成因・徴候に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 鉄欠乏性貧血-------------------匙状爪(スプーンネイル)
b 腎性貧血-----------------------エリスロポエチン産生増加
c 再生不良性貧血-----------------知覚障害
d 遺伝性球状赤血球症-------------血中ビリルビン増加
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

23-47. 骨粗鬆症の成因に関する記述である。誤っているのはどれか。
1.甲状腺機能亢進症
2.クッシング症候群
3.糖尿病
4.副甲状腺機能低下症
5.長期臥床

23-48. 生殖器の発育過程についての記述である。正しいのはどれか。
1.男性の性染色体は、2本のX染色体より構成される。
2.X染色体には、性を決定する遺伝子が存在する。
3.女性ではミュラー管が退縮する。
4.ウォルフ管は子宮へと分化する。
5.テストステロンは、ライディッヒ(Leydig)細胞から分泌される。

23-49. ワクチン接種による予防対策が行われているウイルス感染症についての記述である。誤っているのはどれか。
1.C型肝炎
2.ポリオ(急性灰白髄炎)
3.日本脳炎
4.風疹
5.麻疹

23-50. 免疫グロブリンに関する記述である。正しいのはどれか。
1.IgGは、胎盤を通過しない。
2.IgAは、血清中の免疫グロブリンのなかで最も量が多い。
3.IgMは、感染の治癒期に上昇する。
4.IgEは、肥満(マスト)細胞に結合する。
5.IgDは、アナフィラキシーショックに関与する。

22回人体国試問題

22-31 悪性腫瘍に関する記述である。誤っているのはどれか。
1.組織学的に異型性が強い。
2.細胞の核細胞質比(N/C比)が小さい。
3.転移がみられる。 4.浸潤性に発育(進展)する。
5.細胞の増殖が速い。

22-32 症候と疾患に関する組合せである。誤っているのはどれか。
1.頻脈------鉄欠乏性貧血
2.肥満------クッシング症候群
3.浮腫------ネフローゼ症候群
4.黄疸------非代償性肝硬変
5.るいそう------甲状腺機能低下症

22- 33 疾患の診断・治療に関する記述である。正しいのはどれか。
1.臓器移植時にみられる拒絶反応対策には、免疫賦活薬が有効である。
2.腹膜透析は、人工膜を用いた血液浄化法である。
3.末梢静脈栄養法の合併症には、気胸がある。
4.早期胃がんの完全切除は、対症療法である。
5.植物状態の患者には、対光反射が認められる。

22-34 胃切除後の合併症とその原因についての組合せである。誤っているのはどれか。
1.後期ダンピング症候群------一過性低血糖
2.胃全摘術後の逆流性食道炎------胆汁の逆流
3.輸入脚症候群------ビルロートT法(Billroth I法)
4.骨粗しょう症------二次性副甲状腺機能亢進症
5.悪性貧血------キャッスル内因子(Castle内因子)の欠如

22-35 リポたんぱく質とその代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
1.アポたんぱく質Bは、HDLの主な構成たんぱく質である。
2.VLDLの主な合成の場は小腸である。
3.LDLの主な脂質成分は、トリグリセリド(トリアシルグリセロール)である。
4.コレステロールエステル転送たんぱく質(CETP)は、コレステロールをエステル化する。
5.リポたんぱく質リパーゼ(LPL)は、トリグリセリドを加水分解する。

22-36 「メタボリックシンドロームの診断基準」(メタボリックシンドローム診断基準検討委員会, 2005)に関する記述である。正しいのはどれか。
1.内臓脂肪面積は、110cm2以上である。
2.血清HDL-コレステロールは、 40mg/dL以上である。
3.血清LDL-コレステロールは、150mg/dL以上である。
4.拡張期血圧は、90mmHg以上である。
5.空腹時血糖は、 110mg/dL以上である。

22-37 食道及び胃食道逆流症に関する記述である。正しいのはどれか。
1.食道は、咽頭につづいて胃の幽門に至る臓器である。
2.食道の上皮は、円柱上皮である。
3.腹圧の上昇は、胃食道逆流症の原因となる。
4.下部食道括約部圧の上昇は、胃食道逆流症の原因となる。
5.胃酸分泌の消失は、胃食道逆流症の原因となる。

22-38 循環に関する記述である。正しいのはどれか。
1.3本の冠状動脈が大動脈から分枝する。
2.脳、外頸動脈から血液の供給をうける。
3.肺動脈の血管壁は、大動脈の血管壁に比較して薄い。
4.リンパ管は、左鎖骨下動脈に合流する。
5.卵円孔は、心室中隔にある。

