水野俊哉の新刊インタビュー Vol .1 
「英語を使って世界を広げよう i Phone 英語勉強法」 
日時 2010817日(火)
 
◆「i Phone 英語勉強法」 (日本実業出版社) 松本 秀幸 さん
http://amzn.to/iks9lR
 
【プロフィール】 TOEICテスト満点英語習得コーチ。1969年生まれ。
英語圏での生活経験なし、独学でTOEIC990点(満点)、英検1級、仏検準1級、中検2級を取得。英語習得コーチングの際には、「クライアントが必要としている英語力」を身につけてもらうために個人別の「最適習得プログラム」を活用し、クライアントの目標達成をサポート
米国、中国、およびヨーロッパ企業との国際的サプライチェーンでのビジネス経験を通じて養った「結果を出す英語力」とi Phoneやインターネットなどのツールを学習プロセスに取り込む「最適化コンサル力」の2つの軸に、パーソナルコーチング、セミナー、コンテンツ・制作等で好評を博している。
 
公式ブログ http://ameblo.jp/kaizencoach/
Twitter     @hide358

 

 
≪水野≫ 松本さんとは、2009年夏に私の出版セミナーにご参加いただき、初めてお会いしました。TOEIC満点をとられた方だとお聞きしてとても驚きました。TOEIC満点はとろうと思ってもとれるものではないので、本当にすごいです。
ところで、i Phone英語勉強法とありますが、松本さんは、i Phoneを購入して長いのですか?
 
≪松本≫ 2009年末に購入してまだ1年経っていないんです。使い始めてわかったのはi Phoneは、「読む 聞く 書く 話す」の要素全てが入っていて、ネットにも常につなげられるのでどこでも必要な資料を活用できるので英語習得の最高のツールだと感じています。
 
≪水野≫ 使い始めてまだ1年も経っていないんですね。ここまで使いこなせた理由はなんでしょう?
松本 元々私は携帯電話を携帯し忘れるくらい携帯を使わない人でしたが、i Phoneは日本語、英語に限らずフランス語、中国語、アラビア語など何語でも入力できるし、インプットとアウトプット、そしてそのトレーニングのための機能がついているので語学習得法マニア心に火がついてマニアックに使い込みました。
 
≪水野≫ i Phoneが多言語で打てるとは面白いですね。本書は英語を勉強する人の中でもどのような層に向けて書いたのですか?
≪松本≫ メインはi Phoneをすでに持っていて、かつ英語をモノにしたいと思っている20,30代ビジネスパーソンです。でも、いろいろ英語学習も試してみたけど、「時間がない」、「続かない」、「お金が無い」、「使う機会がない」、「何をやったらいいかわからない」という英語学習の5つの悩みを持っている方ならどなたにでも役に立つと思います。
 
≪水野≫ 松本さんが本に書かれているお勧めの、i Phoneの使い方をいくつか教えてください。
 
≪松本≫ iPhoneTwitterを使って英語学習に使うことですね。自分のお手本としている方をフォローしてつぶやきを読んだり、リプライしてみたりする。英語でもつぶやいてみる。スキマ時間にできます。また持ち運ぶと重い辞書や洋書、学習テキストをiPhoneでいつでも使えるようにすることです。自分の英語を録音して発音、スピーチの練習をするのもいいです。
 
≪水野≫ 英語版ドラえもんで、英文読解力アップなども興味深いですね。
 
≪松本≫ 「ドラえもん イングリッシュ・コミックス」ですね。吹き出しが英語で、英語音声で耳から英語が入り、日本語字幕が出てくるので自分のペースで読むことができるんです。お子さんも一緒に楽しみながら英語の勉強ができますよ。
 
≪水野≫ 楽しんで勉強できそうですよね。他には宝地図ムービーなど興味深いですね。
 
≪松本≫ これは目標達成のイメージ作りにいいと思います。私は自分用の宝地図を作ってますが、英語を使ってやりたいことや目標を宝地図や宝地図ムービーで作っておいてiPhoneでいつも見れるようにしておくといいです。私がTOEIC990点(満点)とったときも、スコアシートを封筒から出した時に、990点が取れているというイメージトレーニングをしました。実際にその通りになったんです。もちろん公式問題集をやるとか最低限のトレーニングはしましたよ(笑)
 
≪水野≫ それにしても、i Phoneを使いこなす方法を、短期間でよくここまで見つけられましたね。
 
≪松本≫ 本職はシステム的な仕事をしているのでどんなものでも情報を集め、要素・機能・プロセスといったもので分析し、最適なものに再構築するのが得意なんです。
スポーツをやっている人なら、スポーツとi Phoneをかけあわせてもいいでしょう。私は常に新しいツールや情報をキャッチしたらなんでも英語学習に掛け合わせているんです。
 
自分の興味あるところに結び付けて、新しい何かを結び付けてもっと良くできないか、常に考えています。
本書では、いろいろ浮かんできたアイデアの中から実践して厳選した内容をお伝えしてます。
 
iPhoneを活用した英語学習やシンプルなi Phoneの使い方がメインですが、英語習得コーチングでお伝えしている考え方、マインドセット、コツ、テクニックも各所に入れました。
 
