ノートの取り方

  新天地に来て早一ヶ月・・・
  一番の感想は「学校って、授業以外で忙しいのね〜」であります(^-^;)
  何しろ前任校は、とにかく実績を上げるだけが目的の所だったので
  行事も公務もほとんどないか非常にいい加減だったので、
  学校がこんなにいろんなことをしているなんて知らなかったのです(爆)
  (自分の母校である前々任校もそれに毛が生えたようなものだったし)
  現在までに実力テスト・対面式・部紹介・新入生歓迎球技大会・遠足・
  三科検診&歯科検診を済ませ、現在は三者面談の真っ只中、
  三日後には中間テストが控えておりますが、
  ち〜っとも授業が進まないので範囲が狭くって困ってます(^-^;)
  その間にも初任研はあるし、そりゃあ、更新する暇もないわな、って
  言い訳したい限りですが、GWは東京行ってたので大きな顔はできないのでした(爆)
  (キャラメルボックスもコンボイも素晴らしかったです〜(*^-^*))
  さてさて、新ネタですが・・・いろいろストックしてるつもりだったのですが、
  最近脳細胞の老化も激しいらしく、帰ってくると「はて?」って感じでして(^-^;)
  その中でも、忘れられないものをひとつ・・・
  現在、私は担任している高二を自分のクラスだけ、高一を二クラス担当しています。
  前任校では古典だけ教えてたのですが、現任校は国語一・二ということで、
  現代文も教えてます。まともにやるのは実に教師になって最初の年以来(爆)
  毎日、慣れない汗をかいてます(^-^;)
  そんな初々しい(爆)私ですので、やっぱり初々しい一年生を教える方が楽しくて(^^;
  基礎の基礎から手取り足取り・・・自分の色に染めてしまおうと、
  若紫をさらって・・・もとい引き取ってきた源氏のように
  懇切丁寧に授業を進めております(^^;
  まずは、なんと言ってもノートの取り方。
  手本を作って、プリントにして配り、実際に同じように書かせていた折りのことです。
  一年生最初の授業は、谷川俊太郎の『日日』を教材にしました。
  普通の散文はさすがに写本させませんが、詩なので修辞法を書き込むためにも写本させてみました。
  「プリントよく見てね〜!国語は縦書きだよ〜」とかいいながら
  机間巡視していくとなんと、ノートを縦置きにしたまま罫線に垂直に詩を写本している輩が!!!
  あまりの驚きに一瞬絶句しましたが、動揺を隠しつつ、
  「ほらほら、ノートを横にしたら線に沿って縦に書けるでしょ?」と直してつつ
  「中学校ではどうしてたの?」と聞くと、
  「一回もノートなんか取ったこと無い」とあっさり言われてしまいました(^-^;)
  思わず顔を見ると、ほとんどあるやなしやの眉毛に青々とした剃り込み、
  た・・・たしかに、ノートを取るのが似合わない風貌
であります。
  しかし、そこはベテラン初任研教師(爆)安谷海紘、
  「高校生になったから、これからは頑張るんだねぇ!えらいねぇ」とにこっと笑ってあげました。
  その後、もう一つ『木』という詩を勉強した授業終了後、書かせた感想文に彼は
  
    詩というものがこんなにも意味の深いものだとは思ってなかった。
    一行一行にとても心がこもっていてかんどうした。

    ふだん木なんて立ってるだけのものだと思っていたのにこの詩を読んだので木のみかたがかわった。
    これから木をみつけたらこの詩を思い出すんだろうな。もう木の枝をおったりなんかできないな。
    (原文ママ)

 
   と、新鮮な感動を書いてくれました。これぞ、文学との出逢い?(^^;
   国語教師の醍醐味であります(笑)(しかし、意味のない破壊行為は辞めて欲しいぞ(^-^;))
  

