Topページへ 新型インフルエンザ
Q1 :新型インフルエンザとは、どのような病気ですか?
Q2 :新型インフルエンザの症状は、どのようなものがありますか?
Q3 :新型インフルエンザが世界的大流行した場合はどのようになりますかか?
Q4 :新型インフルエンザが発生しそうな国への旅行、あるいは日本国内での流行地域への旅行は安全ですか?
Q5 :もし新型インフルエンザにかかったと疑われる場合はどうすけばよいですか?
Q6 :新型インフルエンザに対するワクチンはあるのですか?
Q7 :新型インフルエンザに対する安全対策は何ですか?
Q8 :新型インフルエンザの治療法はありますか?
Q9 :政府や自治体はどんな対策を発動するのでしょうか?
Q1:メキシコで発生した新型インフルエンザ(豚インフルエンザウイルス)とは、どのような病気ですか?(090527)
A1:メキシコで2009年3月中旬に発生した新型インフルエンザウイルスは、その遺伝子が豚インフルエンザに似ていることから豚インフルエンザと呼ばれておりました。その後の研究で、インフルエンザウイルスが豚インフルエンザのほかに、鳥インフルエンザ及びヒトインフルエンザウイルスの遺伝子を持つことが確認されています。人の体内でウイルスの変異をおこり、人から人へ感染するようになったウイルスです。従来型の季節性のインフルエンザウイルスと異なる新型インフルエンザウイルスは全世界の人が免疫を持っていないので、容易に人から人へ感染が広がり、世界的大流行(パンデミック)が懸念されています。2009年5月23日現在では、世界43か国、感染者数は、合計12022人で死亡数は86人(0.71%)であ。感染国の内訳は米国6552人(死亡者9)、メキシコ3892人(75)、カナダ719人(1)、日本321人、スペイン126人、英国117人などとなっている。わが国では、感染地からの飛行機の乗客をチェックする水際作戦が失敗し、関西地区で多数の感染者が出現し、関東地方から感染者が全国に拡大しています。今回の新型インフルエンザの特徴は、感染者が高校生を中心として若年者に集中していることと、毒性はそれほど強くないため死亡者数は予想より少ないのが特徴です。
Q1-1:新型インフルエンザのWHOの警戒水準(フェーズ)は、どのようになっていますか?(090527)
A1-1:フェーズ1からフェーズ6の6段階に分類されている。2009年4月29日にフェーズ4からフェーズ5に引き上げ、最悪のパンデミック(フェーズ6)一歩手前となった。
フェーズ1:動物からする感染ウイルスは未確認
フェーズ2:動物で流行するウイルスが人に感染
フェーズ3:人への感染例はあるが、人から人への感染は限定的
フェーズ4:人から人への感染能力が高いウイルスで地域レベルでの集団感染が発生
フェーズ5:人から人への感染がWHOの定める世界6地域のうち、1地域内の2か国以上で起き、大流行の危険が切迫
フェーズ6:世界大流行(パンデミック) 世界6地域のうち、2地域以上で流行が続くオセアニアに感染が拡大した時に、フェーズ6になるようです。
Q2:新型インフルエンザの症状は、どのようなものがありますか?
A2:人のインフルエンザと同様に、突然の発熱、倦怠感、咳、呼吸困難、咽頭痛、肺炎、下痢、結膜炎などです。多臓器不全で死亡することもあります。
Q3:新型インフルエンザが世界的大流行した場合はどのようになりますかか?
A3:新型インフルエンザが日本で発生した場合、3200万人が感染し、64万人が死亡すると厚生労働省が推計している。 過去の例によると、新型インフルエンザとしては、1918年(大正7年)にはスペインインフルエンザで死者約4000万人、1957年(昭和32年)にはアジアインフルエンザで死者約200万人、1968年(昭和43年)には死者約100万人といわれています。この新型インフルエンザは、10年から40年周期で流行するといわれておりますが、次は、いつ、出現するのか予測することはできません。
Q4:新型インフルエンザが発生しそうな国への旅行、あるいは日本国内での流行地域への旅行は安全ですか?
A4:過去の大流行以降、新型インフルエンザの新たな発生はありませんが、その感染経路は一般のインフルエンザと同様に、感染したヒトの咳やくしゃみ、つば(唾液)などの飛沫とともに放出され、鼻腔や気管などからウイルスを吸い込むことによって感染します。インドネシア、エジプト、ベトナム、中国では、ニワトリなどの家きんの間で、鳥インフルエンザが流行しており、このウイルスがヒトに感染した死亡例も報告されています。このような場所では、新型インフルエンザが発生する可能性がありますので、注意しましょう。 鳥インフルエンザが人への感染例は、WHO(http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/country/cases_table_2009_01_19/en/)によれば、2008年1年間で、インドネシアでは22人感染し18人死亡、エジプトでは8人感染し4人死亡、ベトナムでは6人感染し5人死亡、中国では4人感染し4人死亡したと報告しています。今後も増加するものと思われます。
Q5:もし新型インフルエンザにかかったと疑われる場合はどうすけばよいですか?
A5:発熱・咳・全身痛など新型インフルエンザと思われる場合に、そのまま医療機関を受診すると、待合室で他の患者さんに感染させてしまうおそれがあります。まず、保健所等に設置される予定の発熱相談センターに連絡し、都道府県等が指定する医療機関など(発熱外来)を受診してください。あるいは、診察を受けに行く病院、医院にあらかじめ電話して、症状を話し、どうすればよいか確認してから出かけてください。
Q6:新型インフルエンザに対するワクチンはあるのですか?
A6:ワクチンには、新型インフルエンザを予防できるパンデミックワクチンとプレパンデミックワクチンの2種類があります。プレパンデミックワクチンというのは、現在の鳥インフルエンザから作ったワクチンで、日本では1000万人分備蓄されています。本物のワクチンとは本物のプレパンデミックワクチンは、残念ながら地球上のどこにも存在しません。新型インフルエンザが出現してから、ワクチンの開発・製造がはじまり、出来上がるのに半年くらいはかかってしまいます。新型インフルエンザの大流行が起こっても間に合いません。
Q7:新型インフルエンザに対する安全対策は何ですか?
A7:実際に流行が始まれば、病院、学校、会社、電車・バス患者であふれると思います。できるだけ人混みや繁華街への外出、病院、学校、会社にでかけないで、自宅で待機しましょう。どうしても、外出する際には帰宅後の手洗い、うがい、洗顔・洗髪も行い、マスクは廃棄し、家の中にウイルスを持ち込まないようにしましょう。 流行がおさまるまで、最低でも2カ月はかかるので、食料や日用品、医薬品の備蓄をしておくことが重要です。十分な休養をとり、体力や抵抗力を高めることバランスの良い栄養を摂ることが重要です。部屋の乾燥に気をつけ、加湿器で適度な湿度(50〜60%)を保ちましょう。
Q8:新型インフルエンザの治療法はありますか?
A8:予防法は1日3回の手洗いとうがいです。通常のインフルエンザワクチンを実施しておくことが必要です。感染した場合は抗ウイルス薬として「タフミル」や「リレンザ」を投与しますが、治療効果があるかどうかはわかりません。現在、新型インフルエンザそのものに有効なヒトのワクチンはありません。
Q9:政府や自治体はどんな対策を発動するのでしょうか?
A9:政府や自治体は、まず流行を食い止めるために、人の移動を阻止、発生した際の救急体制の整備などをしておりますが、どのくらい効果があるかわかりません。