22-39 心不全に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 右心不全では、肝臓が腫大する。
b 左心不全では、動脈血酸素濃度が増加する。
c 左心不全では、頸静脈が怒張する。
d 左心不全では、血中アルドステロン濃度が増加する。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

22-40 副腎皮質から分泌され、体液量・血圧の調節に関わるホルモンである。正しいのはどれか。
1.バソプレシン
2.アルドステロン
3.レニン
4.アンギオテンシンU
5.アドレナリン

22-41 ホルモンと、その作用に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.プロラクチン------利尿作用
2.カルシトニン------血中カルシウム濃度の増加
3.コレシストキニン------胆嚢の収縮
4.グルカゴン------血糖値の低下
5.ノルアドレナリン------末梢血管の拡張

22-42 神経・筋疾患とその原因となる障害部位についての組合せである。正しいのはどれか。
1.重症筋無力症------自律神経
2.筋萎縮性側索硬化症------感覚路
3.パーキンソン病------錐体外路
4.多発性硬化症------骨格筋
5.周期性四肢麻痺------錐体路

22-43 血液の酸素運搬に関する記述である。正しいのはどれか。 1.体内では、血液100mLは、約100mLの酸素を保持できる。
2.血液のpHが低下すると、ヘモグロビンの酸素親和性は低下する。
3.血液の二酸化炭素分圧が低下すると、ヘモグロビンの酸素親和性は低下する。
4.体温が上昇すると、ヘモグロビンの酸素親和性は上昇する。
5.胎児ヘモグロビンは、成人ヘモグロビンよりも酸素親和性が低い。

22-44 貧血に関する記述である。誤っているのはどれか。
1.鉄欠乏性貧血の原因には、子宮筋腫がある。
2.巨赤芽球性貧血の原因には、食道切除術がある。
3.悪性貧血には、ハンター舌炎がみられる。
4.重症再生不良性貧血に対しては、造血幹細胞移植が行われる。
5.先天性溶血性貧血には、脾腫がみられる。

22-45 筋肉に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 大腿四頭筋は、伸筋である。
b 赤筋は、短時間に強力な収縮力を必要とする運動に適している。
c 大動脈の中膜は、平滑筋から成る。
d 胃の外縦走筋は、横紋筋である。
(1)aとb  (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

22-46 性周期に関する記述である。正しいのはどれか。
1.卵胞刺激ホルモン(FSH)は、下垂体後葉から分泌される。
2.卵胞期には、プロゲステロンの分泌が増加する。
3.卵胞期は、子宮内膜の分泌期に相当する。
4.排卵前には、 LHサージ(黄体形成ホルモンの大量分泌)が認められる。
5.排卵後の卵胞は、白体を経て黄体へ退縮する。

22-47 空気感染を起こす病原微生物である。正しいのはどれか。
1.MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
2.C型肝炎ウイルス
3.ロタウイルス
4.単純ヘルペスウイルス
5.麻疹ウイルス

22-48 アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
1.T型アレルギーに関与する免疫グロブリンは、 IgAである。
2.U型アレルギーは、細胞性免疫である。
3.アレルギー性鼻炎は、 V型アレルギーである。
4.W型アレルギーは、ヒスタミンの放出により生じる。
5.アナフィラキシーは、即時型反応である。

22-49 自己免疫疾患とその症候との関係である。正しいものの組合せはどれか。
a 関節リウマチ------蝶形紅斑
b シェーグレン(Sjogren)症候群------唾液分泌亢進
c 強皮症------嚥下障害
d 全身性エリテマトーデス------ループス腎炎
(1)aとb (2)aとc  (3)aとd  (4)bとc  (5)cとd

22-50 がんに関する記述である。正しいのはどれか。
1.早期胃がんの肉眼分類には、ボルマン(Borrmann)分類がある。
2.家族性大腸腺腫症(家族性大腸ポリポーシス)は、大腸がんの頻度が低い。
3.膵頭部がんは、閉塞性黄黄疸をきたしやすい。
4.食道がんは、腺がんが最も多い。
5.PSAは、肝細胞がんの腫瘍マーカーである。

21回人体国試問題

21-30 細胞、組織、個体に関する記述である。正しいのはどれか。
1.心臓死では、対光反射が認められる。
2.妊娠による子宮筋の肥大を、仮性肥大という。
3.心筋細胞は、再生能力が強い。
4.糖原病では、多量のグリコーゲンが臓器に蓄積する。
5.褥瘡は、無為(廃用)萎縮である。