されど戦いの日々

  学校ネタの新インデックスを作って、やる気満々だったはずなのに
  全く更新できないこの体たらく(-_-;)
  言い訳じみていることは百も承知なのですが、ホントにタイヘンなんです。<うちのクラス
  でも、タイヘン、タイヘンと言ってるだけでは芸がないので、
  いくつかタイヘンぶりをネタにしてみようと思います。
  ホントは『日々是呆然』って新メニュー作るべきかも・・・・(-_-;)と
  思ってるほどなのですけど、うちのクラスの話を聞いてる他の先生が
  「でも、端で見てたら4組はホントにおかしいわね〜」とみなさんおっしゃるので
  きっと、ここでいいんでしょう・・・(^-^;)私は死ぬ思いですけど(超爆)
  そもそも、現在のうちのクラスというのは、
  二学期になって文系と理系に分けてのクラス替えの際にできたもので
  文系のお勉強が好きでない方のクラス、なのであります。
  四月にはこの学年はあまりにも成績が芳しくないので、
  そういう形でのクラス替えはしないという方針だったはずなのに
  そんなことすっかり忘れていた主任が、
  クラス替えをしないと三学期の(自分の)事務処理がタイヘンだという
  わけのわからん理由で私を含む何人かの反対を押しきって敢行したのですが、
  もう、それが想像を上回る酷さ(^-^;)
  どんだけできないかというと、毎週やっている早朝テストというもので
  数学の平均点が1.8点とか出るくらいできないのです。
  (50点満点で、学年平均は20点くらいなのだけど)
  まぁ、勉強できないのはどうってことないのですが、
  成績の悪さと素行の悪さというのは見事に正比例
  二学期になってから、喫煙、家出、遅刻(平気で午後から来る)、
  劣悪な授業態度、不登校、などなど、
  父兄との面談も十数件、生徒との面談は数知れず、
  家庭にかけた電話代を学校に請求したいくらいの状態なのです。
  そんなクラスだから、やることも当然グレート(^-^;)
  先日、件の数学の早朝テストがある日、
  私が酷い交通渋滞に巻き込まれて遅れていった日のことです。
  急いで教室に行くと、ありがたいことにどなたかが、既に問題を配付してくれていました。
  感謝しつつ、時間を見て回収して採点に回したのですが・・・
  数時間後、数学担当である学年主任がにこにこして、結果を回してきました。
  「先生、4組すごいよ!学年トップだ!」
  ・・・そんなこと、有るわけがありません(^-^;)
  単語を覚えるだけの英語や古典ならともかく、
  なにしろ一桁の平均点しか取ったことのない数学です。
  疑ってかかるというのが筋というものでしょう(爆)
  即座に「それ、おかしいですよ、ちょっと見せてください」というと
  「いや、満点も6人もいるよ」と見せてくれた名前がますます怪しい(^-^;)
  天地がひっくり返ったって、満点なんかと縁のない名前ばかり・・・
  「間違いないです、これはカンニングです」明言する私に、学年主任は首をひねりましたが
  すぐさま「ああ、先生、今日遅かったから私が配ったんだけど・・・・
  そうか、解答を委員長のCくんに預けたのがいけなかったのかな?」
  「・・・・Cに預けたんですか?(^-^;)」
  彼は委員長と言っても、なんちゃって委員長でしかなく、
  うちのクラスでも指折りの問題児。当然、数学の単位が危ないにも関わらず
  今回の早朝テストは満点を取っておりました。
  とりあえず、学年主任に今回のテストのうちのクラスのデーターには信憑性がないことを告げて、
  授業でクラスに戻ったときに、まず、満点の6人の名前を呼び、
  「君たちは、なにか私に言うことがない?」と聞きました。
  いちばんに名前を呼ばれたC委員長は、人一倍キョロキョロしています。
  周りに「C、なにがバレたんだよ?」「お前、また何したんだよ?」と口々言われて
  Cは一言。「・・・・色々有りすぎて、どれがバレたのかわからん」・・・(-_-;)
  「とにかく何でも思いつくままにいってごらん。どれかは当たるよ。」と言った私に
  「そんなことしたら、今までのが全部ばれるよ〜!!!」
  う〜ん・・・それぐらいの知恵はあったか(笑)
  しかしながら、その後、自分たちで「朝のテストのこと?」と言い始めたくせに
  「俺達がいい成績を取ったら、なんで素直に喜ばずに疑うんだ?」と
  言い出す始末・・・・(-_-;)自白した上で罪を否定するとはどういうこと?(^-^;)
  彼らがみんな揃って、放課後に罰掃除をしたことは言うまでもありません。
  ホントに毎日戦争なのよね(^-^;)

