水野俊哉の新刊インタビュー Vol .3 
「1日1分 眺めてわかる英語の本」
日時 2010年9月10日(金)
 
◆「1日1分 眺めてわかる英語の本」(あさ出版) 石崎 秀穂 さん
http://amzn.to/ihylwG
 
【プロフィール】 
神戸大学卒業。
「究極のわかりやすさの追求」という理念の下、英語やSEO、ネットビジネスなど様々な分野のホームページやメールマガジンを運営。
代表作に、トップページだけで100万アクセスを突破した英文法のサイト(「Get you! English!!」「英文法から攻略」)や、合計発行部数1万を超える英語のメールマガジンなどがある。
また、英語、SEO、ネットビジネスなど様々なジャンルの書籍を執筆。
代表作「基本にカエル英語の本」(スリーエーネットワーク)は、増版を繰り返し、シリーズ3巻まで刊行。韓国など海外でも出版された。
著者や運営する英文法のホームページ、メールマガジンなどは自身が運営するサイトhttp://www.ekaeru.com/にて紹介している。

 

 
≪水野≫ 石崎さんは、私の少人数制出版セミナー1期生の方です。出版おめでとうございます。書店にも平積みにされていて好評ですね。
 
≪石崎≫ 有難うございます。
 
≪水野≫ 早速読ませていただきましたが、とても読みやすく、分かりやすい英語の本だと感じました。キャラ設定も立っていますね。石崎先生、生徒でもある喫茶店のマスター、
その奥さん、気まぐれ猫。読んでいるだけで面白いです。
対話も凝っていて、とても楽しんで理解できました。
 
≪石崎≫ はい。「わかりやすさ」と「楽しさ」を追求しました。
ビジュアルが半分くらい占めているので、小説と漫画の中間のような読み心地でスラスラ読めるように工夫してあります。
英語の参考書なのに、登場人物がいきなり泡をふきますし(笑)、笑いあり、涙もありで、面白く読んでいただけるようにしました。
 
≪水野≫ 眺めるレッスンの1〜31は、毎日眺めているだけで理解できるようになってい
ます。タイトルの法則通りですね。
 
≪石崎≫ はい。楽しく眺めているだけで理解してほしいと、そこはとても工夫しました。
 
≪水野≫ 視覚的なわかりやすさに注目されたのは何故ですか?
 
≪石崎≫ 勉強を楽しくしようという試みです。でも、イラストが多いからといって、単なる娯楽ではなく、英語学習で重要なところをしっかりと解説しています。
 
≪水野≫ 英語学習法には様々な学習法があり、本も沢山出ている中で、石崎さんは英語学
習のどういう部分に重点を置いて書かれたのですか?
 
≪石崎≫ やはり英文法です。
英文法は、SVOC、名詞、形容詞、副詞が基本なのですが、他の参考書では、文法の説明が少ないと感じています。私は文法に主を置いていてそこが特徴です。
多くの人が英語が苦手なのは、文法を理解しないまま勉強をしているからだと思います。「そんなの当たり前」というところが実はとても重要で、英文法は英語の土台のようなものです。文法が分かることで、先を見通すことができ、英語が好きになれるんです。
 
≪水野≫ なるほど。実はあまり重要視されない英文法こそ、とても重要だということですね。
 
≪石崎≫ 駄洒落や語呂合わせなどで、丸暗記させる「苦痛の勉強」に、私は反対です。
それをするから、勉強が嫌いになると思うのです。暗記ではなく理解してもらえるように、丁寧に書きました。
 
≪水野≫ 暗記ではなく、理解してもらいたい。そこが石崎さんにとってそこが重要なポイントのようですね。
 
≪石崎≫ そうなんです。意外かもしれませんが、英会話も英文法を理解した方がすんなりと身につくんですよ。
英会話に自信があると思いこんでいる人でも、実は英文法で基礎を身につけると、上達スピードがあがると思います。それに気づいてもらえる本だと思っています。
 
