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西ナイル熱

  Q1:西ナイル熱とはどのような病気ですか?
  Q2:西ナイル熱はどこで流行していますか?
  Q3:西ナイル熱ではどのような症状がでますか?
  Q4:西ナイル熱の合併症にはどのようなものがありますか?
  Q5:西ナイル熱の予防法はどのようにしますか?
  Q6:西ナイル熱の治療法はどのようにしますか?

Q1:西ナイル熱(ウエストナイル熱)とはどのような病気ですか?

A1:1937年にアフリカのウガンダ北西部の西ナイル地区の女性発熱患者の血液から初めて分離されたため、西ナイルウイルスという名称になりました。西ナイルウイルスは、日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルスの仲間です。西ナイルウイルスに感染した蚊が、人の血を吸うことによって、血を吸われた人が感染します。2002年11月1日からウエストナイル熱が、日本では、感染症法の4類全数把握疾患となりました。西ナイル熱患者の致死率は、約0.1%です。

Q2:西ナイル熱はどこで流行していますか?

A2:1937年にウガンダで最初に確認されて以来、1951〜1954年、1957年、1999〜2000年にはイスラエル、1962、2000年にはフランス、1974年には南アフリカ、1996年にはルーマニア、1999年にはアルジェリア、1999年にはロシア、1999〜2004年には米国、2001〜2004年にはカナダと世界各地で西ナイル熱の流行が起こりました。アメリカ合衆国では、1999年〜2004年まで数千人が西ナイルウイルスに感染し、2002年には284人が死亡しました。
 世界100か国以上に流行し、25億人が感染の危険にさらされています。毎年5,000万人が感染し、50万人が入院、1〜5%は死亡しています。多くの国で小児死亡の主要な原因となっています。

Q3:西ナイル熱ではどのような症状がでますか?

A3:潜伏期は、2〜6日です。3〜5日続く突然の発熱、通常、摂氏39度以上、悪寒を伴うこともある、頭痛・咽頭痛・背部痛・筋肉痛・関節痛などの症状を示します。有症状の人が20%、無症状の人が80%です。発疹・リンパ節腫脹・腹痛・嘔吐・結膜炎・髄膜などの症状が出る人もいます。

Q4:西ナイル熱の合併症にはどのようなものがありますか?

A4:感染した人の0.5〜0.7%に脳炎、髄膜炎を起こし、死亡する人もいます。脳炎の症状としては、頭痛、高熱、項部硬直、嘔吐、精神錯乱、筋力低下、呼吸不全などです。

Q5:西ナイル熱の予防法はどのようにしますか?

A5:最も重要なことは蚊に刺されないことです。露出している皮膚へ虫よけ剤を使用しましょう。戸外に出るときは、長袖、長ズボンを身につけましょう。戸外の空き缶、空きビン、空の器、古タイヤなどを片付けて水たまりや水のよどみを少なくし、蚊の発生を防ぎましょう。

Q6:西ナイル熱の治療法はどのようにしますか?

A6:現在のところ、西ナイルウイルス感染症に対する効く薬はありません。治療としては、症状に応じた対症療法が中心となります。西ナイルウイルス感染症に対する予防接種(ワクチン)が有望ですが、現在研究開発中です。