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子宮頸部がん

  Q1: 子宮頸部がんはどのような特徴をもっていますか?子宮頸部がんはどのような病気ですか?
  Q2: 統計学的に子宮頸部がんはどのような特徴をもっていますか?
  Q3: 子宮頸部がんの症状はどのようなものですか?
  Q4: 子宮頸部がんの診断はどのようにしますか?
  Q5: 子宮頸部がんの危険因子はどのようなものですか?
  Q6: 子宮頸部がんの治療はどのようにしますか?
  Q7: 子宮頸部がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

Q1:子宮頸部がんはどのような特徴をもっていますか?子宮頸部がんはどのような病気ですか?

A1:子宮がんには、子宮頸部がん(子宮の入口)と子宮体部がん(子宮の内部)の2種類があります。近年、子宮頸部がんの検診普及により子宮頸部がんの発生率や死亡率が低くなっております。子宮頸部がんは子宮がん全体の70%を占め、子宮の膣に近い部分(子宮頸部)に発生します。組織学的に見ると扁平上皮がんが85%、腺がんが10%、その他のがんが5%の割合です。

Q2:統計学的に子宮頸部がんはどのような特徴をもっていますか?

A2:子宮頸部がんの年齢分布は50歳代にピークがあり、次いで60歳代、40歳代、30歳代、70歳代の順になっています。頸がんの病因としては、ヒトパピローマウイルス(HPV)の関与が考えられております。1999年の統計によれば、子宮の悪性腫瘍は大半が子宮がん(子宮頸部がんと子宮体部がん)が、死亡者数は年間約5142人です。

Q3:子宮頸部がんの症状はどのようなものですか?

A3:子宮頸部がんの初期は、無症状です。進行すると症状として、異常なおりもの、不正出血、性交時出血、下腹部痛などです。婦人科の症状がなくても、30歳のころから年に1回、子宮頸部がんの検診(細胞診によるがん細胞の発見)を受けることをお勧めします。

Q4:子宮頸部がんの診断はどのようにしますか?

A4:診断には、細胞診、コルポ診による組織診などを行います。細胞診とは外子宮口の部分を綿棒またはヘラでこすって細胞を集め、スライドガラスの上に塗り、染色したものを顕微鏡でみてがん細胞を見つけます。組織診は疑わしい部分から組織の一部を切り取り(生検)、標本をつくって顕微鏡で診断する方法です。コルポスコープという拡大鏡で、子宮頸部粘膜表面を拡大して、細かい部分を観察する診断法をコルポ診と呼び、組織の採取には欠かせません。

Q5:子宮頸部がんの危険因子はどのようなものですか?

A5:子宮頸部がんの危険因子としては(1)ウイルス感染 (2)早婚や若い時期からセックスを始めた (3)セックスの相手が多数 (4)早産・多産などの人 (5)肥満 (6)喫煙などです。

Q6:子宮頸部がんの治療はどのようにしますか?

A6:子宮頸部がんには、外科療法、放射線療法による化学療法の3つの治療法があります。早期子宮頸部がんに対する治療としては、高周波療法、レーザー治療などがあります。円錐切除法は子宮頸部を円錐状に切り取りがんの検査と治療を兼ねる方法です。この円錐切除法には高周波メスやレーザーメスが用いられ、出血も少ないので外来で実施できます。この他、光線力学的療法として、がん細胞に集まりやすい光感受性物質を注射し2日後にがん細胞に取り込まれたこの物質に特殊なレーザー光をあてるとがん細胞だけが破壊されます。ただし半年間は日に当たらないように全身を覆うことが必要になります。小さな放射性物質を直接、がん病巣部に入れる小線源治療も行われています。

Q7:子宮頸部がんの予後(病気の見通し)はどうですか?

A7:I期よりIV期全ての症例における5年生存率は、65.9%です。ステージ分類による5年生存率は、I期 82.9%、II期 63.6%、III期 40.1%、IV期 13.1%です。 (子宮頸部がんの病期分類の詳細はこちら