79鞍目  尾張名古屋の阪神JS  (2006.9.18)

  桜花賞から中山グランドジャンプ、その翌日の阪神競馬場にかけての観戦記を書いたのを最後に、相当長い間、更新をサボってしまった。その後、春の天皇賞を見に行き、府中へオークスを見に行き、小倉へ小倉サマージャンプを見に行きと、ネタはいくらでもあったのに、最後の更新から5ヶ月も経ってしまった。休めば休むほど、どうでもいいような気分になって、さらに休んでしまう。この悪循環を断ち切るべく、「競馬・喜怒哀楽」、ここで復活です(^_^;今回は、阪神競馬場改修に伴い、本来は障害重賞が組まれていない中京競馬場で行われることになった阪神ジャンプステークスを見に行った話だ。この日程は、1年も前から発表されていたことで、早々に「来年の9月18日は中京へ行くぞ!」と決めていた。

  ところが、レースのある3連休を前に、強力な台風が本州を縦断する恐れが出て来た。これは強敵だ。今の職場は土木系なので、台風が来ると休日でも呼び出されることがある。大雨洪水警報が出ようものなら、全員が対象になって逃げ場はない。もっとも、そこまでになったら、競馬の開催そのものがなくなるだろうが(^_^;台風は、九州・中国地方で大きな被害を及ぼしたが、近畿地方に到達する前に日本海へ抜ける進路となり、大騒ぎした割には、兵庫県では短時間大雨注意報が出る程度で済んだ。被害を受けた方には申し訳ないが、私個人としては幸運にも、予定通り名古屋への遠征に向かうことができた。今回の名古屋行は、往復とも新幹線として、あらかじめ「ひかり・こだま自由席早特きっぷ」を購入しておいた。「のぞみ」に乗れない不便はあるが、大阪から名古屋まで4,250円は実に安い。三ノ宮から大阪までの昼特回数券と合わせても、神戸から4,500円程度なのは魅力的だ。

  回数券の方で三ノ宮駅の改札を通り、新大阪駅の新幹線乗り換え口でトラブルが発生。新幹線の切符を買ったとき、往復分を受け取り、そのまま財布に入れたつもりだったが、駅員の指摘により、私が持っていたのは乗車券部分のみで、本当は特急券とセットで有効なものだった。確か、往復で2枚しかもらってなかったから、1枚で乗車券と特急券がセットになってるものだとばかり思ったのに・・。幸い、駅員が事情を察して改札を通してくれ、帰りも名古屋駅での説明を要したが、無事に使うことができたのだが、もし、台風で遠征を中止し、払い戻そうとしてたら、ちゃんと払い戻しを受けられたかどうか。競馬場に着く前に、ずいぶんと際どい事態になったものだ(^_^;競馬場に着いたのは9時40分頃で、一気にパノラマステーションに向かい、パノラマカー車内に拠点を築くことに成功した。

  あとは、熊ちゃんが登場する2Rのパドックまで時間を潰す。世間ではこの日、吉野家の牛丼が1日だけ復活するとのことなので、吉野家をのぞいてみた。街の吉野家から牛丼が消えても豪州産肉で営業を続けた競馬場内の吉野家は、やはり650円と言う値段は変わらなかったので、昼休みに食べるのはやめておくことにした。アメリカ産牛肉は少々不安だけど、半熟卵を付けて500円ポッキリの値段に戻ったら、競馬場での主食に戻ると思う(^_^;1Rが終ると、パドックへ向かった。7月22日の小倉以来、2ヶ月ぶりに拝むナマ熊ちゃんである。去年は、小倉にか行かなかったけど、新潟に応援に行ったし、園田でも見て、9月には阪神競馬場に見に行けたので、2ヶ月も間隔が空いたのは最近では珍しい。オンワードソールは、この時期にやっとデビューで、印はツルツル(^_^;ただ、同じくデビュー戦の隣枠クロノジストはそこそこ人気になっていた。

