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ロコモティブシンドローム

  Q1:ロコモティブシンドロームとはなんですか?
  Q2:ロコモティブシンドロームの原因は何ですか?
  Q3:ロコモティブシンドロームの患者はどれ位おりますか?
  Q4:要介護の原因にはどのようなものがありますか?

Q1: ロコモティブシンドロームとはなんですか?

A1:ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは、運動器症候群とも呼ばれています。 「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。2007年に日本整形外科学会が提唱した概念です。

Q2:ロコモティブシンドロームの原因は何ですか?

A2:1)運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)と 2)加齢による運動器機能不全があります。

1)は、加齢に伴う様々な運動器疾患で、変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、 易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症などです。関節リウマチでは、痛み、関節可動域制限、 筋力低下、麻痺、骨折により、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたすことにより起こります。

2)加齢による運動器機能不全としては、筋力低下、持久力低下、反応時間延長、 運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下などです。ついには、 寝起きや移動、トイレや入浴、食事、着替えなど、最低限の日常生活動作(ADL)が できなくなり、「健康寿命の短縮」、閉じこもり、廃用症候群や、寝たきりなどの 「要介護状態」になっていきます。

Q3:ロコモティブシンドロームの患者はどれ位おりますか?

A3:変形性関節症や骨粗鬆症だけでも、推計患者数は4700万人(男性2100万人、女性2600万人)と考えられています。

Q4:要介護の原因にはどのようなものがありますか?

A4:要介護になる原因は脳卒中(29%)、老衰(15%)、認知症(13%)、骨折・転倒(11%)、関節疾患(9%)などです。