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◎アニメ批評 CASE:甲殻機動隊その2 |
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う〜ん、しかしこのアニメは結構突っ込みどころがあるな・・・ 毎回細かい、重箱の隅を突付くようなツッコミなんだが・・・ ええと、先日の放送でちょっと気になる事があったので・・・ 難民の革命を画策するテロリストのクゼがエトロフに行ってロシアンマフィアからプルトニュウムを買う、という話の回だ。 その中に公安9課のタチコマと陸自のアームスーツが戦闘する、というシーンがあった。 で、アームスーツの武装が対人用と思われるガトリングガンを使用していたのだが、その取り付け位置が実に不思議だった・・・ 筒状の武装ポッドを背中にランドセルのように背負って、銃本体は筒状のポッドの最下部にぶら下がるように付いていた回転砲塔に収納されていた。 攻撃の際は、アームドスーツの足の間から射撃を行っていた・・・ なんで? 足の間の僅かの空間なんて射界が極端に狭いところから撃つんだ? そもそもこのアームスーツは陸戦兵器であり移動方法は2速歩行が基本らしい動きをしていた。 という事は、歩きながら、もしくは立ち止まって戦闘するものだろう。なのに何故に足の間なんて変なところに武装をぶら下げるんだ? これでは素早く動く標的を補足仕切れないし下手すりゃ自分の足を撃っちゃうよ・・・ それ以前に、陸戦兵器という物は敵から自分を隠蔽しつつ攻撃を行うものだ。それなのに武装が最も低い位置に取り付けられてたら、敵前に全身をさらけ出さなければ射界を確保できず、起伏が激しい地形ではそれこそジャンプして空中に飛び出さなければ攻撃できない・・・ まさか、ぴょんぴょん飛び跳ねながら戦う兵器なのか? だとしたら、この兵器を考えたやつは単なる阿呆だ・・・ この鈍重な装甲兵器を空中に静止させるだけの飛行装置とその燃料など搭載出来そうもないし、もし空中静止なんかしてたら単なる的以外の何者でもなくなる。 するとジャンプして着地するまでの僅かの間に、索敵、目標補足、攻撃、を行い、敵を倒すまで繰り返すのか? 放物線を描きながらの射撃では命中精度は極端に悪く、無駄弾ばかりが消費される事だろう・・・ 現に劇中でも、結構な至近距離で大して早くもない足で殆ど直線単純運動で逃げてるヤツを仕留めるのに概算で 100発近く撃ちまくってたし・・・
戦争を良く知らない人にはピンとこない話だろうが、戦闘は平坦な場所で行われる事は殆どなく、大概は何か遮蔽物があるところか起伏のある場所で行うのだ。 自分を敵から隠蔽するのは戦闘の基本中の基本であり、敵を撃破するのよりも重要な事なのだ。 現用兵器で最強の陸戦兵器であるメインバトルタンクでさえも可能な限り車体は隠蔽するように行動するのだ。拠点防御に用いる場合は、地面に穴を掘って戦車を埋めて砲塔だけを地上に出す事もあるのだ。 それくらい戦闘においては敵前に自身を晒すことなくいかに隠蔽するかは重要な事だ。 それらを考慮すると、アームスーツの武装は機体の最も高い位置に取り付けるのが理想的である。 これならば射界は半球状の全天視界、しかも人間が搭乗している本体は遮蔽物にきっちり隠蔽した状態で銃だけ突き出して攻撃を行う事が出来る。 目標とは全く違うあさっての方向に2本足でピョコピョコ走りながらでも、砲身安定装置さえあれば安定して攻撃し続けられる。やったね! 更に言うならば、地形のギャップにぶつけて銃身を傷めることもない。陸戦兵器と言う特性上、頭上の障害物よりも足元の障害物の方がよっぽどぶつける機会が多いのだ。だから今のままでは、なんかの拍子に尻餅を付いただけでこの銃は壊れるだろう・・・ それなのに、この兵器は全く持って非合理極まりない・・・ このアニメはミリタリーライクを気取ってる割には、全く持ってミリタリーはおろか銃のことさえもろくに知らなさ過ぎる。 それっぽければそれでいい、という非常に浅はかな設定ばかりが目立つ。
それと、ちょっとだけこのガトリングガンの事に触れておこう・・・ 画面を見る限りでは銃身長は1m以下というところ。口径は小口径で、 5.56mm程度であろう。廃莢していないところを見ると燃焼型薬莢のケースレス弾だろう。現用兵器でもごく僅かだが対人用小銃用の燃焼型薬莢のケースレス弾が存在する。 ドイツのヘックラーウントコック社製 MP11がケースレス弾を使用している。この程度の銃の威力だと、装甲兵器としては貧弱とは言え装甲板を有するミニタンクのタチコマを破壊するのはかなり困難だ。しかし、あくまでも対人兵器として考えるなら、小口径高速弾のミニガンならば相当な貫徹力を有しているので、よっぽど頑丈なボディアーマーでない限りは役に立たないほど強力だ。つまり、人間が撃たれたら文字通り蜂の巣になるわけだ。
余談になるが、ちょっとネタバレを・・・ これは予想なのだが、テロリストのクゼは、多分、草薙少佐の初恋の男の子だ。 根拠としては、9課に新人を採る際のテストで、街中を草薙少佐をロストせずに尾行する、という話の回の時だった。少佐がいきなり夢の世界みたいなところへ迷い込むと、そこには人間の記憶を預かるという店があり、そこに大昔の少年と少女の儀体が預けられていた。 それにまつわる話の中で、女の子の方が草薙少佐で男の子の方が初恋の相手だ、というような雰囲気を匂わす話があった。そして男の子は大昔の戦争に行ったきり行方不明との事・・・ クゼの過去を説明する話の回の時、大昔の戦争にクゼが行って色々あって勝手に離隊してしまい脱走兵となった。更には、クゼは PKFの特別仕様の完全儀体で戦争に行く際に儀体を換装したという事・・・草薙少佐がクゼの電脳に直接アクセスする話の回で、クゼのゴースト(記憶)に触れた少佐がその後しばらく態度がおかしくなり、子供の頃に一生懸命折ったであろう折鶴をこさえている事・・・ エトロフでクゼが折鶴をこさえてた事・・・ これらの符丁が、二人が記憶の預かり所にあった子供の儀体の持ち主である、という事に符合するからだ。 もし違ったら、物凄い思わせぶりな演出をしたもんだ・・・ |
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