  人気になっていたのは鮫島騎手騎乗のシルクシャープネスだが、飛んだときの高配当を狙いたいので、3連複の軸は中館騎手のミスフェイスルフとした。相手には、先に挙げた3頭に加え、もう1頭の熊ちゃんの隣のチャームオペラとグロリアスジュエルを選んだ。チャームオペラも人気ないけど、和田騎手は調子がいいので。その結果、クロノジストが優勝、チャームオペラ3着で、いきなり「熊ちゃんの隣が来る」の法則がダブルで発動したのはいいとして、軸馬は4着、2着は1番人気のシルクと、早くも見事な立て目外し一丁上がりぃ〜!ガッカリして、根城のパノラマカーに戻った。ところが、ゴール後10分経っても審議が解けない。これは何かある。上位馬が対象に違いない。ほのかな期待を持ってパノラマカーの車内から着順表示板を見ていたが、残念ながら到達順位のとおり確定した。熊ちゃんは、14着でダメダメ状態(-_-;

「なお、審議の対象馬は12番でした」

  12番とは、2着のシルクシャープネス。後日調べたら、鮫島騎手は10万円の過怠金を科されており、降着と紙一重のところだったようだ。これで6,960円もついていたから、素直に1番人気を軸にしておけばよかったとの思いと、「鮫島が降着やったら、万馬券的中やったのに!」と他人の不幸を望む邪な思いが、私の心中で錯綜していた(^_^;3Rは熊ちゃんいないしお休み・・と高をくくってパノラマカーで寛いでいたが、よく見たら、セルリアンラオウで出てるやないの!もう馬券は間に合わず、レースだけ見に外に出た。熊ちゃんは、しんがり人気のブービー。上位は、関東の塚田騎手が2着に絡み、3連複は3万円台。これは、買い損なって正解だったようだ(^_^;熊ちゃんの応援としては一番期待のあった4Rのケンブリッジファンは、それでも9番人気。先行して粘ってくれるのを期待したが、何の見せ場もなくブービー。隣枠の5番人気ローレルナイトを2着に連れて来て、「熊隣の法則」をさらに発動させただけだった。う〜ん、「スーパー哀愁モード」の予感が・・。

  確か、5Rの新馬戦でも乗り鞍があったはずだが、枠順決定前に回避したのか、熊ちゃんの名前はなかった。このため、9Rの阪神ジャンプステークスまで、私は長い昼休みだ(^_^;パノラマカーにビールとおにぎりを持ち込んで、それらを胃に収めたら、こちらに来る予定の秀さんに電話をしてみた。すると、ちょうど駅に着いたところだったので、パノラマカーに来るように伝えた。たまたま前の席も空いていたので、向かい合わせの状態で待っていると、電話をして10分もすれば秀さんが現れた。前日の中京からの連闘だが、泊まりはなぜか京都だとか。その後、秀さんのお友達で、最近競馬場でよくお会いするT氏と、パソコン通信時代にお会いする機会もあった0氏も加わり、にぎやかになった。4人に共通するのは、根が鉄ちゃんであることで、車内では競馬より鉄道の話題の方が多かった。場内アナウンスの声が聞こえないから、いつの間にかレースが始まっているような感じで、ずっとパノラマカー車内にいると、本当に競馬のことを忘れそうになる(^_^;

  8Rが終ると、安住の地・パノラマカーを引き払い、心のメインレースである阪神ジャンプステークスのパドックを見に行った。残念ながら熊ちゃんに乗れる馬はいなかったが、その分、馬券は不要な買い目を気にせずに検討できる(^_^;やっぱり、ノボリハウツーと、小倉の覇者であるコウエイトライが中心になるのだろう。少々の波乱はあっても、人気どころが総崩れする気はせず、まずは人気上位4頭と穴候補としてマーブルオーディンを加えた3連複5頭ボックスを押えた。マーブルオーディンを買ったのは実に安直な理由で、当日が敬老の日だったから、最高齢馬を入れてみただけのことだ(^_^;あとは、ノボリハウツーとコウエイトライの2頭を中心に据えた3連単を2千円分。中には、200円買った目もあった。マーブルオーディンが絡まないことには大儲けはできないが、何しろ、小倉で安い3連複を当ててから、当たり馬券から遠ざかっているので、なんとか当てて、「哀愁モード」から脱出したいところだ。

