文化祭顛末記
 7月某日、文化祭の出し物を決めるためのLHRにて、
 担任、安谷海紘は「片づけをしないでいいし(これが重要!)、
 かっこいいし、流行だから!」との理由でアカペラ合唱を主張。
 あっけなく却下される(;_;)
 かといって生徒達にいいアイディアが有るわけではなく
 出てくるアイディアは「お化け屋敷」「飲食店」「校門アーチ」
 ・・・どれも、競争率が高く、当たる可能性が低い。
 そこで、大学祭で面白かったものをいくつか紹介したところ、
 パソコンとアイロンプリントを使ったTシャツ工房に興味が集中。
 多少の不安はあるものの結構することとなった。
 
 
   セロファンで作った花で教室の後ろにかたどった
   Tシャツのモチーフ。
   この花作りも結構タイヘンでした(^-^;)

 他にないアイディアだったこともあり、あっさり許可がおり
 Tシャツ工房「e-motion」を開店することが決定。
 展示ながらお金を扱えるので、バザーをやりたかった輩も満足。
 コンピュータ好きな男の子達も色めきだつ。
 デザインやポスター作りには、落書き好きな子達が大活躍。
 いちばん懸念したのが「一部の人間しか参加しない文化祭」だったが
 他の先生にも「動いている生徒が多くて良かった」とお褒めを頂くほど
 それぞれが自分にあった役割を持ち、自分の作品を作れるという
 なかなかよい企画となったのである。
 
 
   e-motioという名前は公募の上決まったのだが、
   「『感動!興奮!』という意味もよいし、
    『e-』というエレクトリックな感じがパソコンを使ってる感じで
    なかなか考えてあるよね〜」とコメントしたら、
   提案者は「ただ書いてみただけなんだけど(^^;」と一言。
   終わりよければ、全てよし、かぁ?(^-^;)

 我らが2年7組は、「文理クラス」と呼ばれるクラスで
 文系が圧倒的に多い我が校において、多少理系も嗜む(笑)子たちが
 集まっている、比較的お勉強の出来るクラスである。
 ただ、そういう理由もあって男子が26人、女子が15人という
 変則的な編成で、男女の仲がしっくりいっていなかったりした(^-^;)
 授業中も実に静かで、先生方には評判がよいのだが、
 担任としてはいささか寂しかったのも否めない。
 4月の遠足ではバーベキューをやっただけで、
 みんな「何時に帰れるの?」ばかり聞く始末(-_-;)
 それが、今回の文化祭(の主に準備)で、いわゆる団結というものが
 生まれたようである。
 10月になってから「あ、◎◎、っていうの?オレは××」って
 自己紹介してるのも・・・・まぁ、可愛いか(笑)

 むろん、全てが順調にいったわけではない。
 いちばん怖かったのは、Tシャツが届かなかったこと。
 Tシャツは、私がネットで必死に検索し、安い問屋さんを見つけて
 120枚あまりをまとめて注文したのだが、
 10日以上余裕を持って頼んだにも関わらず、
 届いたのは文化祭初日の朝であった(^-^;)
 そう、それもこれも、全てあのテロ騒ぎのせいである"o(>_<)o"
 ホントに、沖縄は今、もう、無茶苦茶タイヘンなのだ。
 とうとう空爆が始まってしまって、悲しくて仕方ないのだが
 中央のニュースを見ていると「あまり日本には関係ないと思う」と
 言っているインタビューが多くて、認識の低さに切なくなる。
 今現在、私達沖縄県民は、みんなとても苦しい日々を送っている。
 私達だって、日本国民だ。どうか認識を深めてください。
 
 
   平和のピースマークが生徒達はとても好きだ。
   こののれんはゴミ袋にポスターカラーで書かれたものだが、
   なかなかの出来で、教室の雰囲気を明るくしてくれた。
 

 うちの学校は受験校ではないので、あまり勉強熱心な子たちはいない。
 正直に言ってしまうと、授業中はいつも
 「なんでこんなに考えることが嫌いなんだ?」と思ってしまう(^-^;)
 しかしながら、この文化祭での彼らの創意工夫は素晴らしかった。
 アイロンプリントは本来、白地にしか出来ないものなのだが、
 プリントする部分に白いアクリル絵の具で塗ることで色を出し、
 カラーTシャツにもプリントをすることになった。
 この方法は、私がネットで探してきたものなのだが、
 はみ出てしまったり、ムラが出たりでうまくいかない。
 そこでプリントする紙の方に塗ってみよう!という
 アイディアが出て、やってみると実に美しく仕上がるのである。
 この二日間での彼らの技術の上達ぶりは実に見事であった。
 普段も半分くらいでいいから頭使ってくれると、嬉しいんだけどなぁ。
 
 
   この折り紙簾も大好評。美術の先生に引き取られていった。
   

 結果的には・・・Tシャツの到着が遅れたこともあって、
 自分たちのオリジナルTシャツを作るのが半分間に合わなかったり、
 予想以上に反響があった上、在庫管理が甘かったこともあり、
 Tシャツの追加注文を余儀なくされている(^-^;)
 職員や本校生徒の分は制作が間に合わず、20枚以上待たせてあるし、
 会計をまだ終わらせてないのだが、たぶん赤はでないだろうという
 程度の儲けであろう(^-^;)
 なにしろ、白は600円、カラーが700円という安値だからな〜(^-^;)
 ホントに原価ぎりぎりなのである。
 しかしながら、大事なのはこの課程。大成功と言っても良いだろう。
 ・・・まだまだ終わらないんだけどね〜(^-^;)