Topページへ 関節リウマチ
Q1:関節リウマチの原因はなんですか?
Q2:関節リウマチとはどのような病気ですか?
Q3:関節リウマチの患者はどのくらいおりますか?
Q4:関節リウマチはどのような特徴をもつ病気ですか?
Q5:関節リウマチの症状はどのようなものですか?
Q6:関節リウマチの悪化の誘因にはどのようなものがありますか?
Q7:関節リウマチの診断はどのようにしますか?
Q8:関節リウマチの診断のための検査にはどのようなものがありますか?
Q9:関節リウマチにかかり易いのはどんな人ですか?
Q10:関節リウマチの治療法はどうなっていますか?
Q11:関節リウマチの類縁疾患にはどのようなものがありますか?
Q12:関節リウマチを予防するための注意事項は何でしょうか?
Q1:関節リウマチの原因はなんですか?
A1:はっきりした原因は不明ですが、自己免疫疾患と考えられています。関節リウマチになりやすい遺伝的な素因があり、それにスローウイルスなどの感染が引き金になっておこる慢性多発性関節炎です。
Q2:関節リウマチとはどのような病気ですか?
A2:からだの多くの関節に慢性炎症が起こり、関節がはれて痛む病気です。長期間にわたって進行すると軟骨・骨の破壊が進み、手・足の関節の変形と機能障害が起こります。
Q3:関節リウマチの患者はどのくらいおりますか?
A3:厚生省リウマチ研究班調査によれば、日本全国の関節リウマチ患者は50〜100万人で、有病率は全人口の0.5〜1.0%です。
Q4:関節リウマチはどのような特徴をもつ病気ですか?
A4:関節リウマチは、関節の炎症と痛みが次第に全身に広がり、進行すると変形して身体障害がでる病気です。30〜60歳代の人にかかりやすく、男女比は3:7で、女性に多い病気です。
Q5:関節リウマチの症状はどのようなものですか?
A5:自覚症状としては、手指の関節のはれと痛みがあり、朝方より手指の腫れぼったい感じとこわばりを感じます。これを朝のこわばりといい数時間続きます。関節リウマチが進行すると全身の関節に波及し、関節が変形して日常生活に支障をきたします。貧血・発熱(微熱)・倦怠感・疲労・食欲不振・体重減少・リンパ節腫脹・呼吸困難などの全身の症状があるときは関節リウマチの中で特に悪い、悪性関節リウマチになっている可能性が大ですので注意しなければなりません。全身症状として、疲労、脱力感、体重減少、食欲低下がみられます。
Q6:関節リウマチの悪化の誘因にはどのようなものがありますか?
A6:悪化の誘因としては1) 梅雨・台風・寒冷時 2) 湿気 3) 過労の時 4) 風邪など 5) 精神的ストレスなどがあります。
Q7:関節リウマチの診断はどのようにしますか?
A7:関節リウマチの診断は、通常、アメリカリウマチ学会の診断基準(臨床症状と検査の所見)に沿って行われます。(診断基準の詳細はこちら)
Q8:関節リウマチの診断のための検査にはどのようなものがありますか?
A8:関節リウマチの診断には、リウマトイド因子(RA・RAHA・IgG-RF)、抗核抗体、免疫複合体、補体価などがあり、関節リウマチ患者ではこれらの検査が陽性となります。リウマチの炎症の程度をみる検査として、血沈値、CRP、シアル酸、免疫グロブリン、血清MMP-3などの増加がみられます。その他の検査として赤血球・白血球・血小板、尿検査、生化学検査(肝・腎機能)、レントゲン検査、CT・MRI・骨シンチグラフィなどがあります。
Q9:関節リウマチにかかり易いのはどんな人ですか?
A9:高齢者社会の進行に伴い、老年者のリウマチ患者が増加する傾向にあります。女性に多く、男女ともに日常生活、家庭生活、社会活動に支障をきたす慢性疾患であり、運動障害に至るので、社会的、経済的な負担が大きな問題となっております。
Q10:関節リウマチの治療法はどうなっていますか?
A10:薬物療法、理学療法、手術療法があります。関節リウマチの大多数の患者さんは非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛剤)、抗リウマチ薬(ブシラミン、サラゾスルファピリジン、ペニシラミン、メトトレキサート)、副腎皮質ステロイド剤(ステロイド)の3種類のくすりを使って治療をしております。最近、生物学的製剤として、キメラ型抗ヒトTNFαモノクロナール抗体(インフリキシマブ)や可溶性TNFレセプター(エタネルセプト)も使用されるようになりました。理学療法としては、1) 温熱療法 2) 体操と筋力強化 3) 補装具の装着などがあります。手術療法としては、滑膜切除術と人工関節置換術などがあります。
Q11:関節リウマチの類縁疾患にはどのようなものがありますか?
A11:悪性関節リウマチと若年性関節リウマチがあります。悪性関節リウマチは心臓、肺、消化管、皮膚などに病変が広がり、血管炎を起こし、発熱や心筋梗塞、肺炎、腸梗塞などの症状をひきおこす重篤な病気です。若年性関節リウマチは15歳以下の人が発病した時に呼びます。
Q12:関節リウマチを予防するための注意事項は何でしょうか?
A12:関節を腫れたままに放置せず、なるべく早く治療します。炎症を抑える薬物療法が重要です。腫れたままの状態で放置しておくと、関節が破壊され、変形します。