活用形を極めよう!

 活用形の性質 

 活用形の名前には意味がある。その意味をしっかり把握して、それぞれの活用形がどのように使われるか、
 どういう性質を持っているのかを理解することが、文法を極める第一歩だ。

 
 

未然形ってなんだ?

 未然形に返り点を付けて読むと、「未だ然らざる形」と読めます。
 ・・・現代語にすると、「まだそうなっていない形」。
 未然形は基本的に「まだ起こっていないこと」を表すのに使うと覚えよう!

 学校に行かない →学校に行くという行為がまだ行われていない。

 学校に行こう →まだ学校に行くという行為が行われていないから、
           「行こう」という意志が述べられる。
           もう学校に来ている人は、「行こう」とは言えない。

 

 

未然形に接続する
主な言葉 

助動詞:ず・じ・む・むず・る・
    らる・す・さす・しむ・
    まし・まほし
助 詞:ば・で・ばや・
    なむ(終助詞)


 

連用形ってなんだ?

 連用形は、「用言に連なる形」・・・つまり、「下に用言がくる形」です。
 文をつなぐ形でもあります。「て」に続く形と覚えよう!

(例)授業を受けて、部活をて・・・

 

 

連用形に接続する
主な言葉 

助動詞:き・けり・つ・ぬ・たり・
    けむ・たし
助 詞:て・して・つつ・ながら・
    てしがな・にしがな・
    がな・もがな・そ
 

 

終止形ってなんだ?

 終止形は、「文が終止する形」・・・つまり「文が終わる形」です。
 だけど、助動詞や助詞が付くこともあるよ。

 

 

終止形に接続する
主な言葉 

助動詞:まじ・めり・
    なり(伝聞推定)・
    らむ・らし・べし
助 詞:とも・と(引用)
 

 

連体形ってなんだ?

 連用形は、「体言に連なる形」・・・つまり、「下に体言がくる形」です。
 また、体言の代わりをしたり、係助詞「ぞ・なむ・や・か」の結びにもなります。

 学校に行くことは楽しい。→  体言である「こと」に連なっている。

 負けるが勝ち。→  「負ける」の下に「こと」が省略されており、
            主語になっている。

 いづれの山か天に近き。→  係助詞「か」の結びの語になっている。
 

 

連体形に接続する
主な言葉 

助動詞:なり(断定)・ごとし
助 詞:格助詞全般・副助詞全般・
    終助詞(か・かな・よ)
    接続助詞(が・に・を・
    ものを・ものの・
    ものから)
 

 

已然形ってなんだ?

 已然形に返り点をつけて読むと、「已(すで)に然る形」・・・
 つまり、「もうそうなってしまった形」です。
 「もう起こってしまったことを表す形」だと覚えましょう。
 未然形とは対照的で、同じ接続助詞の「ば」がついても訳し方が違います。

 未然形 + ば = 仮定条件
         (まだ起こっていないことを仮に定める条件)
 雨
降らば→もし雨が降ったならば

 已然形 + ば = 確定条件
         (もう起こってしまったことを確かに定める条件)
 雨
降れば→雨が降ったので

 

 

已然形に接続する
主な言葉 

助 詞:ば・ど・ども
注:係り助詞「こそ」の
  結びにもなる
 

 
 

命令形ってなんだ?

 命令形は、その名の通り「人に命令する形」です。
 他の語がこの形に付くことはなく、いつも文末に現れます。