君らは一体いくつなんだ?(^-^;)

  四月は、いろいろと雑務の多い時期であります。
  教室整備も必要だし、掲示物も新しくしなくちゃいけないし、いろいろ多忙なのですが、
  教科書だの副読本だのの購入をさせるのも一苦労。
  何しろ人の話を聞いてないので、何度も販売日があるのに、買いそびれるのです。
  今日行ったクラスでは、クラスの半分が教科書を持っていませんでした(^-^;)
  とーぜん、半分は床に正座して二年になって初めての古典の授業を受けたことは
  言うまでもありません。
  (これって体罰になるんだけど・・・
   言葉でわかんない人たちには体で覚えてもらわないとね(笑)
  で、明後日は副読本の購入日。
  これは、選択授業の本があるので、ますますややこしいのです。
  全員買うべき本には「◎」、選択には「選」という印が入ってるにもかかわらず、
  彼らはなかなか理解できません(^-^;)
  案の定、副読本購入表を配った後には、生徒が殺到。
  「せんせ〜、この『必修古文セミナー』っての買うの?」
  「これは、理科の時間にやってる選択の国語のテキストだから、
   他の科目取ってるなら買わなくていいよ」
  (この辺はわかりにくいから、まぁいいんだけど・・・)
  「じゃあ、これは?『これでわかる 古典文法』?」
  「それは、毎時間使ってる文法書でしょ?無くした人用に売ってるだけ」
  「じゃあ、選択って、どれ買うの〜?
  「・・・(^-^;)(^-^;)(^-^;)」
  面倒くさくなったので、表を取り上げて
  「はい、理科の選択は?社会は?」
  「え〜っと・・・物理と地学!
  「・・・どっちなの?(^-^;)」
  「あ、物理と地理だぁ(笑)
  「じゃあねぇ、物理はこれで、地理はこれだから、はい、これだけ」
  と、書き込んでやったら・・・
  「せんせ〜、俺も!俺も!!!
  「俺のも書いて〜!
  ・・・私はお母さんじゃないんだぞ(^-^;)(^-^;)(^-^;)
  彼らはほんとに子供っぽいのです。
  週末に、茶髪にしてた女の子に黒くしてくるよう注意したところ、
  今朝、わざわざ私の所に来て「先生、ほら、髪!髪!」と直してきたことをアピール。
  となりにいた友達も「私も、ほら、黒くてまっすぐでしょ?」ときたもんだ(^-^;)
  「えらい、えらい」と誉めたものの・・・・
  ・・・それって当たり前なんじゃないのか?(^-^;)
  最近の高校教師には、保母の心得も必要であります(^-^;)

生徒の噂は・・・

  先日、現代文を担当してらっしゃるU先生が
  「こないだ、授業の余談で
   『私は、子供の頃腎臓が悪くて学校にまともに通えなかったの。
    まるで妊娠してるみたいにおなかも膨らんでしまって大変だった』って話したのね。
    そしたらさぁ、隣のクラスの子が『先生、高校生の時に妊娠して中絶したって本当?!』って
    聞きに来たのよ!全く、この人たちって言うのは・・・・」と
  呆れ嘆いておりました(^-^;)
  何しろ人の話をちゃんと聞くことが出来ない輩ばかりなので、
  この手の無責任な噂は、後を絶たないのです(^-^;)
  かく言う私も、さんざんに噂を立てられているらしいのですが
  中でも「外人とつきあってる」というのが根強いらしく、何度も聞かれます。
  むか〜し、掲示板の日記にも書いたことがあるのだが、
  前年度担当していた学年の生徒との会話を再現すると・・・ 
 「ねぇ、ねぇ、先生の彼氏って外人なんでしょ?
 「みんな噂してるよ」
 「え〜そうなの?それは知らなんだ
 「嘘なの?どうなの?」
 「じゃあ、そういうことにしておこうか。で、何人なの?
 「アメリカ人!」
 「え〜・・・アメリカ人、あんまり好みじゃないからなぁ。。。
  イギリス人にしよう。
  でも、私、英語できないのにどうやってコミュニケーションするんだ?
 「向こうが日本語喋るんだよ」
 「ああ、そうなのか。
  そうだ、『源氏物語』を勉強しに日本に来ているイギリス人、ってのはどう?」
 「金髪?」
 「うん、ブロンディー。で、年下がいいかな。25歳くらい」
 「年下がいいの?」
 「そうねぇ、めんどくさいかなぁ・・・」
 ・・・と、くだらない話をひとしきり。
 そんな問答をしばらく続けた後、
 「やっぱり、ホントだったんだ・・・
 ・・・そんなわけねぇだろ(笑)
 私自身、なんでそんな噂が出たのか本当に不思議だったのですが、
 先日、うちのクラスの女の子の家庭教師をしていた妹の話から、理由が判明しました。
 「お姉ちゃんが授業で英語使うからだってさ(笑)」
 ・・・・何度も言いますが、私は英語はほとんど出来ないのです。
 もちろん授業中、喋ったりするわけがないのです。
 彼らが言っている英語というのは「アイデンティティー」とか「ライフワーク」とか
 「モチーフ」とかいう外来語のことだと思われるのですが・・・
 「自己同一性」だの「畢生の作」だの「創造活動の主題」だの言ったら
 余計わからんだろーに(^-^;)
 高校二年生にもなるんだから、人の話はしっかり聞いて、
 早合点しないようになって欲しいものであります(^-^;)