≪水野≫ 過去に英語学習の本にトライして、難しくて挫折してしまった人でも、「1日1分眺めてわかる英語の本」を読めば、克服できそうですね。
 
≪石崎≫ 英文法が難しいと言われているのは実は誤解で、すごく簡単なんですよ。
そして、理屈が分からないと、脳科学的に暗記が出来ないんです。理屈の部分が英文法なので、英文法が理解できれば英会話も理解できるようになっていきます。
 
≪水野≫ なるほど。となると、完全な初心者の方ではなく、ある程度英語を勉強された方でも、より理解が深まる本ですね。
 
≪石崎≫ 論文を読まれるような英語に堪能な方でも、この本を読んで、「今まで知らなかったことが分かった。疑問が氷解した」と言って頂きました。
 
≪水野≫ 感覚的に感じていたことが理解できたということですね。
 
≪石崎≫ はい。他の参考書では触れられていないところに焦点を当てています。
 
≪水野≫ この本を通じて、特に伝えたい信念などがあるようですが。
 
≪石崎≫ 「勉強=苦痛」という方程式を変えたかったんです。
 
≪水野≫ なるほど。勉強は、苦しいイメージが確かに強いですよね。
 
≪石崎≫ 勉強って暗記するだけだと苦痛でしかないと思うんです。
私は、暗記ではなく理解してもらいたいと考えました。理解してこそ、本当に分かったということなんですから。
私はずっと、教師が言う「公式だから暗記しろ!」というのは手抜きではないかと感じていました。「1日1分 眺めてわかる英語の本」では、普通なら丸暗記するところを「理解」できるようになっています。
 
≪水野≫ 丸暗記ではなく、理解が大事だというところに、≪石崎≫さんの強いポリシーを感じます。
 
≪石崎≫ はい。私は丸暗記の教育に長く疑問を感じていたんです。
勉強嫌いにするだけでメリットはないと思っていました。そういう教育業界に、新しい風を吹き込みたいですね。
では、普通な
≪水野≫ 教育業界に「新しい風」を吹き込む。石崎さんが本書を出版した重要な動機なのでしょうか。
 
≪石崎≫ はい。それも理由の一つです。
現状は、勉強が好きな人達による、勉強が好きな人達のための参考書が中心です。
私は、勉強が嫌いな人達のために「今は」勉強が嫌いでも、「好き」になれる参考書を目指したかったので、本書を書きました。
勉強が好きな人は、難しい本を読んでも勉強することができますが、そうでない大多数の人を救いたいと思いました。
 
≪水野≫ どういう読者に読んでほしいですか?
 
≪石崎≫ まずは中学生で英語が出来る人。高校生、大学生の学生。社会人でも初心者から中級TOEIC600点までの人全ての人に読んでほしいです。
今回は幅広く読めるようなテイストにしてみました。
 
≪水野≫ この本が難しいと思う人はどうしたらいいでしょう。
 
≪石崎≫ その場合は「基本にカエル英語の本」(スリーエーネットワーク)を買っていただければよりわかりやすいと思います。
 
≪水野≫ 英会話や英語の本は沢山出ていますが、専門書のレーベルではなくて、一般向けの本として出ているので、広く手に取ってもらえますね。
私は、英文法でこれだけわかりやすい本は見たことがありません。
 
≪石崎≫ 有難うございます。
 
≪水野≫ 石崎さんが英語を他の人に教えたいと思った動機はなんですか?
 
≪石崎≫ 元々は塾教師で、私の授業が分かりやすいと評判になりました。
その時に指導して良いと思った部分をポイント集を集めて、2003年にHPにしてみたんです。ところが、公開したら読者に理解できない、難しいと言われて、何度も何度も修正し
たり、新しいポイントを追加したりして、7年間、加筆、修正を続けました。
 
≪水野≫ それは大変でしたね。
そのおかげで、HPも良いものになって、本の出版に至ったんでしょうか。
 
≪石崎≫ はい。読者の声に従って改良していくうちに、一般の人がどこが分からないのかが、分かったんです。
そこからさらに勉強できるような本を書きたいと思って、第1作の「基本にかえる英語の本」(スリーエーネットワーク)を出版しました。
 
