| 77鞍目 全国競馬場訪問記 (2006.3.18) |
帯広編を書き終えて、ずいぶんと時間が経ってしまった。その間、淀や仁川には行ったし、船橋競馬場にも行ったのだが、結局は何も書けなかった。何か目玉になるような面白いことがあれば書く気にもなるのだが、普通に馬券が当たらないだけなので、実につまらない(^_^;まあ、チューリップ賞で熊ちゃんとテイエムプリキュアの活躍を見に行けば、熊ちゃんチームとも出会えてネタもたくさん出るだろうと思っていたら・・その直前に出ましたね、書きたくもない悲しいネタが・・(-_-;調教中の事故で熊ちゃんが鎖骨を折り、3週間休んで未だ治療中。これでは、ネタ作りどころではない。ここで一番書かなければいかないネタ(熊ちゃん応援レポート)の元が断たれているのだから、どうしようもない。 かと言って、熊ちゃんの復帰を待っていたら、さらに間隔があいてしまうので、ここはひとつ、自分の思い出話で1回つないでみる(^_^;これをお読みの方で、現在、日本でレースの開催がある競馬場全てを訪れたと言う方はいらっしゃるだろうか?毎週のように現場に足を運ぶほどディープな競馬ファンでも、そこまでやった方は少ないと思う。まあ、時間と金があれば誰でもできることだから、やったからと言って偉いわけでも何でもないのだが、それを言っちゃったら、「日本の鉄道全線踏破」も、自己満足以外の何物でもない、無意味な記録なんだけどね。鉄道でそんなアホなことに挑むような人間が競馬趣味にも走った場合、日本の競馬場も全部訪れてみたいと思うのは自然の成り行きなのである(^_^; 全国で2万数千キロに及ぶ鉄道網に比べれば、競馬場の制覇はさほど難しいことではないが、まさか、その場に行っただけで「訪問した」とは言えないだろう。それだけでいいのなら、多分、5日もあれば達成できると思う。当然、レースがある日に訪れて、最低でも1Rは馬券を買ってナマでレースを見ないと意味がない。そうなると、中央でもローカル場は年に3ヶ月ぐらいしか開催がないし、地方でも、そのぐらいしかレースがないところがある。さらに言えば、平日中心の開催が多いので、休みを取らないとレースが見られないと言う壁もある。もっと個人的なことを言えば、平日に遠い場所に行けば、競馬もそうだけど、郵便局にも行かずにはいられなくなるから、平日の地方競馬を1Rから最終Rまで観戦することは、私にはあり得ないことになる(^_^; 前置きが長くなってしまったが、今回は「日本の競馬場制覇」を目指している私の、これまでの足取りを書かせていただこうと思う。プロフィールにも書いているように、私の競馬デビューは13年前の5月、ベガが勝ったオークスで馬券を買ったときだ。その後1年間はGI限定で、馬券を買う場所も当時の職場に近いウインズ神戸に限定されていた。初めて競馬場に行ったのは、具体的な日は覚えていないのだが、94年5月の阪神競馬場になる。なぜか競馬なんてやらなそうな、高校時代からの友人から電話があって、競馬場に行ってみないか、と言う話になったのだ。当時、私は左手首を折って腕を吊っていたが、面白そうなので行ってみた。初めての競馬場は、何と広々しているのだろうと思った。そして、馬の足音を聞きながらのレース。馬券は、多分、小さなのぐらいしか当てられなかったと思うけど、現場に行ってみて、また一歩、競馬への興味が強くなった。 この年の8月に北海道に行って、たまたま乗り換えで1時間弱時間ができたことから、桑園駅からダッシュして1Rだけ観戦したのが、2場目の札幌競馬場だ。そして、多分、年内に京都競馬場ぐらいは行ったと思うけど、時期は定かではない。何しろ、いちいち記録に取っている訳ではないので、旅行に絡まない地元の競馬場に行った日なんて、全然覚えていない(^_^;(ただ、翌年の3月19日、ライデンリーダーが勝った京都4歳牝馬特別を見たのは確かなので、中央通算3場目になるのは間違いない)競馬場元年になった94年は、中央3場に終ったかと思う。 年が明けて、95年は、初めて地方競馬を現地観戦することになる。ゴールデンウィークに、ときどき掲示板にも現れる秀さん(東京の方だが、当時は神戸在住)に誘われて、連れて行ってもらった。その競馬場は、今もあってレースをしているけど、もうレースを見られない。なぜならそれは、「愛知県競馬組合主催で行われた中京開催」だからだ(^_^; 「東海桜花賞」がメインだったのだが、今にして思えば、貴重な体験をさせてもらった。初めての地方競馬が、今は体験できない「公営・中京」と言うのがシブいでしょ(^_^;中央の方は、4月29日に福島、8月13日に小倉記念開催の小倉、さらに、9月2日の函館と続く。その翌日には、旭川でばんえい競馬を初めて見た。午前中に、この日が最後のローカル線、深名線に乗ったので、旭川駅に着いたときには無料バスがなく、タクシーで競馬場に向った。どんどん山の中に進んで行ったので、一体どこに連れて行かれるのか非常に不安になったのを覚えている(^_^; 96年1月21日は、鉄道関係の例会があったのに乗じて、午前中に東京競馬場にあいさつ。