Topページへ 低血圧
Q1:低血圧の診断基準はどのようになっていますか?
Q2:低血圧にはどのよう種類があるのでしょうか?
Q3:低血圧の原因は何でしょうか?
Q4:低血圧の症状はどのようなものですか?
Q5:低血圧の治療はどのようにしますか?
Q1:低血圧の診断基準はどのようになっていますか?
A1:収縮期血圧(最高血圧)が100Hg以下を低血圧と呼んでおります。低血圧の診断には、収縮期血圧が目安になり、拡張期血圧は用いられません。
Q2:低血圧にはどのよう種類があるのでしょうか?
A2:低血圧は、本態性低血圧、起立性低血圧(本態性起立性低血圧、症候性起立性低血圧)、症候性低血圧(二次性低血圧)に3種類に分類されます。本態性低血圧とは、原因不明の低血圧をいいます。
起立性低血圧とは、急に起立したり、長時間立ち続けていると血圧が下がり、めまい、立ちくらみなどを起こします。本態性起立性低血圧は、起立性低血圧のうち、原因となる病気がない場合をいい、症候性起立性低血圧は、起立性低血圧のうち、原因となる病気がある場合をいいます。 症候性低血圧(二次性低血圧)とは、内分泌疾患、降圧剤、脱水がもとで血圧が低くなっている場合をいいます。高齢者が低血圧になると、失神や転倒しますので注意が必要です。Q3:低血圧の原因は何でしょうか?
A3:アジソン病、低アルドステロン症、褐色細胞腫などの内分泌性疾患、静脈弁欠損症、動静脈奇形、カルチノイド症候群などの血管性疾患で低血圧になります。また、循環血液量の減少、心拍出量の減少、各種薬剤(降圧剤、向精神薬、抗パーキンソン薬)でも低血圧になります。起立性低血圧は、自律神経失調により血圧の調節がうまくいかない場合です。パーキンソン病、腎不全、アミロイドーシスなどの疾患、精神的ショック、暑いところでの長時間の起立、空腹などでも起立性低血圧になります。自律神経の調節機構に障害があったり、循環血液量が減少していたりすると、血圧が低くなり、脳が虚血の状態となり、立ちくらみ、めまいをおこします。
Q4:低血圧の症状はどのようなものですか?
A4:低血圧の人の症状は、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、脱力感、不眠、頭痛・だるさ・疲れ・肩こり・疲れ目、朝起き不良、食欲不振・胃のもたれ、上腹部膨満感、悪心、嘔吐、吐き気、下痢・便秘、腹痛、発汗・冷え、動悸・不整脈・息切れ、四肢の冷感、胸部圧迫感などです。
Q5:低血圧の治療はどのようにしますか?
A5:低血圧治療は一般的注意と薬物療法に分けられます。
(1)一般的注意
十分な睡眠、適度な運動、規則正しい生活を心がけます。人混みや、猛暑の時に症状が出現、増悪する人も多く、このような状態を避けるように注意します。 症候性低血圧の場合は、原因疾患の治療と原因の除去を行います。
(2)薬物療法
低血圧の薬物療法には精神安定薬、自律神経調整薬、昇圧薬等が用いられます。本邦で使用されている昇圧薬としてはジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット)、エチレフリン(エホチール)、ミドドリン(メトリジン)、アメジニウム(リズミック)などがあります。