ほんのジャブでありんす

  いろんなとこに書きまくってますが、この度、県の教員採用試験に合格しました(^-^)v
  ・・・ということは、現任校を辞められる、ということであります。
  このめちゃくちゃな学校とも、あと半年でお別れか、と思うと
  今のうちにネタを見つけておかなくては、と焦燥感に駆られます(笑)
  最も、温めていた、というか、今まで怖くて書けなかったネタが腐るほどあるのも事実です。
  一応匿名にしているとはいえ、かなりバレバレなシチュエーションですので、
  クビになるのが怖かった私は、これでもそれなりに口をつぐんでいたのです。
  でも、もう怖いものはありません。
  禁断の管理職ネタにも手を出してしまおうではありませんか!
  三年半に渡って熟成されたネタは、既に貴腐ワインの味わいをも醸しておるやもしれません。
  一気飲みせず、体調を整えながら、ごゆるりとどうぞ(^^;
  さて、うちのボス、校長先生は、いわゆる地元の名士というヤツです。
  現任校は、潰れかけていた私立高校を、地元でいちばん大きかった(過去形)予備校が
  乗っ取る・・・もとい、経営を引き継ぐ形でできたもので、校長はその予備校の経営者でもあります。
  今の体勢になったのは、私が中学生の頃で、その頃我が県には、
  私の母校であり前任校である高校だけしか、いわゆる進学校というものは存在しなかったので
  予備校のハウツーを持って進学指導を行うという鳴り物入りで開校した現任校は、
  新設にも関わらず結構な人気でありました。
  校長はその当時の話がだ〜い好きで、私も赴任以来50回くらい聞かされましたが、
  なんでも、定員の二倍だか三倍だかとったそうで、
  (何度聞かされても、まともに聞いていないのではっきり覚えていない)
  潰れかけでずっと定員割れだった学校が、夢のように変わったのだそうです。
  で、校長は、それが実現したのは全て「自分のカリスマ性」のお陰だと信じています。
  まぁ、予備校の実績やネームバリューのお陰なのは確かだけど・・・
  なんで、それが経営者のカリスマ性に繋がるのか、私には全く理解できません。
  でも、校長は、全校集会で生徒に向かって
  「君たちは私のカリスマ性に惹かれて入学したことだと思いますが」
  と平気で口走ります。(それも何度も)
  初めて聞いたときは、「ここはオ×ム真理教か?」と耳を疑いました。
  そう、彼は本気なのです。
  なにしろ野球部が全国制覇を果たした直後の職員会議で
  「野球部創部当初に、高野連の方から、
   『先生の人徳を持ってすれば全国優勝も夢ではないですよ』と言われたが、
   そうは言っても何年もかかると思っていたが、
   まさかこんなに早く実現するとは・・・」
  と、コメントしたくらいですから(^-^;)
  まさか甲子園での優勝が校長の人徳で決まっているなんて・・・
  いやぁ、考えも及びませんでした。
  (高野連の人もいい加減にして欲しい・・・(-_-;))
  彼は、このように自分のお陰で優勝したと思っているので、
  実に奇妙な行動を平気でやってのけます。
  去年の夏、事務室から名指しで電話がかかってきて
  至急来るように言われて飛んでいくと、
  校長のサイン入りの野球ボールを渡されました(^-^;)
  どうせなら野球部の子たちのサインがいいよぉ・・・・
  優勝旗の返還直前には、授業中だろうがなんだろうが、
  強制的に校長室に呼び出され優勝旗と優勝杯と校長と一緒に写真を撮らされ
  K書店から出たうちの学校の話を職業ライターさんが取材して書いた本に
  (全然読んでないのですが、たぶんすごく誉めちぎってあると思うので
   私のサイトに書いてある現状とあわせて読むと笑えると思います(^^;
   買うのはお金の無駄なので、図書館にでも注文して借りて下さい。
   本の題名が知りたい方はメールで聞いてね(^-^;))
  強引に宛名入りでサインをされて押しつけられました。
  「ひとりひとりの名前を書くのも大変なんだけど、
   みんな書いてくれ〜書いてくれ〜って言うもんだから
   仕方ないんだよね。安谷先生も書いた方がいいでしょ?」と聞かれたら
  結構です、とは言えないもんなぁ(^-^;)
  きっと、次の人には「安谷先生も是非名前を入れてくれ、って言ってね〜」って
  ことになってるんでしょうね〜(^-^;)あ〜あ。
  はっきり言って、これでも十分濃いとは思いますが、
  実際はこんなものではすみません。
  まだまだ、めくるめく校長ワールドの序の口でしか有りません。
  いくら辞めるからって、こんなこと電波に乗せていいのかよぉ、とも思いますが
  (なにしろ、うちの主任は退職する先生ひとりひとりに
  「ここであったことは内密にしてくれ」と念押してるらしいし)
  まぁ、弱小サイトだから(笑)笑ってゆるしてね♪
  頼むから、チクリはなしね(^-^;)