ただし、1Rだけ見て、あとは競馬博物館で遊んでいた。3月23日は、関東へ出張に行った帰りに、「中央」の中京競馬場に立ち寄った。結婚後、初めての競馬場だったかも知れない。午前の数レースだけ見て帰ったのだが、2Rが衝撃的だった。デビュー間もない福永騎手が1着入線したが、レースで審議がなかったのに失格。理由は、後検量で判明した斤量不足。その発表があったとき、3分の2ほど破った馬券を掲げて大喜びしていたおっさんの姿が印象的だった(^_^;そして、次のレースで勝ってしまった福永騎手に、只者ではない雰囲気も感じたものだ。また、これは「恐らく」なのだが、ゴールデンウィーク中に競馬の師匠を誘って、園田競馬場に初めて行ったのは、この年だったように思う。お互い独身のときだったから、この年かとは思うが、ひょっとしたら翌年かも知れない。遠征先は具体的な日付が書けるのに、地元になると途端に記憶が曖昧になる。 96年は鉄道の方で全線完乗に向けて追い込みをかけていた時期で、未乗線目指してあちこち飛び回る合間に、訪問競馬場の数も増やして行った。この年の8月4日は、今は亡き蒲原鉄道に乗ってから、関屋記念開催の新潟競馬場へ。これで、中央はリーチがかかった。9月8日は、東北の未乗線退治の合間に水沢江刺駅からタクシーに乗って水沢競馬場に立ち寄った。レースのことはあまり覚えていないけど、結構人がいて賑わっていたように思う。ビールのあてにしたホルモンの煮込みが絶品だった。そして12月15日、関東の乗り潰しの道中で、中山競馬場に行って、中央全10場を踏破。この日はスプリンターズSが開催され、同時に初のGIナマ観戦となった。そう、これが、私が熊ちゃんのファンとなるきっかけである世紀の写真判定のレースだ。この頃の熊ちゃんは重賞で超連チャンモードで、CBC賞の勝利は淀で、鳴尾記念の勝利は現地で見ていたのだが、この時点ではあまり熊ちゃんが勝ったと言う意識はなかった。この順序が逆なら、鳴尾記念なんて、大儲けできてたかも知れない(^_^; 年が明けて間もなく、娘が生まれた。それでも、私の競馬場行脚は止まらない(^_^;97年の初訪問競馬場は、5月12日の金沢競馬場。この日、富山中央郵便局で中央郵便局全訪を達成し、他にも少しずつ回りながら、金沢駅からバスで競馬場へ。ここで初めて「馬単」に挑戦したのだが、まったく当たらず。最後はヤケクソの1点勝負で、見事に裏目。「馬連やったら、1点的中でプラスになっとったのに〜!」と、馬単の恐ろしさを思い知らされた(^_^;無料バスの運行表を見ていたら、富山駅とか、能登半島の輪島とか、このバスをうまく利用したら、石川県内を安く旅行できそうだが、今も遠距離無料バスはあるのかな?8月には、青春18きっぷの消化がてらに福山へ。倉敷に「チボリ公園」ができた年で、臨時快速「チボリ号」に乗ると言う目的もあった。馬券は全然当たらなかったなぁ。 その後間もなくの8月15日、前出の秀さん誘われて、佐賀へ向った。かつては小倉で、今は佐賀・荒尾持ち回りで開催される九州産限定レース「霧島賞」の観戦のためだ。勝ったのは地元佐賀のウットマン。馬柱表を見ながら「種牡馬のパチもん」なんて言ってたな〜(^_^;2着はJRAのインターネットだった。大晦日には、島原半島等の局回りをした流れで、荒尾競馬場で2〜3レースほど観戦して帰途についたのだが、競馬場にほど近い場所で見つけた肉屋に「馬刺しあります」と貼ってあった。確かに、馬刺しは肥後の名物ではあるが、場所が場所だけに競馬ファンが見たらシャレにならないブラックジョークである。まさか、仕入れ元は・・(^_^;98年は7月29日訪問の笠松競馬場が増えただけ。廃線が決まった名鉄美濃町線に乗にり行ったついでになるが、当時の印象や記憶が薄いのは、72鞍目に紹介したとおりだ。 翌99年4月27日、4年ぶりに宿泊を伴って北海道に行くことになった。まあ、これも一番のきっかけは、2月に札幌市営地下鉄が延長され、それに乗るためだったが、ちょうど門別競馬場が開催していたので、千歳空港に着いた当日に行ってみることにした。バスで苫小牧市内に出て乗り換え、さらに1時間ぐらい路線バスに揺られて競馬場へ。不便な場所だが無料バスなんてない。スタンドは新しいけどとても小さかった。帰りは近くの郵便局に寄ってからバスで札幌に向った。もちろん、競馬場前にもバスは止まり、あとは市内まで乗り換えなしの一直線。門別は、苫小牧からよりも札幌からの方が行きやすそうだ。当時は開催日も多かったのだが、今年のホッカイドウ競馬の日程を見たら、たったの4日間だけになっていた。集客力には問題があるので、ここの開催はヤバいのかなぁ・・。 この門別を最後に、しばらくは「初めての競馬場」から遠ざかってしまう。インターネットを始めるまでは、趣味の中心はあくまで鉄道であり、誰か(この当時では秀さん以外に考えられなかったけど(^_^;)に誘われたりしない限り、単独で競馬を目的とした旅に出るなんて考えられなかった。