≪水野≫ 試行錯誤しながら、自己流で英語の勉強をしている人が活用すると、とても効果が出る感じがしますね。
 
≪松本≫ 水野さんの出版セミナーに参加して、企画の作り方、構成、パターンなどが参考になって、出版への目的が明確化しました。英語の勉強も同じで、効率が悪くてつまづいている人が、効率の良い方法を身につけると、どんどん実力がアップしていくんですよ。
 
≪水野≫ 出版も英語も効率の良い方法があるのは同じなんですね。
それでは、「i Phone勉強法」と読むと、どんな効果が期待できるでしょう。
 
≪松本≫ 読んで実践することでi Phoneを中心に英語学習の環境を作ることができ、「いつでも、どこでも、好きなことをやって」を英語を習得することができるようになります。
本を読むことで色々な英語学習のアイディアに気づくことができます。
 
iPhone本では多く種類のアプリケーションを紹介することが多いのですが、この本では一般的なアプリは定番のもの(DropboxEvernoteGoodReader等)に絞りました。多くのツールを知ることよりも、数少ない効果的なツールを使い倒すことでより多くの結果を出すことを体感していただけると思います。
 
iPhoneの機能、アプリをどう活用したら英語学習の習慣化に活用できるか、自分が英語を習得するためのトレーニングにどのように活用できるか、そういったヒントを得ることができます。
またコラムには英語習得のためのエッセンスを詰めているので、是非立ち読みでもいいから読んでほしいです。
 
≪水野≫ 様々な英語学習の中でも、i Phoneを使う方法がお勧めですか?
 
≪松本≫ iPhoneはあくまでツールです。そもそも英語を学習する必要のない方はiPhoneを使っても使わなくても結果は出ないですね。
ただ英語を使う必要のある方にはiPhoneをつかえばいつでも必要なツールを活用できるので継続しやすいのです。
 
例えば英語の勉強に欠かせないものに英英辞典があります。簡単な英語で言い換えるというトレーニングは重要なのでコーチングのお客様にはおすすめしています。でも、実際にはせっかく本屋で辞書を購入しても買っても活用できてない方も多いのです。
その点、i Phoneは1グラムたりとも重くならないので「いつでも、どこでも、好きなだけ」使えてトレーニングを習慣化できるので、上達が早いです。
 
≪水野≫ フェイスブックの日記を英語で書くと添削をしてもらえたり、学習のサイトなど色々とあって楽しそうですね。
 
≪松本≫ 語学学習サイトのLANG-8では自分が書いた英文を英語ネイティブの方が直してくれる。こちらも日本語を直してあげられる。お互い協力しあえるのがいいですね。
 
≪水野≫ 松本さんのお話を聞くと、英語の勉強が楽しく感じますね。
 
≪松本≫ 私のセッションは基本的に、「英語習得プロセス」と「お客様の好きなこと」
とリンクすることなんですよ。好きなことだと簡単に繰り返せるでしょう。繰り返せば語学は絶対に身につきます。
 
≪水野≫ ところで、「i Phone 英語勉強法」を書こうと思ったきっかけを教えてください。
≪松本≫ 私は仕事をしながら英語習得のコーチをしているのですが、たまたま「最強の英語習得ツールiPhoneで英語学習」というお題でセミナーをする機会がありました。セミナー後にセミナーの内容をウェブで公開していたら、ちょうどそのトピックで著者候補を探していた出版社の編集者さんの目にとまって出版となりました。非常にラッキーなパターンです。
 
≪水野≫ まさにご縁ですね。最初に松本さんご自身が、英語が上達したいと思ったきっかけは何ですか?
 
≪松本≫ 私は当時(1980年代)の普通の日本人と同じで、13歳からABCを学び始めました。学校の英語の授業はとても楽しかったという記憶はないのですが、英語嫌いになる前に英語の成績を上げる方法を教えてもらって英語の成績が上がり、好きになりました。
マニアックな性格なので好きになったらトコトン突き詰めるのですが、英語学習の本をいろいろ研究して実践していきました。すると更に伸びるので楽しくて、いずれは英語を使って海外で仕事をという思いが強くなりました。単純ですね。(笑)
 
学校英語とは殆ど縁がなかったです。未だに日本語の文法用語はわからないものが多いです。(文法は大人の英語習得には必要なツールです。念のため!)
広島の山奥で育ったのですが、幸いなことに米軍の岩国基地の放送が聞けたので生の英語を十分インプットできたのも大きかったですね。
 
日曜日の午前中に流れてくる自己啓発的な内容も新鮮でした。その当時に家族愛や自尊心といった考えを毎週刷り込まれていたので(笑)、大人になっても割と海外の自己啓発的なセミナーや教材もそのまま受け入れられてますね。日本の外には日本と違う世界があると感じて、海外に行きたいと思いました。
英語が一度できるようになると楽しいですし、英語が出来るようになったことで、色々なチャンスを得られました。
 
≪水野≫ 英語が出来たことでのチャンスというのは、例えばどういうものだったのですか?
 