21-31 炎症に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 慢性炎症では、好中球の浸潤が優位となる。
b インターロイキンは、アラキドン酸から作られる。
c 炎症性サイトカインの作用により発熱する。
d 乾酪壊死は、結核でみられる。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

21-32 症候に関する記述である。正しいのはどれか。
1.チアノーゼは、貧血で出現しやすい。
2.黄疸では、血中ビリルビンが増加している。
3.喀血は、上部消化管からの出血である。
4.対麻痺は、身体一側の上下肢にみられる運動麻痺をいう。
5.タール便は、直腸癌でみられる。

21-33 疾患の診断・治療に関する記述である。正しいのはどれか。
1.中心静脈栄養法では、ビタミンB6欠乏による乳酸アシドーシスに注意する。
2.放射線治療は、理学療法の1つである。
3.経管栄養法には、食道瘻を用いる方法がある。
4.臓器移植にみられる拒絶反応に対して、免疫賦括薬が用いられる。
5.血清アルブミンは、ラピッドターンオーバープロテイン(RTP)である。

21-34 メタボリックシンドロームの診断基準(メタボリックシンドローム診断基準検討委員会、2005)に関する記述である。正しいのはどれか。
1.女性のウエスト周囲径は、85cm以上である。
2.血清LDL-コレステロール濃度は、140mg/dL以上である。
3.血清トリグリセリド濃度は、150mg/dL以上である。
4.収縮期血圧は、140mmHg以上である。
5.空腹時血糖値は、126mg/dL以上である。

21-35 高尿酸血症と痛風に関する記述である。正しいのはどれか。
1.痛風は、女性に多い。
2.関節炎の好発部位は、肘関節である。
3.アルコールは、尿酸排泄を促進する。
4.血中の尿酸は、3.5mg/dLの濃度に達すると析出する。
5.尿路結石をきたしやすい。

21-36 消化器疾患とその症候に関する組合せである。誤っているのはどれか。
1.胃潰瘍---------------- 吐血
2.慢性膵炎(非代償期)---体重減少
3.過敏性腸症候群 --------下血
4.急性胆嚢炎------------黄疸
5.肝硬変----------------手掌紅斑

21-37 血圧の調節に関する記述である。正しいのはどれか。
1.延髄には、血圧調節の中枢が存在する。
2.心臓への流入血液量が増えると、心収縮力が低下する。
3.血圧上昇により圧受容器が興奮すると、心拍数が増加する。
4.一酸化窒素(NO)は、血管収縮作用を有する。
5.循環血液量が減少すると、レニンの分泌が低下する。

21-38 循環器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
1.心房細動の治療には、自動体外式除細動器(AED)が用いられる。
2.不整脈では、意識障害をきたさない。
3.左心不全では、頚静脈の怒張がみられる。
4.心筋梗塞の主因は、プラークの破綻である。
5.二次性高血圧としては、内分泌性のものが最も多い。

21-39 慢性腎不全に関する記述である。正しいのはどれか。
1.尿中β2-ミクログロブリンが低値を示す。
2.大球性高色素性貧血が出現する。
3.代謝性アルカローシスが認められる。
4.副甲状腺ホルモンの分泌が増加する。
5.尿濃縮能が高まる。

21-40 腎臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシンの分泌は増加する。
2.アルドステロンは、カリウムの再吸収を促進する。
3.クレアチニンの50%以上は、尿細管で再吸収される。
4.アミノ酸は、糸球体濾過膜を通過しない。
5.腎小体(マルピギー小体)は、糸球体と尿細管からなる。

21-41 ホルモンに関する記述である。誤っているのはどれか。
1.プロラクチンは、下垂体の前葉から分泌される。
2.バソプレシンは、腎臓の糸球体に作用する。
3.ガストリンは、胃酸分泌を促進する。
4.レニンは、アンギオテンシノーゲンからアンギオテンシンTを生成する。
5.褐色細胞腫は、カテコールアミンを過剰に分泌する。

21-42 ホルモンとその作用に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.オキシトシン--------乳汁産生低下
2.サイロキシン--------基礎代謝低下
3.アルドステロン------血清カルシウム濃度低下
4.グルカゴン---------血糖上昇
5.アドレナリン--------血圧低下

21-43 自律神経とその作用に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.交感神経--------希薄な唾液の分泌増加
2.交感神経--------気管支の収縮
3.副交感神経------消化管運動の亢進
4.副交感神経------膀胱括約筋の収縮
5.交感神経--------皮膚の血管の拡張