鉄道の新線は、相変わらずマメに潰していたが、開業するのは主に大都市圏で、それも土日中心で乗りに行っていたから、ついでに行ける競馬場と言うのがなくなっていたのだ。たまに祝日に行った園田以外は地方競馬場自体から離れていた。そのうち、ネットを初めて一緒に熊ちゃんを応援する仲間を得ると、それに伴って競馬への興味が飛躍的に高まった。どこかの地方競馬に行きたいと言う気持ちも強くなり、15鞍目で書いた03年3月12日の名古屋競馬場で4年ぶりの新規訪問を果たした。6月13日は出張のついでで行った川崎競馬場のナイター。その模様は21鞍目を参照。このときはまだ、何かのついでだったが、地方競馬を見に行くための旅と言うのも画策するようになる。その最初が、11月11日の上山競馬場だった。 詳しくは31鞍目に書いてあるので省くが、競馬場の廃止と言うのはこれが最後であってほしかったが、競馬場の廃止はさらに続いて行った。 04年は初訪問の競馬場がなし。姫路競馬場には行ったけど、中央の場外だったからノーカウント(^_^;本当の意味での初訪問は、05年3月21日となった。自宅から一番近い競馬場なんだけどね〜。そして、今年に入って帯広競馬場、船橋競馬場と続き、現在に至っている。以上が、私が現在訪れた競馬場なのだが、ひとつだけ触れていないところがある。大井競馬場だ。大井については、03年、04年と行ったのはこちら「喜怒哀楽」でも書いたけど、初めて行ったときのことは、年すら思い出せないんだよね〜(^_^;ナイター開催の日にの明るいうちにレースを見た後に、東京の友人と飲みに行ったような気がするけど、郵便局に行ったとか、○○線に乗ったとか言うのとセットになっていないから、時期の特定すらできなくなっているのだ(^_^;まあ、行ったのは間違いなのだけど。 数字でまとめると、中央は全10場、地方は現在残っている競馬場に限れば15場が訪問済みとなっている。私が競馬を初めた時点から、中津、益田、三条、足利、高崎、宇都宮の5場が未訪問のまま廃止になってしまったのは残念だ。北関東なんて、全然行けずに全滅だ。残っているのは、北見、岩見沢、盛岡、浦和そして高知となった。ただ、これは「競馬場ベース」であって、「開催ベース」となると、道営の札幌(中央では訪問済)と旭川(ばんえいでは訪問済)が加わる。こちらで行くと北海道が4つも残っているのが辛いなぁ(^_^;どちらにするかは私の気持ち次第なので、「競馬場ベース」で目指すとして残り5場。これなら、来年には達成できないかと思っている。それでも、あと2回は北海道に行かないといけない。盛岡も大変そうやなぁ・・。できれば、最後は日本最北の北見で、冠レースをやって飾ろうかとも思っているが、北見ではあまりに遠すぎて誰も来てくれそうにないから、ちょっと寂しくなるかな(^_^; 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| 78鞍目 仁川→中山→仁川・開催3連闘 (2006.4.9、15、16) |
自宅から競馬場へは、決して近くはない。もちろん、私より競馬場から遠い場所に住んでいる人はいくらでもいるが、最寄りの阪神競馬場でも1時間半かかるとなると、毎週のように行けるものではない。まあ、それができないのは、時間のことよりも家族の目のがあるからで、今も独身ならば、毎週のように競馬場に通っていたかも知れない(^_^;それはさておき、私が競馬場に足を向ける理由は、やはり熊ちゃんの応援である。特に、重賞に少しは目のありそうな馬に乗るとなると、じっとしていられない。去年はドンクールの存在とかであちこち追いかけたものだが、今年はテイエムプリキュアがいる。トライアルのチューリップ賞こそ4着に敗れたが、有力候補の一角であるのは間違いない。早くから、桜花賞の現地観戦を心待ちにしていた。また、翌週の土曜日は、「ゆりかもめ」の延長区間の乗車を絡めて中山GJを観戦することも固まっていた。本当は、これで終って帰るつもりだったが、嫁から「(日曜日は)夕食を食べてから帰れ」との指令を下され、10鞍騎乗が予定されていた仁川にも行けることになった。思わぬ形で今まで自身で記憶のない「現地開催3連闘」が実現したので、今回は、3日分まとめてレポートしようと思う。 <第1幕:4月9日・阪神競馬場> この日は、3月下旬に開業した近鉄「けいはんな線」に乗ってから、熊ちゃんの最初の出番を迎えることにしていた。1Rだと相当早く出ないと・・と思っていたが、まさか8Rからとはねぇ・・。おかげで、朝がとにかく楽だった(^_^;8時頃自宅を出発し、奈良県と京都府の境に近い学研奈良登美ケ丘駅を経て仁川駅に着いたのは12時前だった。ここでひとつ縁起を担ぎ。阪神JFと同じく、競馬場近くの博多ラーメン店「しぇからしか」でラーメンを食べてから競馬場入りした。3月下旬から首都圏では桜の開花のニュースが聞かれ、桜花賞の頃には葉桜ではないかと思われたが、ちょうど見頃の桜が迎えてくれた。パドックに目を向けると、GIとあってか多数の横断幕が掲げられ、パドック際の柵では足りずに何と、3階の柵にも掲げられていた。