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コレ書くためだけに受けました! 笑える胃カメラ体験記?

 

2003/07/09 Wed 16:43  胃カメラまで

5月15日に受けた人間ドックで、胃部レントゲンのみ「D」という判定を貰い、(くどいけど、他はオール『A』!)要精検、とのことで、「まぁ、タダのポリープなんで、放っておいても大丈夫なんだけど、ねーんのため胃カメラ飲んでくださいね(はぁと)」って感じでなかなか美人の女医さんに言われた。胃のポリープは知らないで持ってる人がいっぱい居るそうで、大腸だったらガンになる可能性も少なくないけど、胃の場合はほとんどその心配もないそうだ。多分人間ドックで「胃カメラ飲んでね」って言われても病院なんか行かない人がほとんどだろうし、そもそもバリウム飲むのがヤダから人間ドックなんか受けないって人が多いもんね。実は病院好き、医者好き、検査好き、な私は、素直に当日中に病院に行く算段を立てた。近所のクリニックでもいいんだろうけど、へたっぴーな医者だったら簡単に胃袋傷つけちゃうっていうし、ポリープの場合、その場で焼くとか、少なくとも細胞診断のためにちょびっと切り取るらしい。まんまん万が一、悪性の可能性ありとかで、まじで手術になっちゃったら面倒だし、と、結局、いきつけの大きな病院に決めた。 

                            

胃カメラは20と数年前にごくごく飲んでる。うら若き高校一年生、当時とってもナイーブだった海さんは、新しい環境になじめずに胃潰瘍になったのであった。といってももちろん潰瘍くらいで手術なんかはしなくて、ながーい間、来る日も来る日も毎日欠かさずぶっとい注射を打って、大量に薬を飲み、潰瘍というものからはオサラバした。その後もまたまたながーーい間、ちょっとした胃の不調ってやつとは縁が切れなかったけど、ある時期からバリバリ健康体になって、医者とも縁が切れた。ここ10数年は胃で医者にかかったことはない。それに、今回のレントゲンも、潰瘍じゃなくてポリープなんだから、むしろバンザイなのだ。20数年ぶりにバリウム飲んじゃったから、なんか強気。いきおいで胃カメラも飲んじゃえって感じ。むほほ。

検査の前日は夜8時までに軽い夕食を済ませ、検査当日は水も飲まないでください、とのこと。人間ドックの時は、食事は前日9時までだったけど、そのあとは水も飲めないから、このほうがツラかった。夕食食べちゃえばお腹がすいたっていう事態は起こらないけど、喉は乾く。間食はしないけど水分を人一倍摂る私は、ひからびるぅう!って感じだった。なので、今回は問題なーし。軽く、かどうかは別として、8時前に食べ終え、悠然と構える。用意するものは『よだれ拭き用のタオル』。なんか情けないことになるのだな?というのは容易に想像がつくが……。当日車の運転はしないでください……これは大丈夫、免許はあるけど、やれって言われてもできないから。

                             

行き慣れた病院だったので油断してけっこうぎりぎりで到着。10分前。定刻の9時をちょっと過ぎたら、意外にあっさり名前を呼ばれた。こういうのって決まった時間に来ても、待たされたりするからちょっとびっくり。着替えなんかは一切なくて、着てる服のまんま。「これから腕にお注射をするんっですけど、緑内障、白内障、眼圧異常はないですか?」と看護士さん。ないでーす。「心臓がどきどきしたり、手足がしびれたことはないですか?」 ないでーす。けっこうヤバい注射なのかな? 健康おたくな私は、胃カメラそのものより、そういう薬物のほうがイヤじゃ。「タオルだけ用意して、荷物はこの中へ」よだれ拭き用のどーでもいいタオルと、握りしめ用のミッフィータオルだけ出して、髪を束ねて覚悟を決める。よだれ拭き用のタオルは看護士さんに一時没収される。「この注射、すごーく痛いです」は、はい。ぷすり。「だんだん痛くなります」は、はいぃい!? 刺されてから念を押されてもー。