21-44 栄養素の欠乏と神経疾患に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.亜鉛----------------胎児の神経管閉鎖不全
2.葉酸----------------脊髄小脳変性症
3.ニコチン酸------------パーキンソン病
4.ビタミンB12-----------重症筋無力症
5.ビタミンB1------------ウェルニッケ脳症

21-45 気管支喘息に関する記述である。正しいのはどれか。
1.発作性の呼吸困難は、夜間より昼間に出現することが多い。
2.治療により、一秒率の改善が認められる。
3.ヒスタミンに対する気道過敏性の亢進は、認められない。
4.運動によって誘発されない。
5.アトピー型では、IgA抗体が関与する。

21-46 ビタミンB12欠乏に関する組合せである。正しいのはどれか。
a 食道手術後に発症する。
b 夜盲症がみられる。
c 巨赤芽球性貧血がみられる。
d 下肢の知覚が障害される。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

21-47 感染症と原因微生物に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.手足口病-------------リケッチア
2.カリニ肺炎-----------細菌
3.流行性耳下腺炎------クラミジア
4.流行性角結膜炎-------マイコプラズマ
5.帯状疱疹-------------ウイルス

21-48 免疫と生体防御に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a Tリンパ球は、骨髄で成熟・分化する。
b Bリンパ球は、胸腺でつくられる。
c 腸管では、IgAが分泌される。
d 亜鉛欠乏により、免疫能が低下する。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

21-49 胃全摘手術後の合併症に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 内因子欠乏 ---------------------- 骨粗鬆症
b 吸収障害 ------------------------ 再生不良性貧血
c 迷走神経切断による胆汁うっ滞 ---- 胆石症
d 下部食道括約機構の障害 ---------- 逆流性食道炎
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

21-50 消化管のがんに関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 食道がんは、男性に多い。
b 胃粘膜下層までのがんを早期胃がんという。
c 胃がんでは、腹膜播種をきたさない。
d 大腸がんでは、扁平上皮がんの頻度が高い。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

20回人体国試問題

20-31 細胞、組織、個体に関する記述である。正しいのはどれか。
1.プログラムされた能動的な細胞の死を、壊死という。
2.炎症にみられるセルスス(Celsus)の4主徴は、発赤、発熱、肉芽、疼痛である。
3.心拍動の停止、呼吸停止、瞳孔散大の3つがそろうと脳死と認定される。
4.構成細胞の数が増加し、組織の容積が増大することを過形成(増生)という。
5.加齢にともない小腸粘膜には、腸上皮化生が生じる。

20-32 疾患の診断に関する記述である。正しいのはどれか。
1.健常者の臨床検査値は、基準値からはずれることはない。
2.チアノーゼは、血液中のへモジデリンが増加した状態をいう。
3.ヒトが生きていることを示す徴候を、バイタルサインという。
4.体温計による検温では、直腸温は腋窩温よりも低い。
5.呼吸器系から出血した血液を、口腔から排出する場合を吐血という。

20-33 輸血と移植についての記述である。正しいのはどれか。
1.不適合輸血で、重篤な副作用は生じない。
2.自己輸血で、移植片対宿主病(graft-versus-host disease;GVHD)を予防できる。
3.輸血では、B型肝炎ウイルス感染は起きない。
4.親子間の移植は、同系移植である。
5.腎臓移植は、心停止後のドナーからは行なわれない。

20-34 疾患治療に関する記述である。正しいのはどれか。
1.生存中に臓器移植を承諾することを、ターミナルケアという。
2.腹膜透析患者の管理を、周術期管理という。
3.EBM(evidence-based medicine)では、ケーススタディのエビデンスの質が最も高い。
4.成分栄養剤の窒素源は、カゼインである。
5.特殊な器具や薬品を用いて行なう心肺蘇生を、二次救命処置という。

20-35 心不全に関する記述である。正しいのはどれか。
1.右心不全では、発作性夜間呼吸困難が特徴的所見である。
2.左心不全では、レニン・アンギオテンシン系が活性化する。
3.左心不全では、気管支喘息が生じる。
4.左心不全では、肝腫大、腹水が生じる。
5.心不全が進行しても、脳血流量は低下しない。

20-36 脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
1.XLDLは、LDLから形成される。
2.キロミクロンは、肝臓で合成される。
3.リポたんぱく質リパーゼの機能は、コレステロールのエステル化である。
4.アセト酢酸は、ケトン体の1つである。
5.ホルモン感受性リパーゼの活性化によって、血中遊離脂肪酸濃度は低下する。