チューリップ賞のときに見たのも含めて、「プリキュア幕」は3枚。結構人気があるものだ。実際、今回は馬券でも人気であり、アドマイヤキッスに次ぐ2番人気に支持されていた。(最終的にはフサイチパンドラが買われて3番人気)熊ちゃんがGIで人気を背負うのは慣れないから、とても不安なんですけど(^_^; 中京でご一緒した秀さんが桜花賞にも来られると言うことで、電話を入れてみた。三宮を出るところで、少々時間がかかるようだ。8Rが終った頃に、「西宮工場直送ビール」のテント前で落ち合う約束をしたが、ふとテントを見ると知人のF氏がいたので、つい1杯注文してしまった。JRA納入業者に勤めるF氏は普段は入荷に来るだけなのだが、売り上げの多いGI開催日には売りにも来ている。皆さんも、仁川名物の西宮工場直送ビールをどんどん飲んであげてくださいね(^_^;ビールを持って適当な桜の木の下に座って、プチ花見とシャレ込んだ。雨など降りそうもない穏やかな天気だが、空気は少し冷たく感じられた。チビチビとビールを飲み干し、その続きで早速桜花賞の馬券を買うためのマークカードを作成した。今までも、入れ込み気味でGIに挑むことはあったが、今回の桜花賞が最大限に力が入っていたのは間違いない。ロードプリヴェイルのときは、中山コースへの適性に不安があったから、1番人気で負けても仕方がないと思えた部分もあったが、今回は、同じ舞台で大きな結果を残しての参戦だけに、勝ってほしいとの気持ちは相当大きかった。だから、「プリキュアは惨敗したけど、馬券は当たりました」と言う買い方は失礼に思えた。よって、コイウタとの2頭軸の3連単を中心に、プリキュアが4着以下に負けたら終り、と言う買い方をした。 ついでに8Rの馬券もパパッと買って、パドックへ。久しぶりにナマで見る、熊ちゃんの雄姿だ。もっとも、馬の方は、プラス24キロと、休養明けにしても太すぎるような・・。「熊沢仲間」は、間違いなく何人か場内にいるはずだが、熊ちゃんが出て来る8Rのパドックを見渡す限り、知った顔は見かけなかった。コース側に回っても、ゴール板付近で動き回る余地が十分にあった。比較の対象にはならないが、去年の菊花賞のときの淀は、8Rの頃には動くのも嫌になるほど込んでいたのにね。馬券は、穴っぽいけど岩田騎手騎乗のマヤノジャハーンを軸にしてみたが、何のことはない、人気3頭の決着だった。ヴァーチュは4コーナーまで3番手に付けて頑張ったが、7着に終った。まあ、9番人気だし、仕方ないか。これで、熊ちゃんの次走は、大一番の桜花賞となった。レース後、りんごさんとちっちさんの姿を見つけて声をかけたが、ちっちさんは誰かと待ち合わせをしている様子で、本当に声をかけただけで終った。桜花賞の表彰式で会えるかなと思いつつ、私も集合場所で秀さんと合流しに行った。会うやいなや、待ち合わせに使ったビール売りテントで、私は2杯目のビールを口にした。 以後、秀さんと一緒に過ごすことになる。コース前のベンチも、適当に座る場所があったので、いろいろ話をしながら座っていた。目の前では9、10Rも行われているのだが、私はひたすら桜花賞のときを待った。そのうち、秀さんにお知り合いから3階席を取っていると言う連絡が入った。私はパドックに行きたかったので、一旦別れて10Rが始まる前にパドックに足を向けた。いつものことだが、パドックに行ったところで、そこで見たことが馬券に直結することは、ほとんどない。ましてや、桜花賞は買った後だから(^_^;注目のテイエムプリキュアは、首を振りながら、どうも落ち着かない様子だった。阪神JFのときは、もっとどっしり構えていたようにも思う。チューリップ賞でひと叩きしているのに、プラス8キロと言うのもどうなのかな?何か、心配の種を増やしにパドックに来たように思えてきた。騎手が集まり、熊ちゃんが背中に乗っても、相変わらず落ち着きがない様子だった。いや、レースになれば変わってくれるはず。そう思って、スタンドの中に入って行った。3階席では、ゴール板前のいい場所が確保されていた。名前を聞いていないのだが、去年の大井のジャパンダートダービーや、今年の名鉄杯のときにもお会いした、秀さんの古くからの競馬仲間だ。 最初はゴール板前で見るつもりだったが、せっかくレースを見やすい場所を確保していただいていたので、そのまま3階席でスタートを迎えた。GIを現地観戦するときは、まず外にいるのでどんな感じか分からなかったのだが、屋内ではさすがに、ファンファーレに合わせた手拍子や歓声はない。ああいうのは、周りがやってなかったら浮くだけだ(^_^;テイエムプリキュア、注目のスタートは決してよくない。できれば前の方に付けてほしかったが、かなり後ろの方からのレースとなった。予想通り、馬群を引っ張るのはアサヒライジングだ。高松宮記念でGIの連敗を止めた柴田善臣騎手だけに、不気味な感じも漂う逃げだ。プリキュアは向こう正面で中団の内にいる。果たして届くのだろうか?アサヒライジングが先頭のまま、勝負どころの直線へ。馬群は詰まって来るが、プリキュアの名前は呼ばれない。