「これ、最初は飲み込んじゃってくださいね。食道の麻酔ですから。はい、口開けてくださーい」 ぬるっとした液体を注射器の針のないやつで、ウムを言わさず放り込まれる。気持ちわるーい。すでに涙目。そうだった、そうだった、思い出してきたぞ。胃カメラの何がイヤだったかって、この事前の麻酔関係がどえらくキモチワルイのだ。ごっくん……。ぬるーり……食道の麻酔、なんて言うから、食道にたらーりとオチテ行くとこなんか想像しちゃう。にがーい顔をしてると間髪入れず「はい、じゃ、今度は飲み込まないでくださいねー。喉の麻酔ですから、しばらく上向いて、ガラガラーって、ね」 こくん。もう愛想もなんにもなく無言で言われるままに上を向いて口を開ける私。さっきよりたっぷーり。おえーーーーっ。(実際には決しておえーっはできない)ゆるめのスライム(あ、知らない?)。ちょっとハッカ。ミントじゃなくてハッカ。一応サワヤカなフレーバーもつけといたよ!って感じの投げやりで中途半端な味。

 

何度も吐き出しそうになりながら、ガラガラなんてできなくて、ただ頭を壁に預けて上を向いて口をぽかーんと開けてるだけ。喉に溜まってるゆるいスライムがだーんだんぬるーくなってきて、えもいわれぬきもちの悪さ。…………。文句もおえつも漏らせないから、ただじーっと黙って天井を見つめ、どんどん涙目になってくだけ。デジカメ持ってきたんだけどな、このマヌケな姿、撮って帰ったらだんなと笑えるな、なーんてこと考える余裕はぜーんぜんなく。「はい海さーん。こっちへどーぞー」なんでこういう時の看護師さんってコドモを扱うように優しいんだろう。こくん。しかし涙目のまま、了解も得ずに私はすっかりあったまったゆるいスライムを洗面台に吐く。鼻水と涙、よだれも全部いっぺんに洗面台にオチる。うう。

「じゃ、ここに、横向きに、私のほう向いて寝てくださいね」 さっき預けたよだれ拭きタオルがちょうどお口のあたりにしっかり敷いてある。ミッフィーちゃんのにしなくてよかった……。「お腹に空気入れますから、スカートのウェストゆるくしといてくださいね」 私は横に首をふる。「あ。もうゆるいのね?」さすが看護士さん。「力抜いて、からだ楽〜にしててね。リラックス、リラックス」 カーテンの向こうにお医者さんが見える。あの人がカメラ突っ込むのかなー。ぉお、若くてかーっこいい。でもすぐ横にあるカメラの管はすんげぇ太いようにお見受けするんですけどー。「はい、海さんですね?」かーっこいいお医者さんがやってきた。 こくん、もう声も出ない状態。「じゃ、ちょっと上向いてー、シュッっていきますよ、これ味わわないで、すぐ飲んでください、すごーく辛いですから」 え、と思う間もなく、口を開けたらすごい勢いでシュワッ!となんか入れられた。ごっくん。ぐえっ。ひいいいいい。辛い〜。辛いの苦手なんだよぉ。外でカレーだって食べらんないんだから! 「はい、もう一回、あと一回だけいきますよー」 こくん。先生かっこいいんだけどなー。「はぁい」シュワッ!! ひーーーーーー!!!!

「じゃ今からカメラ入れます。ムリなことはしませんから、なんかあったら手を上げて合図してくださいねー」こくん。でもムリなことってなんだよーお。 看護士さんからマウスピースをかぽっと嵌められる。「あのへん見て、全身の力をふーっと抜いてくださいね。カメラを入れたら、ごっくんしないで、よだれはぜーんぶここへ出しちゃってくださーい」 こくん。先生かっこいいんだけどなー。でもよだれ、ぜーんぶ出しちゃうのね? カメラがういーんと入ってくると、要所要所で「はい、ココでごっくんしてくださーい」ごっくん! これって自発的にカメラを飲み込むポイントなのかな? 違うとこでごっくんしちゃうと「はい、ごっくんしないでくださいねー、がまんがまん」と言われる。「ちょっとごめんなさいよー」ってとこは、ぐへっとなるくらい大きな手応え。「はーい、ちょっと空気入れまーす」でぶわ、っと胃が膨らむ。まぁ胃ってぇのは臓器の中でも最も膨張と縮小が激しいもんだから、空気入れられたとこで大したことないけど。