20-37 消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
1.潰瘍性大腸炎では、非連続性の病変がみられる。
2.過敏性腸症候群では、腸粘膜のびらんと下血がみられる。
3.急性膵炎の原因に、高キロミクロン血症がある。
4.肝硬変では、門脈圧が低下する。
5.急性胆嚢炎の病因は、アルコールの過飲が最も多い。

20-38 循環器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
1.狭心症では、血清クレアチンキナーゼ(CK)値が上昇する。
2.狭心症では、胸痛が30分以上持続する。
3.心筋梗塞の合併症として、不整脈は最も出現頻度が高い。
4.高血圧の50%は、腎性高血圧である。
5.心筋梗塞では、心電図上ST上昇はみられない。

20-39 腎臓の機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.腎臓の近位尿細管より、レニンが分泌される。
2.甲状腺ホルモンにより、活性型ビタミンDの産生が促進される。
3.糸球体濾過値(GFR)の正常値は、約50mL/分である。
4.慢性腎不全では、エリスロポエチンの産生が克進する。
5.バソプレシン分泌が低下すると、低張尿となる。

20-40 ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。
1.オキシトシンは、下垂体の前葉から分泌される。
2.副甲状腺ホルモン(PTH)は、血中のカルシウム濃度を低下させる。
3.アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
4.アドレナリンは、副腎皮質ホルモンの1つである。
5.バセドウ病では、血中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)が上昇する。

20-41 神経系に関する記述である。正しいのはどれか。
1.視床下部は、間脳に含まれる。
2.呼吸中枢は、中脳に存在する。
3.迷走神経は、脊髄神経である。
4.交感神経刺激は、瞳孔を縮小させる。
5.味覚は、体性感覚の1つである。

20-42 神経疾患に関する組合せである。正しいのはどれか。
1.パーキンソン病------セロトニン含有細胞の脱落
2.アルツハイマー病------大脳の神経原線維変化
3.一過性脳虚血発作------脳出血
4.クロイツフェルト・ヤコブ病------ウィルス感染症
5.脚気------ビタミンB6欠乏

20-43 呼吸器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
1.気管支喘息の肺機能は、拘束性換気障害のパターンを示す。
2.重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、低炭酸ガス(低CO2)血症がみられる。
3.結核性胸膜炎では、漏出性胸水が認められる。
4.喫煙は、肺気腫の原因となる。
5.慢性呼吸不全では、エネルギー代謝は低下の状態にある。

20-44 神経症状を伴う大球性貧血である。正しいのはどれか。
1.悪性貧血
2.再生不良性貧血
3.自己免疫性溶血性貧血
4.鉄欠乏性貧血
5.葉酸欠乏性貧血

20-45 関節の構造と疾患に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 関節液の主成分は、ヒドロキシアパタイトである。
b 関節軟骨には、コラーゲンが豊富に存在する。
c 変形性関節症では、関節軟骨の変性がみられる。
d 変形性関節症は、若年女性に好発する。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

20-46 生殖系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
1.ダグラス窩は、膀胱と子宮の間にある。
2.卵巣には、種々の発達段階の卵胞が散在している。
3.排卵後にプロゲステロンの分泌は低下する。
4.更年期には、卵胞刺激ホルモンの分泌が停止する。
5.黄体形成ホルモンは、卵胞から分泌される。

20-47 女性より男性に多くみられる疾患である。正しいのはどれか。
1.関節リウマチ
2.全身性エリテマトーデス
3.橋本病
4.胆石症
5.痛風

20-48 アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
1.食物アレルギーの原因で最も多いのは、牛乳である。
2.T型アレルギー反応には、気管支喘息が含まれる。
3.U型アレルギー反応では、ヒスタミンが放出されて炎症が生じる。
4.V型アレルギー反応は、遅延型過敏反応である。
5.W型アレルギー反応は、抗体の関与する体液性免疫である。

20-49 悪性腫瘍に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 上皮細胞由来の悪性腫瘍を肉腫と呼ぶ。
b 後天性免疫不全症候群(AIDS)では、悪性腫瘍発生の頻度が低い。
c 癌腫は、リンパ行性の転移を生じやすい。
d 発癌の要因には、遺伝子傷害がある。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

20-50 経口感染するウイルス感染症である。正しいのはどれか。
1.水痘
2.日本脳炎
3.麻疹
4.流行性耳下腺炎
5.A型肝炎