固まって先頭に迫ってきたのは、アドマイヤキッス、コイウタ、キストゥヘヴンの3頭だった。勢いのある3頭がアサヒライジングを飲み込み、最後で抜けたのは、外から飛んで来たキストゥヘヴンだった。アドマイヤキッス、コイウタと続き、テイエムプリキュアは8着に敗れてしまった。う〜ん、勝ち負けはともかく、もう少し見せ場は作ってくれるとは思っていただけに、持ち前の根性を見せられずに惨敗したのはショックだった。 普段のGIなら、負けてもウイナーズサークルで熊ちゃんが戻って来るのを出迎えたりもするのだが、そう言う気にもなれず、3階席に座り込んだまま表彰式を見ていた。まあ、アドマイヤキッスと武豊が当たり前のように表彰式の場にいるよりは、マシな結果だと思うことにしよう(^_^;プリキュアについては、「オークス向き」との関係者の声を信じる外はない。GI勝ちが、フロックやら、早熟やらの声を封じるように、どこかで結果を残してもらいたいと思う。失意のうちに買った最終レースの馬券も当たるはずはなく、熊ちゃんのいいところを見ることもなく競馬場を去ることになった。競馬場でもたまにお会いするAさん(秀さんとの共通の知人でもある)も加えて4人で西宮北口に転戦し、アフター競馬の飲み会となった。私以外は独身者だったが、皆さん、結構ディープな競馬ライフを送ってらっしゃる(^_^;まあ、冒頭でも書いたとおり、私もまだ独身なら、多分、それに近い行動はしているんだろうな〜と思いながら、話を聞いていた。この後、Aさんを除いた3人で、三宮の高架下で寿司をつまんで解散。秀さんは、神戸空港21時半発の飛行機で帰るのだが、神戸空港ができて関西遠征が時間的にすごく楽になったと言っていた。確かに、伊丹ではこの時間は飛べないし、関空は遠い。神戸空港は、地元の人以上に、東京の人に大きな便利さをもたらしたようだ(^_^; <第2幕:4月15日・中山競馬場> 熊ちゃんの参戦で、去年の中山グランドジャンプは大きな楽しみを持って現地観戦した。今年は、一緒に行けそうな馬もいないので、現地観戦まではどうかと思っていたが、3月27日に「ゆりかもめ」が延長されたこともあって、これを主な目的として、その流れで中山GJを見ることにした。「旅割」で予約した席が、購入期限切れでなくなったトラブルはあったが、少し高い「早割1」の席を確保できて事なきを得た。神戸から空路羽田に飛び、リムジンバスでお台場の国際展示場駅に着いた。ここで、前週のプリキュア惨敗に劣らないショックに襲われた。前夜に車両故障で「ゆりかもめ」が運休していたのは知っていたが、その影響はこの日にまで及んで板野だ。全車両検査のため、朝から全線運休って・・(-_-;何のために東京まで来たんじゃぁ〜!!これで、全線完乗のタイトル防衛はお預けになってしまった。はぁ〜・・。まあ、大障害を目的に行って大障害が中止になったときよりはマシか(^_^;そう自分に言い聞かせて、中山競馬場に向った。競馬場に着くと、「定位置」でKANKANさんを発見。帝おーさんもご一緒で、ちょっと遅れてSpecialAgeさんもいらっしゃって、私が遠征時にお見かけするメンバーがそろった。今回は熊ちゃん抜きの遠征になっているから、馬券は買いたいときに買えばいいし、余分な買い目は増やさなくていい(^_^; ・・とは思いながらも、最初に買った馬券は、目の前の中山ではなく、阪神4R(^_^;岩田騎手のハリーダンカンを軸に、熊ちゃんのシャカオーも含めた相手5頭で3連複。軸は来たけど2着抜け出で、お得意の1・3・4着。やっぱりなぁ・・。ただ、こんなのはよくあることで、そんなに堪えないのだが、中山5R「ゆりかもめ」に振られた傷心に塩を塗りたくられるような外し方をしてしまった。軸には横山典ちゃんの2番人気マチカネミノリを据えて、飛んだら面白いけど、まあ、来るだろうと思いつつ、相手候補の筆頭には抜けた1番人気の善臣大先生・バーチャルフォトンを押さえ、あとは騎手を見ながら穴っぽいのをピックアップして行った。するとどうだろう。ヒモ5頭に入っていた3番人気・シャラポワ(藤田騎手)が勝って、以下マイネルアントス(佐藤哲騎手)ロットバトル(江田照騎手)と続いて3連複が47,990円!絶対的人気の大先生がぶっ飛んでしまったので、3番人気が混じってもすごい配当になってしまった。この3頭で決まったとき、私は頭を抱えた。もう千円出して6頭ボックスにできたら、あるいは、軸を藤田騎手にしておけば、今頃満面の笑みで踊っていただろう。外すにしても、ノーマークの穴馬が絡んでいたらあきらめもついただろう。もう、今日は何をやってもダメだと思った。でも、馬券を買わずにいられないのは悲しい性である。 その予感通り、少頭数の6Rはパスしたものの、7Rでかすりもせずに外れ。8Rはたった7頭立てだったが、ここでヤケクソの行動に出た。最低人気を除いた6頭ボックス。まあ、当たるとは思うが、万が一抜いた1頭に来られたら、それは「ネタ」と言うことにしておこう。運よく5番人気ぐらいが絡んでくれたら、プラスになるだろう。