「今入り口から、胃の下の方に行きましたー」そんな実況中継してくれなくてもぉ、余計にカメラの在処を実感してしまう。「じゃ。十二指腸行きますね」ちょっと待ったーーっ!先生、先生、ワタシ人間ドックで写真撮ったの、見てくれたでしょ、十二指腸はキレイですってお墨つきなのぉおおお! 聞いてないよぉ、胃カメラ、でしょ?十二指腸カメラ、じゃないでしょっ? ぶにぃいいいい。もこもこもこぉおっ。下腹がむにむにする。「はーいじゃぁこれから戻りますよぉー」 ほっ……。と、ところがこの『戻り過程』がけっこう来る。むにゅー、今、戻ってまぁーす、みたいな。「じゃ。ポリープなんで、細胞診しますねー」 って言われたって拒絶できないもぉん! 「××入れて」これは看護士さんへの指示。胃カメラの黒いチューブ管の中へ、さらになんだか細ーい管を入れる。ごそごそごそ。いやーーーん。そんなにいろんなもの入れないでー。「はいパンチ」 ぱんちぃ? ぱすっ! うへっ! こりゃポリープの細胞を採取してるよ。はぁっはぁっ。「はいパンチ」うげ。もういっこ? ぱすっ! うへっ! お腹の中で衝撃が起こるんだよー、想像してよー、こりゃヤダよー。はぁっはぁっ。「はいパンチ」ちょっとぉ!ぱすっ! うへっ! 一体何回やるのっ?! 「じゃ、さんこね」 ほーっ。とりあえず『ぱんち』は終わったらしい。しゅるしゅるー。どうやら『ぱんち』用のファイバーが出ていった。出てったっつっても、そもそもカメラの管の中を通ってたわけだから、太さは変わんないんだけど。

「はいじゃぁ、あとは戻りまーす」むぎゅむぎゅむぎゅぬるーーり。出たーっ! やっとマウスピースが外される。「はーい、じゃ、よだれはぜぇーんぶタオルに出しちゃってくださーい」 先生かっこいいんだけどなー。とほほほほ。だらーん、くちゅくちゅーっ。うえっ、うえっ。「ポリープはいっぱいありますね。それと、海さんの胃ってこぉーんなふうにタテに長いんですねー(にこにこ)」かっこいい先生が、両手でびろーんとワタシの胃の全長を模す。きゃーっ、そんなこと言っちゃイヤー。先生、かっこいいんだけどなー。「心配ないと思いますけど、細胞診に回しますね」 こくん(涙目) 「はい、じゃあお疲れさまでした」 こくん(涙目)お礼も言えやしない。洗面所でうがいをし、しばらくおえっ、おえっを繰り返す。あー吐いたわけじゃありませんよー、なんにも入ってはいんだからー。

その後、看護士さんから説明を受ける。このあと一時間半は水も飲んではイケナイ。最初に飲むときは、少ーし飲んでみて、おえっってならないか確認する。ご飯もすごーく消化のいいものを、今日は少し、にする。運動はしてはイケナイ。車の運転は論外(しないってバ)。お風呂も湯船はいけません。シャワーは短時間! 今日一日はなるべーく安静に。アルコール、コーヒー、辛い物、暑い物、香辛料、タバコ(吸わないってバ)だめ。明日っからは普通でいいですよ。だって。そうか。細胞摂った場合はめんどくさいんだ。いくらタフな臓器だって、いちおうキズ入れたんだもんな。貰った注意書きには、次回来院までに、腹痛や吐血、下血(黒いコールタールのような便)などの症状が出現したときは、至急ご連絡ください。とある。ぞぞぞ。それってまちがって胃をカメラでひっかいちゃった、とかの場合かな。ぞぞぞぞ。

家に帰ると、胃が眠ってるせいか、本体のほうも眠くなってきて、水を飲める時刻を待たずにコトンと寝てしまった。起きたら三時。それでもだるーい。ワタシって胃がエンジンだったのか? 慌てて家事をやったら昼寝の分のエネルギーはすぐに使い果たしてしまい、夜は『日記』も『掲示板』も書かずにコトリとまた眠ってしまったのでした。

細胞診の結果は出てないので、笑い話にするには早すぎるか? とも思ったけど、99%問題なし、なので、まぁいいでしょう。写真はもちろん胃カメラのではなく、先に別の医療機関の人間ドックで撮ったレントゲン写真を借りて、胃カメラの病院に預けてあったのをまた返してくれたので、記念に全部デジカメに収めてみた。これまた返さなきゃいけないんだよね。知らばっくれてたらどーなるのかなぁ?ま、こんなバカでっかいフィルム、うちにあっても邪魔だけど。

最後に。『日記』にも書いたけど、胃カメラ検査全体はそんなに苦しいもんじゃないです(^o^) 麻酔はヤだけど、カメラが入ってるのはほんの15分。機会がある人はぜひちゃんと受けて、安心のお墨つきを貰いましょっ。

 

健康おたく どこにも所属しないあたしうちのごはん 日記掲示板

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