Topページへ
疥癬(かいせん)

  Q1:疥癬はどのような病気ですか?
  Q2:疥癬はどのように分類されますか?
  Q3:疥癬の症状はどのようなものですか?
  Q4:疥癬の診断はどのようなものですか?
  Q5:疥癬の治療法はどうなっていますか?
  Q6:疥癬を予防するための注意事項は何でしょうか?

Q1:疥癬はどのような病気ですか?

A1:疥癬(カイセン)は、ヒト疥癬虫(ヒトヒゼンダニ)と呼ばれるダニが、皮膚の最表面である角質層に寄生するため、全身あちこちがかゆくなります。人から人へと肌の接触で感染しますが、ペットには感染しません。ヒゼンダニは体長0.4〜0.2ミリの微生物です。

Q2:疥癬はどのように分類されますか?

A2:2つ臨床病型があります。1つは「通常疥癬」と呼ばれ、ふだん元気で免疫力のある人に見られる病型です。もうひとつは「角化型疥癬」と呼ばれ、免疫力が低下している高齢者に多い病型です。ダニの数は普通の疥癬は1000以下なのに、角化型疥癬は100万〜200万とケタ違いに多いのです。

Q3:疥癬の症状はどのようなものですか?

A3:「通常疥癬」では、ぶつぶつした丘疹が全身各所に見られかゆくなります。「角化型疥癬」は免疫力が低下している高齢者に多く、皮膚全体が真っ赤になり、手や足、臀部がざらざら角化してくるタイプ、つまり疥癬の重症型です。指、手の平、腋の下、陰部、おへそなどによくできて、とてもかゆいです。かゆみは激しく、夜は眠れません。

Q4:疥癬の診断はどのようなものですか?

A4:診断の確定には、顕微鏡でヒゼンダニか卵を見つける必要があります。

Q5:疥癬の治療法はどうなっていますか?

A5:軽症の場合は、オイラックスの外用や、ムトウハップなどを風呂に入れて入ると良くなります。ひどい場合は、全身にくまなく外用剤を毎日1回塗布して、約1か月の治療が必要です。安息香酸ベンジル、γBHC、クロタミトン、イオウの軟こうなどを用います。

Q6:疥癬を予防するための注意事項は何でしょうか?

A6:感染者が直接着た衣類、シーツなどは、70度以上の熱湯で一度消毒する必要があります。病院、特養ホーム、養護老人ホーム、保育所、合宿所などで入院患者さん、介護者、医療従事者を介して感染が拡大していくことも多いので注意しましょう。 患者さんと接する人は、手袋とガウンを着け、寝具や衣類は熱湯で、部屋はピレスロイド系殺虫剤で消毒しましょう。