そんな淡い期待でレースの結果を待った。勝ったのは、4番人気のサチノスイーティーで、以下、人気では3・2・1番人気と続いた。1番人気が飛んだから、7頭立てでもそれなりに付いてくれるのでは?と言うのは実に甘い考えで、戻って来たのは1,120円。要は、上位4頭と下位3頭との人気の差があって、4頭立てに近いレースで1番人気が飛んだだけのこと。そう考えたら、負け惜しみでもなく、むしろ配当が付いた方だと考えるべきか。久しぶりに払戻し機を使えるのは嬉しいのだが、こんな中途半端な配当になるのだったら、いっそ、300円を切るような定額配当か、最低人気馬が来て外した方が、ネタ的に面白かったのに(^_^;当たっても中途半端で、どこか哀愁感が抜けない状況だが、とりあえず早めに中山GJの馬券を買うことにした。こう言う流れのときは、意図していなくてもネタを作ってしまうようで、またまた馬券にまつわる失敗をやらかしてしまった。 本線は、テイエムドラゴンとカラジの軸で仕方がないと思っていた。だから、この2頭を軸に、5頭相手で3連単のマルチで流した。大体は人気どころのメジロオーモンドは入れたが、嘉堂御大のメジロオアービンは、完全な大穴狙いだった。外気になる穴馬は3連複でカバーし、また、軸2頭1・2頭で3着に5頭流す馬券も買った。馬券を買った後で、この3着流し馬券の軸の1頭が、14番のカラジではなく、4着のメジロアービンになっていたのだ。うわ〜、これ来たら神やで!と思いつつも、買ったつもりの馬券が外れるのは地獄なので、千円追加で本来の馬券を買い直した。これ、マルチの方やったらシャレになってなかったけど(^_^;マメに動き回るKANKANさんと対照的に、私は目の前の9、10Rは見送って、中山GJのパドックまではじっとしていた。もっとも、パドックに行ったところで、馬を見ると言うよりは、パドックの周辺の雰囲気を見ているだけなのだが。国際レースのせいか、チラホラと外国人の姿も見られた。スタッフならパドックの中にいるはずだから、多分、普通にレースを見に来た客なのだろう。年にただ1度、メインに組まれる障害レース。普段は障害に目が行かない人にも、どんどん注目してほしいところだ。 もう、すっかり耳に馴染んだ年に2度のファンファーレは、やはり合わせ辛いからか、平地GIのような手拍子はあまり聞かれない。ならばこの際、平地でもGIのファンファーレはアップテンポの、しかもレース毎に違うものにすればスタート時の手拍子も防げるのではなかろうか(^_^;・・などとしょうもないことを考えているうちにもレースは進む。逃げたのはバルトフォンテンで、海外から参戦のフォンテラが続く。毎回、全馬が完走することを祈り、大きな障害を無事飛越する度に大きな拍手が沸く。しかし、故障発生か、バルトフォンテンが突然ズルズルと後退し、競走を中止した。また、フォンテラもいつの間にか落馬。こちらは鼻出血が原因で大したことはなさそうだが、バルトフォンテンの方は残念ながら重症で予後不良となってしまった。先頭グループの故障で、代わって先頭を行くのはメジロオーモンドになった。大障害のときは軸にしていたが、今回も買っているので頑張ってほしい。向こう正面では先頭集団で数頭が固まる展開になり、ここでカラジが仕掛けた。そして、抜け出したカラジをテイエムドラゴンが追う。最終障害をこのままの順番で飛び終え、最後の平地勝負になる。ここで出た!昨年も魅せられたスコット騎手の「水車ムチ」だ。一歩一歩迫り来るテイエムドラゴン。グルグル左腕を回してカラジを押し出すスコット。ドラゴンの追撃をクビ差しのいで、カラジが見事な連覇を飾った。 やや離れて、3着にテレジェニックが入線。うわ〜、間違いに気づいて買い直したのが来た!これで中山GJは初的中。今年はGI全敗じゃないかと思ったが、早くもそれは免れた(^_^;ウイナーズサークルの方に行って、検量場に向うカラジを迎えに行ったが、時間が経っても確定のランプが灯らないことに気づいた。メジロベイシンガーの大久保洋師が意義を申し立てていたのだ。その相手はカラジ。おい、おい、せっかく、買い直しの馬券が当ってちょっとだけ息をつけたのに、これで降着とかなったら、泣くに泣けんぞ。競走中に審議になったのならともかく、レース後の申し立てて降着にはなったりせんだろう、と自分に言い聞かせながら裁定を待った。やがて、到達順位のとおり確定。今度こそ中山GJ初的中が決まった。ただ、6千円の投資に5,040円のバック。買い間違い分を除けば辛うじてプラスなのだが、実際の投資額から見れば取りガミ。勝ったとも負けたとも言い切れない中途半端な結果に戸惑うばかりだった(^_^;最終レースは、大障害の日同様に大荒れの結末。12番人気のオーロブライトがまんまと逃げ切り、3着に11番人気のナカヤマスナイパーを連れて来て3連単が267万円となった。まあ、目の前で450万円を当てた人を見ちゃったから、衝撃度は薄いけどね(^_^;さすがに、今回はSpecialAgeも手が出なかったようだ。 帰り際、ターフビジョンで翌日の騎手変更情報を知ってビックリした。