Lord Slumber
眠りの王は混沌の中にいた。レム睡眠の迷宮で開かぬ眼球をクルクル回しながら、脳髄を掻き回すフリークス共の歌声になんとか耐えていた。
助けを求め暗闇の中に手を伸ばした瞬間、指先に触れた懐かしき感触。「おお、これこそは輝ける理性の冷たき唇!我をこの熱き坩堝より掬い出したまえ!」