≪水野≫ シリーズ累計4万5千部になっている人気の本ですね。
 
≪石崎≫ おかげさまでロングセラーになっています。その、カエルの本の続きを教えてほしいという人のために、本書「1日1分 眺めてわかる英語の本」を書きました。
文字ばかりで難しいことばかり書いているような本ではなくて、勉強の入り口の部分を通りやすくするような、軽いテイストの本があってもいいんじゃないかなと思ったんです。
 
≪水野≫ なるほど、勉強が嫌いになった人も好きになれるような本を目指したんですね。
 
≪石崎≫ そうです。そして英語が好きになった後は、教授が書いたような本を読んでもらえればいいと思うんです。
 
≪水野≫ 私も英語の全くできない人とかなりできる人を繋ぐ、分かりやすい本があまり ないと感じていました。この本は2つを繋ぐ本ですね。
 
≪石崎≫ 英語の参考書はビジュアル的に読めそうもない本も多いですよね。
いわゆる先生というのは、その教科が得意だからこそ、その道に進むのであって、得意な人というのは、どこでつまづいているか理解できないと思うんです。
もし、読者が100人いたら99人が脱落して、1人がその先生と同じ道に進むという図式があります。
私は、そうではなくて、残り99人に勉強の楽しさを知ってほしかったんです。
 
≪水野≫ とても高い志をお持ちなんですね。  
本の出足も好調なので、これからどんどん売れて行くと思いますが、今後こういう本を出していこうという目標、予定、夢はありますか。
 
≪石崎≫ 10月21日に小学校英語の本をマガジンハウスさんより出版します。(タイトル未定)魔法のストーリーを見ながら、英語の根本が理解できるという、まるで絵本のような本を作成中です。
それ以外にも、経済、マーケティングの分野で、「眺めて分かるシリーズ」が作れればいいなと思っています。
 
≪水野≫ 今回は新刊インタビュー第3回ですが、皆さん、口をそろえて、寝る時間を削ったり、割いても書いているとのことです。石崎さんもそのようですが、そこまで集中する理由は何でしょうか。
 
≪石崎≫ 本を通じて世の中に一石を投じたい。そういう気持ちが強くて、出版はそれを叶えるのに一番実現可能な手段が出版でした。
 
≪水野≫ 私も出版セミナーを主催していますが、実際に出版が決まり、1冊目を出すと、講演をする方が増えて、本を出版する前のその人とは変わっていく姿が頼もしいです。
石崎さんも、新しい本が出て、売れ行きを楽しみにしながら、次の本に繋がっていけたらいいですね。 
それでは、読者の方へのメッセージをお願いします。
 
≪石崎≫ 英語を少しでも勉強したいと思っている人に、是非、本書を手に取っていただきたい。
英語といえば、受験勉強、試験、暗記英語という印象ですが、私は英語とは、気持ちを伝える言葉だと思っています。
色々な国の人に心を伝えるのが英語です。それを読者に伝えていきたいです。
 
≪水野≫ 今日は貴重なお話、有難うございました。
 
≪石崎≫ こちらこそ有難うございました。
 
(構成 金子美子)
 
◆インタビュアー 水野 俊哉
 
【プロフィール】1973年生まれ。ビジネス書著者。
著書一覧 「成功本50冊勝ち抜け案内」(光文社)「成功本51冊もっと勝ち抜け案内」(光文社)「お金持ちになるマネー本厳選50冊」(講談社)「知っているようで知らない 法則のトリセツ」(徳間書店)「「ビジネス書」のトリセツ」(徳間書店)「モテ本案内51」(ディスカヴァートゥエンティワン)「誰もが無理なく夢を引き寄せる365日の法則」(きこ書房)「ビジネス本作家の値打ち」(扶桑社)「マトリックス図解思考」(徳間書店)「徹底網羅 お金儲けのトリセツ」(PHP研究所)「ビジネス用語の常識・非常識」(双葉社)
 
 取材/日経新聞、日経ビジネスアソシエ、日経キャリアマガジン、ゆかしメディア他
 
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