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食道がん

  Q1: 統計学的に食道がんはどのような特徴をもっていますか?
  Q2: 食道がんの誘因は何ですか?
  Q3: 食道がんの症状はどのようなものですか?
  Q4: 食道がんの診断はどのようにしますか?
  Q5: 食道がんの治療はどのようにしますか?
  Q6: 食道がんの手術をする際、病院を選択するための基準は何んでしょうか?
  Q7: 食道がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

Q1:統計学的に食道がんはどのような特徴をもっていますか?

A1:1999年のデータでは食道がんの死亡者は総数で9,991人、男性で8,449人、女性で1,542人です。食道がんは全がんの3.4%を占めております。50歳代以降は加齢とともに急激に増加し、ピ−クは60歳代です。男女比は5:1で男性に多いがんです。経年的にみると男性では横ばいであるのに対し、女性では年々減少しております。

Q2:食道がんの誘因は何ですか?

A2:最大の誘因は飲酒と喫煙です。その他、あつい食べ物、辛い食べ物、冷たい食べ物、肉や魚のこげたもの等が考えられます。

Q3:食道がんの症状はどのようなものですか?

A3:食物のつかえ、熱いものや冷たい物がしみたり、痛みもあります。進行すると体重減少、胸痛・背部痛、咳、声のかすれなどの症状も現われます。 喫煙、飲酒、熱い飲食物の摂取などが食道がんの発生に関与しております。

Q4:食道がんの診断はどのようにしますか?

A4:食道がんの診断には、食道のX線検査と内視鏡検査があります。食道のX線検査では早期がんを見落とすことがあるので、内視鏡検査のほうが詳細に診断できます。最近は内視鏡で食道を観察しながらヨード染色をすると正常粘膜は黒色に、がんや炎症は白色になります。この白色部分を生検して診断するのが良い方法です。さらに、 超音波内視鏡検査、超音波検査、CT検査、MRI検査などを行うこともあります。

Q5:食道がんの治療はどのようにしますか?

A5:早期がんでは開胸開腹手術をせずに、内視鏡的粘膜切除術が行われます。内視鏡による切除術の他に、従来から行われてきた開腹による食道切除術、放射線治療、抗がん剤投与などの治療法があります。さらに温熱療法や免疫療法などを行っている施設もあります。

Q6:食道がんの手術をする際、病院を選択するための基準は何んでしょうか?

A6:食道がんに限らず、外科手術をする際の病院選択の基準は手術件数の多い病院(手術を多数実施していることは、即ちその手術に精通している医師がいると考えてよい)を選らぶことです。食道がんの発生頻度自体が少ないのですが、手術件数が年間20件以上の病院にお願いするのがよいでしょう。全国の大学病院や大病院では、年間20件以上の食道がん手術を実施しているようです。各人で確認してください。

Q7:食道がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

A7:国立がんセンター中央病院における食道がんの予後は、1992年〜1996年に手術を受けた方の5年生存率は、TNM分類による進行度I期:78.8%、進行度IIA期:58.6%、進行度IIB期:50.9%、進行度III期:32.4%、進行度IV期:19.0%とのことです。
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