フェミ男講師の恐怖

  一学期いっぱいで家庭の事情でベテランの先生が一人退職されたのをうけ、
  九月から非常勤講師が二人来ています。
  ひとりは、去年私が担当した教生で、主任から件の先生の後任について相談を受けたときに
  推薦した新卒講師。当然ながら大きな問題はあまりありません。
  問題は突如現れた某私立大学の大学院生だというフェミ男くんであります(^-^;)
  おかしな言動は多々あるながらも、まずはその出で立ち。
  どうもモード系らしく、私の周りではみたこと無いニットスーツのようなものを着たり、
  ヘアピンを髪にさしていたり、格好もすごいながら、
  何よりも、大きな名札をして歩いているのです(^-^;)
  名前を早く覚えてもらいたいのかも知れないけど、教育実習生じゃ有るまいし・・・
  もっともうちでは、教生でもそんなことはしません(^-^;)
  もちろん、そんな外見的なものはほんのさわり。
  恐るべきは彼の授業であります。
  退職された先生は三年生を主に持っていたのですが、
  もちろん新人に受験生を任せるわけにはいかず、
  元からいる教師の持ちゴマを調節して一・二年生の授業を講師に任せるように
  やりくりしたため、一学期は私が担当していた二年生の古文演習の授業を
  彼にやってもらうことになったのです。
  問題集の解説をするだけなら、教科書よりはマシだろうという見解です。
  ところがそう簡単には問屋も降ろしてくれません(^-^;)
  彼は、そのクラスで最初に
  「ボクは古典を教えられません。(ならなんで講師に応募してくるんだよ?)
   ですから、海紘先生と同じことをしても及びませんので、ボクのやり方でやります。」
  と言い放ったのだそうで・・・
  まぁ、それならそれでちゃんと教えてくれれば良いんですけど、
  彼のやり方というのがまたすさまじいのであります。
  隣のクラスで授業していたT教諭曰く、響き渡る拍手が聞こえたので、
  終わってから生徒に聞いたら、
  「拍手の仕方を教えてもらったのだ」とのこと。
  なんでも、生徒に授業をさせてたのでそうで(-_-;)
  それが終わった後のみんなの拍手が気に入らなかったらしく、
  「拍手は、速く、長く、力強く!」かなんか言って練習させたのだそうで・・・
  そんなことより、ちゃんと古典文法教えてくれ・・・・(-_-;)
  しかも、生徒がした授業に対してあってるともなんともコメントしないのだそうで、
  「もうそうすればいいのさ!」と生徒も怒ってるとのこと。
  また別の日は、図書館に連れて行って調べものをさせたのだとか・・・
  教材に取り上げられた『竹取物語』の成立年代や作者(未詳だろ!)
  調べろと言うことだったらしいのですが、そんなの一年で教えてるし、
  問題集を解くだけの授業にそんなことをする必要は全くないはず。
  もう、何を考えてるんだか全然分からない状態なのですが、
  生徒も勿論然りで、「あんなのだったらM先生(今年私が担当した伝説の教生。
  数々の恐ろしい逸話を残しているので、彼の実習はコーナー立てで計画中)の方がずっといい」と
  言っているらしいのです。評価点をやるならマイナス30点だと言われているあのMくんよりもか?!
  その話を聞いたT教諭は「だって、M先生には海紘先生がついてたんだもの」と言ったら
  「じゃあ、なんであの先生には海紘先生つかないの〜?」と聞かれたそうで・・・(^-^;)
  つまりは、実習生以下に思われてるってことね・・・(-_-;)
  多分、みなさんは、何故にこんな人が一応進学校と思われている我が校にいるのか
  とても不思議に思われることでしょう。
  それは校長コネクションだからです。あ〜あ、だから私立って困るのよね(-_-;)