≪松本≫ 私が18歳の時に、日本から10人の若者をでアメリカのセミナーに招待するという公募があったんです。たまたまですが地方の応募者の中で私は英語ができた方だったので選んでいただきました。これが初海外のきっかけでした。
20代後半の2年間は青年海外協力隊に参加してモロッコ王国で活動しましたし、30代前半はシンガポール、中国、ニュージランドなどに1年の内1ヶ月平均は海外出張で仕事をしてきました。 
 
≪水野≫ 海外青年協力隊に参加されていたんですね。何かその時のエピソードなどはありますか?
 
≪松本≫ ええ、ある意味協力隊での経験は私の人生を変えたところがあります。それがボディーブローの様に何年かたってから効いてきました。
私は26歳から28歳まで青年海外協力隊に参加して、当時の自分にできることは自分なりにやったつもりでした。でも結局市場で仲良くなった子供達は教育の機会がないまま大人になっていくので、サイクル(貧困のサイクル)を抜け出せないと課題について何もできませんでした。
帰国後も途上国の子どもたちのことがずっと心に奥底に残っていて、やり残したことがあるように、ずっと感じていました。
 
2年前、ジョン・ウッドさんの「マイクロソフトでは出会えなかった天職」武田ランダムハウスジャパン)という本と出会ったのです。
貧困のサイクルを断ち切る、仕事をしながらでもできることはある、何よりもジョン・ウッド氏のビジョンに惹かれて自分もできることをやると決めました。
まずは翻訳などのボランティアをしましたが、そのうちもっと深く関与したくなったんです。
 
≪水野≫ もっと深く関与するというのは、具体的にどういうことですか?
 
≪松本≫ 私は、発展途上国の子供たちに学校を寄付できるようになりたいと思いました。そのためには資金が必要になってきます。
私は現在も会社員なんですよ。そして会社の仕事も充実してやっているのですが、サラリーマンの給与だけだと学校を建てるだけの寄付金は作れません。
そこで、「自分ができること」、「好きなこと」そして「他の人に役にたつこと」、つまり「英語」を使って起業しようと思いついたんです。会社が兼業OKだったので、英語のコーチングを始めたんです。
 
≪水野≫ そうだったんですか。松本さんが会社員をされながら、英語のコーチもされているのには、深い信念というか、大きな理由があったんですね。
こうして、英語のコーチをされたことから本の出版に繋がっていくというのは、まさに天命のようなイメージがあります。この本は英語だけでなく、松本さんの志のようなものが根底にあるから良い本になったんですね。
 
≪松本≫ 有難うございます。英語ができると自分の世界が広がり、それに影響する人たちの世界を広げることができます。私の英語習得サービスのキャッチフレーズは「英語を使って世界を広げよう」なんです。
 
≪水野≫ 英語を知ることで、まさに世界が広がる感じが伝わってきますね。最後に、この本の一番のポイントを教えてください。
 
≪松本≫ 実は書き始めた時の調査内容が仕上げの段階(再校)の確認では状況が変わっていることが多く驚きました。i Phoneの世界は動きが早いんです。
基本的に英語をマスターするためのマインドなど、ベースの部分は変わらないのですが、アプリの部分では変化が早いので、すぐに本の情報が古くなると感じました。
現在は、ブログで最新情報を入れたり、読者登録してくださった方へのニュースレターにも新しい情報を流しています。永く愛される本にしたいと工夫しています。
  
≪水野≫ 読者のフォローも考えていらっしゃるんですね。読者も本の価値以上のものを受け取れるのでお得ですね。今後の出版予定はありますか?
 
≪松本≫ 既に2冊目が決定しています。英語本に限らず、書きたいネタが15冊くらいあるんですよ。
 
≪水野≫ 15冊も企画があるというのは、楽しみですね。
i Phoneと語学が世界を広げる。つながる
今までもi Phone本は沢山出ていますが、機能説明などハック的な本が多かったと感じています。松本さんの本を読むと、i Phoneがただの道具ではなくなる。広い世界に繋がるきっかけになる。「i Phone勉強法本」すごくいい本ですね!
今後の活躍が楽しみです。今日は有難うございました。
 
≪松本≫ 有難うございました。
(構成 金子美子)
 
◆インタビュアー 水野 俊哉
 
【プロフィール】1973年生まれ。ビジネス書著者。
著書一覧 「成功本50冊勝ち抜け案内」(光文社)「成功本51冊もっと勝ち抜け案内」(光文社)「お金持ちになるマネー本厳選50冊」(講談社)「知っているようで知らない 法則のトリセツ」(徳間書店)「「ビジネス書」のトリセツ」(徳間書店)「モテ本案内51」(ディスカヴァートゥエンティワン)「誰もが無理なく夢を引き寄せる365日の法則」(きこ書房)「ビジネス本作家の値打ち」(扶桑社)「マトリックス図解思考」(徳間書店)
 取材/日経新聞、日経ビジネスアソシエ、日経キャリアマガジン、ゆかしメディア他
 
水野俊哉公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/toshii2008/
メールアドレス   happynews@live.jp
メールマガジン登録 https://www.mshonin.com/form/?id=218513278