エニアグラム

  最近「エニアグラム」がマイブームだったりします。
  ご存知の方も多いと思いますが、エニアグラムとは、
  およそ2000年前にアフガニスタン地方で生まれた性格分析法で、
  現在の心理学にも影響を与えていると言われている代物です。
  簡単に言ってしまえば、いくつかの質問に答えることで、
  九つに分類された自分のタイプを見つけ、
  人間関係を良好にするために役立てようというものなのです。
  九つのタイプは以下の通り
  タイプ1 完全でありたい人
  タイプ2 人の助けになりたい人
  タイプ3 成功を追い求める人
  タイプ4 特別な存在であろうとする人
  タイプ5 知識を得て観察する人
  タイプ6 安全を求め慎重に行動する人
  タイプ7 楽しさを求め計画する人
  タイプ8 強さを求め自己を主張する人
  タイプ9 調和と平和を願う人
  ・・・となっているのですが、統計的には、男女比と同じく、
  ほぼ人口を九等分する人数分布になってるのだそうです。
  が、これをうちのクラスでやったところ、ちょっと困った結果となりました。
  少ない順から行くと
  まず、タイプ4は一人も無し。芸術的なセンスに欠けてるってことやね(爆)
  続いて、タイプ1,3,8が一人づつ
  確かに「完全でありたい」と思ったり「成功をしたい」と思ったり
  「強くありたい」と思ったりすると、うちのクラスにはいないだろう(爆)
  次はタイプ2の3人。あまり他の人に興味が無いらしい(^-^;)
  次は意外にもタイプ5が5人
  まぁ、うちのクラスの中では割と知的好奇心がある方の子たちでしたけどね(笑)
  次はタイプ9の4人
  顔ぶれを見ると、実に温厚な子たち揃いで、思わず頷いてしまいました。
  で、次がタイプ6で6人
  このタイプは、強い保護者を求めて、その保護者に従順に従うか、
  逆に納得のいかない権力に反抗して、反体制的になるという二面性を持ってるのだそうで
  うちのクラスの子たちはおおむね前者のような気がします。
  平穏を願うという意味では似ているタイプ9と足すと、結構な人数で、
  クラスの大人しい雰囲気を醸してるのは彼らだな、と妙に納得してしまいました。
  で、いちばん多かったのが、ダントツのタイプ7(^-^;)(^-^;)(^-^;)
  なんと、21人というクラスの人数の約半数を占めていました。
  ・・・通りで、勉強の能率が上がらないわけだ(爆)
  この調査が終わったあと、やっぱり「先生は?」と聞かれました。
  「何だと思う?」と聞きかえしたら、
  初めは「絶対”怒りっぽい”が入ってるヤツだ」と探していましたが(爆)
  後で「あ〜でも、きっと、この”お節介”ってヤツだ!」との意見。
  ・・・その通り。私はバリバリのタイプ2さ(^-^;)(^-^;)(^-^;)
  さてさてエニアグラムについてちゃんと知りたい人はこちら
  簡単にタイプを判定したい人はこちらまで
  結構、面白いです。

あくがれる人々

  最近では余り珍しくもないようですが、
  うちの学校でも授業は通常7時間有ります。
  しかし、やっぱり6時間と7時間ではえらい違いで、
  7時間目には死人続出であります(^-^;)
  どんなに名前を呼んでも起きないヤツもいます。
  机間巡視の際に起こしても、振り向いたときにはまた寝てるのは当たり前。
  近くの子につつかせると逆ギレするのも日常茶飯事
  私は授業中、一時間でほぼ一巡するほど生徒を指名していくのですが
  この7時間目は魔の時間帯
  寝ててもいちおー当てないわけにもいかないし、
  そのたびに足踏みしなければいけないし、
  授業してるこっちもやる気を無くすのですが、
  もっと始末に終えないのは、目を開けて寝てるヤツであります(爆)
  質問をして、名前を呼ぶ。
  彼女は私を見つめている
  質問が聞こえなかったのかと思い、もう一度繰り返して、彼女を見つめる。
  彼女は相変わらず、私を見つめ続けている
  しばし見つめ合うのだが、進展がないので、不安になって、もう一度名前を呼ぶ。
  それでも変化がないので、
  「◎◎、大丈夫?わかってる?当たってるよ?」と問いかける。
  そこで初めて、彼女は自分が当たってることに気付くのであります(爆)
  怖いのは、彼女がずーっと私を見つめていることであります。
  どう見ても、見た目は真面目に聞いてるようにしか見えない。
  ・・・・彼女にとって、私は無声映画かなんかなのだろーか(^-^;)
  もっと怖いのは、諦めてそのとなりに当てても、そのまたとなりに当てても、
  同じように私のことを見つめているくせに、
  何を聞かれてるのかちーっともわかってない
ことです。
  やばいです。
  あぶないです。
  高校生が覚えなければいけない重要古語に
  心が体から抜け出てさまよっている状態を表す
  「あくがれる」という単語があるのですが、
  まさに彼らはあくがれまくってます。
  よく心を飛ばすのに、いろいろやばいものを使ってる人たちがいますが、
  これぞまさしく、ナチュラル・ハイ
  安上がりっちゃ、安上がりだけどさ。
  それとも、わたしの授業がコカイン並みなんだろうか?(超爆)