Topページへ ベーチェット病
Q1:ベーチェット病とはどんな病気ですか?
Q2:ベーチェット病の症状はどのようなものがありますか?
Q3:ベーチェット病の発生頻度はどのくらいですか?
Q4:ベーチェット病の診断はどのようにしますか?
Q5:ベーチェット病の治療はどのように行いますか?
Q1:ベーチェット病とはどんな病気ですか?
A1:病因は現在も不明です。ベーチェット病(Behcet's disease)とは、トルコのイスタンブール大学皮膚科Hulsi Behcet教授が初めて報告したのでこの病名がついたのであります。口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患で難病です。ベーチェット病患者の50%以上にHLA-B51が陽性です。
Q2:ベーチェット病の症状はどのようなものがありますか?
A2:口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍では、口唇、頬粘膜、舌、歯肉、口蓋粘膜に円形の境界鮮明な潰瘍ができます。皮膚には、下腿伸側や前腕に結節性紅斑様皮疹がみられます。外陰部潰瘍は、男性では陰のう、陰茎、亀頭にみられ、女性では大小陰唇、膣粘膜に有痛性の潰瘍がみられます。眼症状として虹彩ぶどう膜炎、網膜絡膜炎を起こします。この他、関節炎、血管病変、消化器病変、神経病変、副睾丸炎がみられます。
Q3:ベーチェット病の発生頻度はどのくらいですか?
A3:日本が最多発生国で、韓国、中国、中近東、地中海沿岸諸国にもよくみられます。男女共20〜40歳に多くみられます。日本では北海道、東北部に多く推定患者数は1991年の統計では約18,000人です。
Q4:ベーチェット病の診断はどのようにしますか?
A4:厚労省研究班の診断基準<詳細はこちら>を参考にします。
Q5:ベーチェット病の治療はどのように行いますか?
A5:全身的に血管の閉塞が起こりやすいので、抗凝固療法や血管拡張療法を行います。口腔内潰瘍には、口腔用のケナログ、アフタッチを用います。各種症状が反復する場合には、コルヒチン、エパデールなどが有効です。虹彩ぶどう膜炎には、リンデロン、ネオーラルを用います。急性型には、プレドニン、エンドキサン、イムラン、メソトレキセート、サラゾピリンなどの免疫抑制薬を内服します。