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歯周病

  Q1:歯周病とはどのような病気なのですか?
  Q2:歯周病の原因となる細菌にはどのようなものがありますか?
  Q3:歯周病菌により全身の病気を起こすことはありますか?
  Q4:歯周病にならないようにするにはどうすればよいですか?
  Q5:歯周病の治療法にはどのようなものがありますか?

Q1:歯周病とはどのような病気なのですか?

A1:歯周病は生活習慣病の一つとされており、30〜40歳代の日本人の80%以上がこの病気にかかっております。歯周病とは歯と歯茎(はぐき)の間の歯肉に細菌の塊(プラーク)が異常繁殖して、炎症(歯肉炎→歯周炎→歯槽膿漏へと進行)を起こす病気です。歯肉の腫れ、出血、膿が出ていると口臭を伴います。放置しておくと、最終的には歯が抜けてしまいます。

Q2:歯周病の原因となる細菌にはどのようなものがありますか?

A2:歯周病の原因となる細菌として、十数種類の細菌が歯周病の発症に深く関係しております。歯茎より上で繁殖し歯肉炎をおこす好気性菌(酸素が必要な細菌)として、アクチノマイセス・ビスコーサス、アクチノマイセス・ネスランディ、アクチノバジルス・アクチノマイセテン、オイコネラ・コロデンス、キャプノサイトファーガ・オクラセアなどがあります。 歯茎より下で繁殖し歯周病をおこす嫌気性菌(酸素が不要な細菌)として、ポルフィノモナス・ジンジバリス、プレボテラ・インテルメディア、アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンス、ポルフィロモナス・ジンジバーリス、フソバクテリウム・ヌクレアトゥム、トレポネーマ・デンティコーラなどがあります。

Q3:歯周病菌により全身の病気を起こすことはありますか?

A3:最近の研究によれば、歯周病の患者さんは、歯周病のない患者さんに比べ致命的な心臓発作を起こす危険が約2.8倍、早産の確率が7.5倍高いようです。日本人の成人の約85%は歯周病に感染していますので、しっかりと歯の治療をしましょう。歯周病を原因とする炎症が心臓の冠状動脈に脂性沈殿物が付着し血管腔が狭くなります。そこで、心筋梗塞や心内膜を起こしやすくなります。誤引性肺炎(黄色ブドワ球菌や緑膿菌)も起こすようです。

Q4:歯周病にならないようにするにはどうすればよいですか?

A4:1日1度10分間のブラッシングを行いましょう。特に歯と歯茎との間をブラッシングしてプラークを除去することが必要です。デンタルフロス(糸ようじなど)で歯と歯の間を掃除することも大切です。常に口の中を清潔にし、細菌の繁殖を防ぐために偏食をなくし、規則正しい食事をとりましょう。過労・ストレス・睡眠不足・喫煙をなくしましょう。歯科医でときどき定期的に検診を受け、歯垢や歯石を除去しましょう。

Q5:歯周病の治療法にはどのようなものがありますか?

A5:薬物治療としては嫌気性細菌に有効な抗生物質を歯周ポケットに直接注入する方法もあります。麻酔をしてメスで切開し、同時に抗生物質の投与をおこないます。この他、レーザーで細菌数の減少させ、炎症組織を焼き取る手術も行われています。