  レースは、T氏が確保してくれていた席で、スタンドからの観戦とした。障害戦に関しては、ゴール板前べったりよりは、少し高い位置から見た方がいいかも知れない。スタートすると、ノボリハウツー、コウエイトライの有力どころに加え、シマノラピス、新潟JSで2着に粘ったニシノヘブンズドア、バアゼルゴールドが先頭争いを演じていた。最初の障害を越えたところでコウエイトライがハナに立ち、レースを引っ張った。以下、シマノラピス、バアゼルゴールド、ノボリハウツーと続く。襷コースのバンケットで一時追いつかれるシーンもあったが、終始コウエイトライが逃げる形でレースが進む。2週目の3コーナー辺りから、ノボリハウツーとラージヒルジャンプが並びかけてきて、3頭の叩き合いのような感じで直線の攻防となった。最終障害もコウエイトライが最初に飛んだものの、2頭がピッタリつけてくる。凌ぐか、交わすか。ゴールまで続く3頭の攻防は、クビ差、クビ差の際どさで、コウエイトライの逃げ切り勝ち、以下、ノボリハウツー、ラージヒルジャンプと入線した。

  終ってみれば本命戦だったが、おかげで馬券は見事的中!3連複100円分と、3連単は、コウエイ・ノボリから買ったマルチと、コウエイ1着、ノボリ2着から買い足した分の合計200円分が的中。3連単4,840円、3連複1,160円と、高配当ではないものの、取りガミなしの当たり馬券3枚合計で諭吉様が返って来るよん♪恥ずかしながら、これって、1月8日以来のことなんだよね・・(^_^;夏競馬の間、あまり馬券自体を買ってないと言うこともあるけど、2ヶ月も馬券が当たってなかったから気も滅入る。これで、今回は勝利確定!残りのレースは安心して外せるぞ(^_^;ウイナーズサークルでは、お馴染みのジャンプ系の面々が集まっている様子で、あいさつがてらに下へ降りて行った。こまろさん、天間めぐじさん等、障害重賞のときにお会いするメンバーだ。ちょっとごあいさつのつもりが、最終レース前まであれこれ話をしていた。このメンバーでは、平地の大レースのことはあまり話題にならない。

  障害のことは当然だが、地方競馬にも話が及ぶ。この日は盛岡で統一GIのダービーグランプリが開催されていたが、馬券が買えなくて残念だとの声があった。確かに、私も普段は地方の馬券を買う機会はないのだが、仮にもJRAの馬も出るGIだ。中京競馬場でも売ってくれるのなら、いくらかは買っていただろう。

「中京は中京でも、公営中京なら買えたのにね」

  こんな声も聞かれた。実は、今年の優駿エッセイ賞の応募作の中にも使ったネタだけど、私の最初の地方競馬は、公営の中京競馬場だった。そう言う話をすると、妙に感心された。ジャンプレースの前は鉄道の話が主だったし、同じ競馬好きでも、集まる人が変わると話題もずいぶん違うものだ(^_^;ウイナーズサークルで集まっている間、札幌のエルムステークスの馬券を外し、メインの納屋橋ステークスもスカ。熊ちゃんもジョウノデイリーで出てたけど、あえなくブービー。最終もクインフューチャーに熊ちゃんが乗るので馬券は買ったが、何となくこまろさんたちとレース前に駅に向かった。私も、金山駅で17時に待ち合わせの約束があったからね。万が一熊ちゃんが勝ったら舞い戻るつもりだったが、途中のパチンコ屋が設置した屋外モニターで馬券の外れを確認し、そのまま駅に向かった。さすがに、儲けの上積みと言うところまでは行かなかったが、1日トータルでも多少なりともプラスでとなり、まずまずの成果だった。もっとも、熊ちゃんは掲示板すらなしの惨憺たる成績で、次に熊ちゃんのナマ勝利が見られるのはいつのことだろうか?