本田騎手の負傷のため、熊ちゃんが空いていた11・12Rが埋まって全レース騎乗になっていたのだ。翌日の仁川行をより楽しみに思いながら、恒例のパターンで「おけら街道」をたどって西船橋駅方面に向う。今回は、ATMに入金しないと困るような大金を持った人がいないので、ダイレクトで飲み屋探しだ(^_^;居酒屋でしっかり飲み食いしながら、競馬について語り合った。そんなに大量に飲み食いしていた訳ではないのだが、17時過ぎのスタートで、お開きになったのは20時半頃だった。ずいぶんと話し込んだものだ。皆さんと別れてから念のため電話で「ゆりかもめ」に問い合わせてみると、やはりこの日は1日運休。飲んでいる間に復旧と言うのはやはり無理だった。東京メトロ東西線で大手町まで出て、東京八重洲口から夜行バスで帰途に就いた。節約のため、5千円で乗れる4列シートの「青春ドリーム号」だ。ほぼ満席での発車となったが、嬉しいことに、私の隣は空席だったので、トイレに行くにも気を遣わなくて済んだ。ささやかなことだけど、これが運が向いてきた前兆だったらいいのに。こんなことにでも喜んでいないとやってられない。そんな思いを抱きつつ、闇の中の高速道路を西へ向かうバスは、ひとりの熊沢ファンを次の戦いの場へと連れて行くのであった(^_^; <第3幕:4月16日・阪神競馬場> 三ノ宮駅前でバスを降り、すぐに朝食を取る。それでも時間は7時半にならない。このまま競馬場に直行しても時間を持て余すので、まんが喫茶でしばらく潜んでいた。無料でシャワーも浴びられたから、夜行明けのまんが喫茶と言うのもなかなか便利なものだ。1Rのパドックに間に合うよう、9時過ぎに出発し、2週続けて日曜の淀出撃となった。雨の予報もあったが穏やかな天気で、前週満開だった桜は、少々葉っぱは出ていたが、木によってはまだ花見ができるような状態を保っていた。普段、競馬場に来たときは、原則として熊ちゃんが騎乗するレースに限って買うことでレース数を絞っていたのだが、この日はリミッターが外れていた(^_^;本来なら、適当に間引いたりもするのだが、とにかく、全レース挑戦してみることにした。だからと言って、いちいち買い目と結果を書いていたらキリがないので、当たったレースとネタになりそうなレースだけピックアップし、それ以外は大した見せ場もなく地味に外したものを思っていただこう(^_^;1R、笠松から園田に移籍の川原騎手の名前を見つけ、軸にしたら、いきなりぶっ飛び。熊ちゃんはキクノスバルでしんがり負け。2R、しつこく川原騎手を軸にした。ブービー人気のナミヘイ(由来はサザエさんの父・磯野波平?)がやけに頑張って肝を冷やしたが、買っていた馬が最後に交わしてくれて何とか3連複的中。ただし、人気サイドでまた取りガミかと思ったが、1,020円ついて辛うじてプラスとなった(^_^; 3Rで見事に軸の1番人気をぶっ飛ばし、注目は4R。休養明け初めての障害戦に挑む。骨折ごときでビビって障害に乗れなくなるような騎手なら、こんなにも入れ上げない(^_^;パドックに行ってみると、熊ちゃんが騎乗するオープンエアーはおなじみのピンクに「ベンツマーク」のメンコを被っており、山内厩舎の管理馬であることがひと目で分かる。初障害ながら2番人気に支持され、ここは文句なしに熊ちゃんが軸だ。それにしても、金子、山本、平沢、宗像等、前日中山で見た関東の騎手がたくさんいるなぁ。関西の未勝利戦なのに、これだけ関東の障害騎手に会えるのは珍しい。コース側に回ってレースを観戦。ダイゴシラギクが逃げる展開で、オープンエアーは3番手を追走。逃げた馬をはじめ、4頭が落馬する展開になってしまったが、オープンエアーは巻き込まれることなく向こう正面で先頭に進出した。あとは平地1000万クラスの脚力を活かして2着を2馬身半引き離して快勝!熊ちゃんの休養明け初勝利は、いかにも熊ちゃんらしく障害で飾ってくれた。これは大変喜ばしいことなのだが、連れて来た馬が9番人気としんがり人気で3連複11万円の大波乱。何で、普通にそこそこの人気の馬を連れて来られないのかな〜(^_^;ウイナーズサークルでちっちさんとお会いできて、熊ちゃん復活の勝利を喜び合った。黒髪になっていた熊ちゃんは、ファンから声援を送られると、照れくさそうな表情を見せていた。 ウイナーズサークルにいた分、ちょっと出遅れたが、コース中ほどのセンターステージでは、太平洋さんの司会で小林常浩さんと競馬エイトの川田トラックマンが皐月賞の予想を競わせていた。他のスタッフの方もいるので、小林さんにはトークショー終了後に軽くあいさつしただけで、パドックへ熊ちゃんの顔を拝みに行った。何しろ、フル騎乗だと朝イチと昼休み後しかパドックに現れないから、かえって近くで騎手を見られるチャンスが少ない。ただ、シロキタスピードはやたら人気がなく、さすがにここは無理だろうと、フードコーナーでカレーライスを食べながら、モニターでの観戦となった。期待どおり?シロキタスピードは13着に終ったが、馬券は2番人気リキサンポイントからの馬券が的中し、本命サイドながら1,250円ゲット。