インストールの前に
★はじめに
Linux用のパソコンに何を選べばよいか。極端に新しすぎるもの、特殊なもの、古すぎるもの、ノートパソコンなどは避けたほうが無難。情報が行き渡っマシンなら安心。今使っているWindowsのパソコンと共存させるためにもそれなりのテクニックがありますから、共存ということもできるだけ避けるほうが無難。まずは、使ってLinuxに慣れなければ、元も子もなく勉強の機会を失ってしまうことになります。(過去の私)。そしてマイナーなディストリビューションは避けて最大公約数、つまり広く情報が普及しているものを選ぶこと。第二のマイクロソフトっぽくて嫌と思っても、あまり人がやっていないようなこと、難しいことは避けたほうが無難。まずは使ってみる方が大切では。そして、できるだけ、Linux専用マシンを確保すること。デュアルブートなど、下手をすると今のWindows環境を破壊することにもなりかねません。第一Webが使えなければ、はまってしまったとき手も足も出ません。
もう一台、インターネットに接続環境のマシンがあるよ、あるいはインストールの苦労もまた楽しいなどというときにはじめてデュアルブートの検討をしてみて下さい。但し、デュアルブートの使い勝手はよくないです。最近VMwareが便利ということを知りました。こちらは快適です。ちょっと費用はかかりますが、ネットワーク上での実験などにも使えます。
難しいものにチャレンジするということも大事だけれど、まずLinuxをスタートさせるほうが先。Linuxに慣れてきてから、難しいものに挑戦すればよいのです。これは、私の体験に基づく実感です。上記のポイントを押さえた上でWindowsのパソコンにある程度、慣れていてるならそれほど今はインストールは難しいものではなくなってきています。Windowsのインストールが普通にできる人なら十分。むしろ、過去のWindowsのインストールの方がはるかに難しかったのではないでしょうか、メーカ製のリカバリを除いては。
★それでデュアルブートという人のために
Windowsのみを使っていたときにパーティションの操作などしたことがありますか。なかったならば、あまりお勧めできません。パーティションマジック等のツールを使って今Windowsで使用している領域を減らして、Linuxをインストールしようと思っているなら、バックアップを必ずとった上、「だめなら、何とかなるさ(できるさ)、こういうトラブルも楽しい」と思っていない限り、やめたほうが無難。素直に新しいハードディスクを用意しましょう。
注意するポイントはそんなにありませんが、ミスが致命傷になるので注意です。以下はあらかじめLinux用のパーティションを用意し、ブートローダもWindows標準のものを用いる場合の説明です。適当に読み替えてください。
- パーティションの選択は決して間違わない。インストーラがGUIになっていますから、下手したらWindowsより簡単かもしれませんが、油断禁物。必ず指差確認で「よいか」「よし!」。もういちど「よいか」「よし!」
- MBRの場所は、計画的に。NTLoder(WindowsのNT系で使われているブートローダ)を使いたかったら、LILOなどのブートローダはMBRにでなく、Linuxパーティションに書き込むように選択。(この設定、最初にNTLDR、つぎにLILOという不思議な世界になります)
- インストールの途中で尋ねられる起動用のフロッピーディスクは必ず作る。それでなければ、後でLinux上での作業ができなくなってしまいます。
- インストール終了後にWindowsの起動確認のついでにフロッピーを一枚フォーマットします。
- Linuxをインストール中に作成した、起動用のフロッピーディスクから立ち上げ、ブートイメージをフロッピーにコピーします。作業はrootで行ってくださいね。再度Windowsをたちあげ、Windowsのルートに先ほどのイメージをコピーします。次にWindowsのboot.iniを編集して、Linux用のメニューを書き加えると完了です。boot.iniは隠しファイルになっていたり、書き込み禁止になっていたりするので注意しましょう。直接エディタで操作してしまえばよいのですが、こういうの苦手という人はコントロールパネル→システムのプロパティ→詳細設定タブ→起動と回復の「設定」をクリックするとエディタ(特に関連づけしてなければメモ帳)が開くそうです。Windows上の作業は問題ないとしても(Linuxを使おうとしているレベルの人なら)いきなりLinuxでの作業はつらいですので、慣れるまで、起動ディスクによる起動で様子をみてもよいでしょう。
びぎねっとサイトも参考にしてみてくださいね。こちらはLILO。
★インストールのポイント
話の流れ上、先にデュアルブートの説明になってしまいましたが、以下はインストール共通のポイントです。素直にCD-ROMからインストールする場合の説明です。
- CD-ROMから起動できるマシン(最近はほとんどそうですね)の場合は、BIOSの設定でCD-ROMの優先度を上げておく。万一BIOSの設定方法わからないという人はパソコンに付属しているマニュアル(最近ではCD−ROMかな)を見てください。
- 不幸にもCD-ROMから起動できないマシンならば、起動用のフロッピーディスクを作成してください。作成方法はドキュメントやディストリビューションのサイトに記載されているはずです。手順に従えば簡単に作成できます。
- インストールは何回もやるつもりで。最初はインストーラーの確認のつもりで気楽に。何回かインストールやってみて、自分の設定決めてくださいね。「絶対最初のインストールで決めてやる」とプレッシャー感じる必要は全くありません。インストールごときでパソコンは壊れませんから、安心して何度もやってみましょう。
- 何回かインストールしてみると、聞かれる項目がわかってきますので、あらかじめ
インストール内容を計画しておくと楽ですね。最初は解説本やサイトなどを参考
にしながらインストール作業をすると安心かもしれません。- GUIでのインストールに失敗するようならテキストモードでインストールできます。
boot:textでOK。私は最初からもっぱらテキストモードでインストールしています。- もし、Xで途中でトラブルようなら、X関係の設定はとりあえずスキップ。
- デュアルブートなら途中、起動用のフロッピーは面倒がらずに作成しておきましょう。