80鞍目  いいも悪いも2006年菊花賞  (2006.10.21〜22)

 去年の菊花賞は、何が何でもディープインパクトが勝たないといけないような、異様な雰囲気だった。「無敗の3冠馬」誕生の瞬間は、馬への好き嫌い抜きにゾクゾクしたが、その後の演出に、白けた雰囲気に戻されてしまった。あれから1年。今年の菊花賞も、3冠馬誕生への期待がかかる一戦となった。その主役は、メイショウサムソンと石橋守。去年の主役とは打って変わって地味ぃ〜なコンビだが、私としては、それだからこそ、3冠への期待はディープインパクトのときよりも強いものだった。その瞬間を現地で見たいと思うのは当然で、当日の淀行きを決めた。その前夜に、太平洋さんの競馬講談会が大阪で開催されると言うことで、まずはそちらに参加し、大阪で泊まってから、早い時間に淀へ向かうことにした。

  土曜の昼過ぎ、嫁が仕事から帰って来たのと入れ違いに出発。まず、『優駿』11月号を売っていないか、ウインズ神戸の売店をのぞいてみた。今回は、予選を通過させてもらったので、最終結果が気になって仕方がない。さすがに、4日も早くは出ないか。そのまま大阪まで出て、梅田の繁華街からは少し離れた場所のカプセルホテル「大東洋」にチェックインした。天然温泉大浴場付きで3,200円と、なかなか手頃だ。しかも、前夜にインターネット予約しておいたら、500円の食事券がもらえる。早々に風呂に入って、軽く一杯引っかけた。無料のインターネット端末もあったし、別料金であることが多いエロチャンネルも無料(^_^;建物は少々古びているが、寝るだけなら申し分ない施設で、今後利用の機会もあるだろう。

  講談会は、梅田からは地下鉄・阪急で1駅の中津にあるホールが会場だった。行ったことないけど何とかなるだろうと、お誘いしていたKANKANさんと阪急梅田のバスターミナルで合流し、会場に向かったのだが、道にまよってしまい、薄暗い貨物線の周辺をウロウロ。結局、19時の開演ギリギリに到着した。講談会は、旭堂小二三さんの「ナリタトップロード物語」から、小林常浩さんをゲストに迎えたトークショーへと続く。相変わらず、ネット上ではとても書けないブラックトーク連発に、関西競馬界のディープな部分に初めて触れたKANKANさんも圧倒されていたようだ(^_^;休憩をはさんで太平洋さんと園田の実況をしている竹之上次男さんとのコラボによる「ハーツクライ物語〜勇気〜」まで、楽しい2時間だった。

  これまで、関西でしか見られない太平洋さんの講談だったが、ジャパンカップダートの前日、11月24日には、初の東京公演が予定されているそうだ。私はとても行けそうにないが、KANKANさんが東京の人だと分かると、太平洋さんはしきりにセールスをかけてきた(^_^;関東のとてもディープな競馬ファンと数多くお知り合いのKANKANさんだから、きっと、大盛況にしてくださるだろう。もし、大入り満員になったら、KANKANさんを連れて来た私も、少しは協力できたことになるかな(^_^;終了後の打ち上げにも参加させてもらい、終ったのが23時15分頃。家に帰るつもりなら、非常に微妙な時間だが、梅田泊まりだから問題なし。ホテルに戻るとすぐに床についたが、やはり、飲んでこう言うことろで寝ると、眠りが浅くて困る。

  翌朝目覚めたのは6時頃。すぐに身支度をして出発した。大阪駅には向かわず、環状線の天満駅まで歩くと、大阪駅からだいたい同じような時間で着いた。京橋で京阪に乗り換え、競馬場に着いたのが7時25分頃だった。ディープインパクトが出走した宝塚記念のときは、もっと早く着いたのにずっと後ろの方だったが、この日は、ラウンジシートなら取れたほどだった。間もなく開門し、記念入場券を買ってから中に入ったが、必死になることなく、ゴール板に近い場所を確保できた。ディープが絡んだときが異常であって、現実はGIと言ってもこんなものなのだろう。席を確保してから、場内を少し見てまわった。前夜にKANKANさんから教えていただいていたように、凱旋門賞での薬物検出でミソをつけたからか、ディープインパクトグッズの売り場が縮小されていた。う〜ん、これって何だかなぁ・・。