何度も「外れた」って書くのは悲しくなるので、これがこの日最後の当たり馬券だったことをここでバラしておこう(^_^;パドックには行かないものの、全レース馬券を買うのは結構忙しい。その合間を縫って、皐月賞の買い目も決めなければならない。皐月賞は、アドマイヤムーンとフサイチジャンクが軸。これで仕方ないと思った。この2頭からの3連単マルチを中心に、穴っぽいところへの3連複を押えた。「元地方・地方騎手ボックス」なんてのも買ってみたりしたが、恐らくアドマイヤムーンが馬券圏外に飛ぶことはないだろうと思っていた。 6、7、8、9Rと、熊ちゃんにも馬券的にも見せ場はなく、平地では一番の勝負と思っていた10Rを迎えた。1年ぶりに熊ちゃんに手綱が戻って来たマイクラリネットは、ダート中心の活躍馬だが、実は、芝ではすべて3着以内に入っていた。今回も持ち前の粘りで3連複の軸は固いと思っていたのだが、ハナは切れてもお終いでいつもの粘っこさは見せられず、ズルズルと馬群に飲まれて行った。やっぱり、「障害で勝った熊沢は、その日の特別戦では不要」のありがたくない格言が発動したのか・・。メインの11Rは、リボンアートから買ってみた。でも、川原騎手には裏切られっぱなし。まあ、5・8・12番人気で決着し、ヒモもボロボロで、後腐れのない見事な外れだった訳だが(^_^;そして、皐月賞の出走となる。これは、結果だけ書けば、本当にええもん見せてもらった。競馬学校1期生の石橋守騎手が、メイショウサムソンで悲願のGI初制覇。そして、2着には二刀流の高田騎手が乗るドリームパスポートが入線した。失礼ながら、普段はあまり日の当たることのない両騎手が、岩田騎手はユタカを抑えてクラシックの大舞台でワンツーを決めた。普段から地味めの騎手に注目して競馬を楽しんでいる私としては、こんな痛快なことはない。勝ったメイショウサムソンは相手として買っていたから、もし、ドリームパスポートが人気どおりの結果で終っていたら、250倍近い馬券が的中していたのだ。それなのに、高田騎手には腹が立たなかったから不思議だ(^_^; 最終レースは、シルクタイガーがプラス12キロながらも2番人気。おまけで回って来たチャンスを是非ものにしてほしかったが、かつて熊ちゃんが乗ったこともあるホッコーソレソレーは強かった。追い込みも届かず2着止まり。それはいいのだが、3着にしんがり人気のビッグファルコンってなによ〜?「熊ちゃんの隣」はちょっと気にしてはいたのだが、まさか来るとは・・。熊ちゃぁ〜ん、自分が馬券に絡むときに、続け様に最低人気連れて来るのやめてくれる?まったく、迷惑なことだ(^_^;でも、ちっちさんはしかり熊ちゃんからのワイドで押えており、いい小遣い稼ぎをしていた。さすが。熊ちゃんが勝てなかったので、すぐに直線コースを逆走して4コーナーの方へ向った。阪神競馬場はこの日をもって本格的に馬場改修工事にかかり、12月に開催まで長い休みに入る。その改修前最後のレースが終ると、芝コースが一般に解放されることになっていた。私たちはちょうど内馬場への地下道の入口辺りだったが、みるみるうちに列は延び、スタンド前は現地でGIが開催されるときのような人出になっていた。16時半にGIの入場曲ともに「本馬場入場」が始まり、次々と人のみが馬場入りする。一体、何頭立てなのだろうか(^_^;始まってから10分は経っただろうか、やっと私たちも馬場入りできて、初めて競馬場の芝の感触を楽しんだ。雨が降らなかったおかげで、足元を気にする必要はなかった。 スタンドからだと緑一色にしか見えないのだが、いざ間近に見てみると芝コースと言っても意外と土が目立つものだった。普通の人は真っ直ぐゴール地点へ向かって歩くのだが、せっかくの機会なので、大きく内にコースを変えてみた。よく言われている「内は馬場が荒れている」状態も、実際に歩けばよく分かった。翻って、馬が走ることがない外ラチ沿いを改めて歩くと、青々と芝生が生え揃っていた。そのまま外ラチを進み、この場を仕切っている太平洋さんが立つセンターステージの裏側に差し掛かると、偶然、小林さんと目が合った。こちらへ回って来いと言うゼスチャーを見せていたが、ショートカットする訳にも行かないので、1コーナーを少し行き過ぎたところで引き返し、ウイナーズサークルからスタンド前に戻った。後で合流した小林さんの話では、「馬場を歩いて何が面白いのかね〜」とか言っていたところで私たちを見つけたものだから、少々驚いていたそうだ(^_^;その後もまだまだ馬場を歩く人影は絶えなかった。普段それほど競馬に興味がない人も、競馬場のコースの上を歩けるような滅多にない経験をできるとなると、並んででも参加したくなるのが人情と言うものだ。ただ、コースの内と外との荒れ具合を比べようとする人間は、あまりいなかったかも知れないけど。この後、仁川駅前の焼き鳥屋で小林さんたちと一杯引っかけてから帰宅することとなる。馬券的には散々だったが、飲んで語って、楽しい3日間ではあった。次は、馬券で大いに楽しみたいけどね。 |