  8時を過ぎた頃だろうか、先に競馬場に来ていると思っていたKANKANさんがやって来た。去年と比べてしまうと、やはり拍子抜けのようだ。開門と同時に競馬場に入ってしまうと、レースが始まるまでの時間が本当に長い。本を読んだり、場内を巡回したりで適当に時間を潰すしかなかった。レースが始まったところで、この日の熊ちゃんの出番はわずか3回。それも、5Rで終ってしまう(^_^;1Rは馬券を買わずにスルーして、キングラピュタが出る2Rが熊沢ファンにとっては最大の勝負レースになる。前走3着からの躍進が期待できる。馬券は、当然、キングラピュタ軸の3連複だ。逃げるグッドキララを追うように2番手でレースを進め、直線での抜け出しに期待を込めた。しかし、直線半ばで馬が転倒し、熊ちゃんは投げ出されてしまった。さらにもう1頭、その巻き添えで落馬。ゴール前の絶叫と悲鳴が混じる。

  熊ちゃんは意識はあるようで、体を起こすことはできたが、そこから立ち上がれない。後続馬に踏まれたようにも見えたが、そこまでの大事にはなっていなかったようだ。さらに深刻なのは、ホッコーサンライズに乗っていた上村騎手だ。ピクリとも動かず、担架で運ばれた。熊ちゃんも起き上がってからは動くことができず、やはり担架で救急車へ。キングラピュタは脚がブラブラしており、もはや予後不良を免れないことは明らかだった。スタンドの前で起きた惨劇は、それでなくてもショックなのに、熊ちゃんがその中心にいたことで、目の前が真っ暗になった。後ろの方で、「あれは熊沢が悪い」なんぞぬかす奴がいたので、余程どついてやろうかもと思った。競馬には付き物の、避けられない事故とは言え、それをすぐ目の前で見るのは、やはり後味がわるい。もちろん、残り2鞍は乗り替わりとなってしまった。

  こうなると、馬券を買う気すら失せてしまったが、気を取り直して、とりあえず熊ちゃんが出ていたはずのレースについては買うことにした。ファインコマンダーが幸騎手に乗り替わった4R、馬券は当たったが、払戻し680円の取りガミ。キャプテンシラユリが藤岡騎手に乗り替わった5Rは、前夜のトークショーで、小林さんが「お金を捨ててもいい人は買ってください」と行っていたルスナイサンバも出た。鞍上は息子の慎一郎騎手だ。武豊を軸にて、3連複の相手には買っておいたが、肝心の軸が吹っ飛んでしまったので、慎一郎君の2着好走は何の意味も持たなかった。930円付いた複勝でも買っといたらよかったかな・・。この後、もう熊ちゃんの出番予定だったレースもないので、菊花賞までずい分時間がある。試しに小林さんに電話してみたら、4階の「江戸川」にいるとのことで、あいさつがてらにそちらに行ってみた。

  店に行くと、小林さんに、ユズルさん、阪上社長と、小林常浩商店の面々が集まっていた。小林さんは、ルスナイサンバの複勝で結構儲かった様子だが、上には上がいるようで、小林さんのお父さん、つまり、慎一郎騎手のおじいさんは、孫の複勝を1万円だったか買っていたそうだ。父より祖父の方が信頼していた訳ね(^_^;しばらく話をした後、小林さんにつられるように、私も8Rの馬券を買うことにした。5番のアドマイヤプルート軸の3連複を買うつもりだったのだが、レース番号を間違えて9Rを買ってしまったようだ。9Rの5番って、プロンタテヤマ、ブービー人気なんですけど・・(-_-;8Rのレースも買い直し、馬主席へ取材に行くと言う小林さんたちと別れて自分が取っていた席の方へ戻った。戻って来たところで、KANKANさんから、

「みっきぃさん、佳作らしいですよ」

  一瞬、何のことかと思ったが、府中にいるSpecialAgeさんが現地で『優駿』11月号を手に入れ、優駿エッセイ賞の最終結果をKANKANさん経由で教えてくれたようだ。東京だから早く出たのかな?と思いながら、8Rで微妙に取りガミの3連複980円の的中を確認してから、ターフィーショップに行ってみた。すると、お姉ちゃんが『優駿』11月号を平積みしているところで、もちろん、即購入した。ドキドキしながら発表のページを探し当てると・・あった!佳作の一番下の方に、漢字2文字のタイトル「馬鉄」が!4年前の佳作の後は、予選すら通過できなかった3年間をはさみ、もうあかんのかなぁ、と思っていたところ、再度入賞を果たせたのは、とても嬉しい。しかも、今回は、芥川賞作家の高橋三千綱先生が選評で「面白かった」と書いてくださり、まったく評なしの前回の佳作よりは一歩前進の思いだった(^_^;

  2Rの辛さは、まだ引きずっていたが、我が身に訪れた嬉しいことは、素直に喜ぼう。この勢いで、間違って買った9Rの馬券が当たるほど、世の中は甘くなかったけどね(^_^;10Rはパスして、いよいよ、注目の菊花賞だ。去年は、8Rの前にかなり上段の席に居ついたっきり、身動きを取れなかったが、今年はレース前でも結構動くことができた。馬券については、メイショウサムソン、ドリームパスポート、アドマイヤメインの3頭のうち、2頭は馬券圏内に絡み、うち、メイショウサムソンについては、負けても3着以内との判断で、3連単中心で買ってみた。そして、万が一メイショウサムソンが3着以下に沈んだ場合に備えて、ドリームパスポートから少し穴っぽいところへの馬連200円ずつを押さえとした。メイショウサムソンの3冠達成を願ってはいるが、それを馬券に色濃く出ししぎると、コケるような気がしてならないので(^_^;

  2年連続の3冠馬誕生なるか?個人的には去年よりはるかに大きな期待を込めて、スタートを見守った。やはり、先頭に立つのは、3強の一角アドマイヤメイン。場内がどよめくような大逃げではないが、5〜6馬身は後続を離して逃げる。それを追うのがセントライト記念の覇者・トーセンシャナオーとマンノレーシング。メイショウサムソンは、それに続く4番手につけていた。2週目4コーナーまで隊列の大きな変動はなかったが、アドマイヤメインのリードは小さくなって行く逃げ切るのか?メイショウサムソンが勝負根性で抜き去るのか?ダービーで見せた力強さは、淀の直線では影を潜めたか、前との差は思うように縮まらない。そこへ襲い掛かったのが、ドリームパスポート。皐月賞2着、ダービー3着の無念をここで晴らすかと思われたが、さらに後ろから差して来たのが、武は武でも幸四郎!8番人気の伏兵ソングオブウインドがクビ差前に出たところがゴールだった。

  逃げたアドマイヤメインは3着に粘り、メイショウサムソンはそのアドマイヤメインを捕らえることなく4着に敗れた。3冠の壁とは、本当に厚い。かと言って、敗戦が許されないような空気はなかったから、それほどため息だらけの雰囲気でもなかった。思わぬ人馬が3冠阻止の刺客となった訳だが、個人的には悪い結果ではなかった。2着ドリームパスポートから流した馬連のヒモに、トークショーで小林さんが推奨していたソングオブウインドも買っていたので、馬券ではこの日のトータルでプラスにすることができた。そうでなければ、まったく無視していたので、小林さんには大感謝だ。

  表彰式が終る頃、KANKANさんと別れて、「馬鉄」で前半のキーパーソンとなっていただいた秀さんと、その古くからの競馬友達と合流し、京橋で一杯。競馬暦30年以上とか言う方々に囲まれると、時々話についていけなくなる(^_^;中に菊花賞の3連単をゲットされた方がいて、ご馳走になってラッキーだった。これで、熊ちゃんが勝てないまでも怪我さえしてなかったら、文句なしにハッピーな1日だったんだけどね。いいも悪いも、本当に、いろいろあった、2006年の菊花賞当日の1日であった。
最新の鞍へ
トップページにもどる